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スケッチ忘備録82 動く動物

多分、始めて動物園でスケッチしたのは大学生の時だ。
小学生のときにもやった(やらされた?)気がするけど覚えていない。
キリンやゾウ、トラのイメージはあったし、気楽に動物園に乗り込んだ。
でも描き始めたらとにかくぜんぜん描けない。
あー下手だーというアナウンスが脳内でずっと鳴っていたように思う。

動いているものを描くのは慣れがいる。
技術もいるけどひとまず慣れだ。
慣れだから、何回かやる必要がある。

まあ、動物園にはジッとしている生き物もいるので、それをスケッチするのも面白いけど、動く彼らも描きたいですよね。
全員が全員、そう思ってることにして話を進めます。

実際、描けるようになってくると、ちゃんとやっぱり面白い。
写真みたいだ!というほどのことじゃなく、自分史上の小さな上達でも、なんだか良い気分になる。
英会話と同じ。
いくらか挨拶ができるようになっただけでも嬉しい、そんな感じ。

しかし慣れろといっても、ねえ。
描くことに飢えていて、動物園にとにかく行きたい何度でも、
という人以外はそもそもそんなに描く機会も多くない。
だから、回数を重ねて得た僕の意識の変化を紹介します。
描写力はともかく、視点だけならスキップして得られます故に、
参考になれば幸い。
前置きが長くなりましたが、以下です。

1つ目 諦める。

難しいんですよね。
だから自分のレベルに合わせます。
それを知るために、まず挫折しないといけなかったりする。
やってみて、ああ無理だと思ったらその段階は一旦諦めます。
全身いきなり描くのは諦める。
激しい動きは諦める。等々。

そして出来る難易度で再開します。
胴体だけ描く。
次に腕だけを描く。
目は点だけにする、などです。
形を単純にするのもその一つ。

難しい原因を探って簡単にします。

2つ目 ルールを無くす。

スケッチに限らず、いつの間にか設けたマイルールがある。
腕は【上腕 + 前腕 + 間接】で描かないといけない、みたいなことです。
別に1本のグニャグニャのゴムの棒みたいにしたって良い。

ルールを取り去ると、ハードルが下がることは多い。

例えば僕は、動物紹介の看板の写真を使ったりする。
動物があっちから、こっちに来るまでに身体を描いて、
去った後に看板写真を見て顔を描いて、
戻ってきたらまた身体を描く。
看板写真を使うのはズルいと考えていた時期もありますが、
待ってるのは暇だし、写真で得られる理解も多い。
看板を使いましょう、ではなくて、ダメというルールを無くした、です。

先に、先を描く、というのもそうだ。
言葉のリズムが良い。先に先を描く。

これは胴を描いたら、次に足先を描いて、そこから胴に繋げるといった描き方です。
人によっては一般的かもしれませぬ。まあ、勝手に決めてたマイルールは人それぞれだし、総じて、
課題に別角度からのアプローチもやってみる、みたいな感じです。

3つ目 復習する。

なんか違うなーと思ったときほど、正解への興味が沸く。
家に戻ったら、撮った写真を見たり、ネットで動画を調べて、
気になった動きや形をおさらいします。
アナトミーを調べるのも良き、です。

ちなみに動物園スケッチのWSも時々やってまして、
参加者に配布しているテキストには図解の絵も設けてますが、めんどくさいのでここでは割愛。

記憶力、描写力はそれこそ何度かやると向上するので(まさに慣れ、です)
とりあえずというか、結局はやってみてください。

おまけ おすすめの動物

サル。です。
ケージの中に居ることが多いから、遠くに行ってしまうことが無いし、
ケージ内も茂みがあって隠れやすいというより、まあまあむき出しのことが多いし、
それなりに近くで見れることも多く、
何よりだいたい動いてる。

動き回るので最初は難しいモチーフですが、
慣れてきたらむしろ楽しい、中ボスみたいな動物です。是非。

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