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FIREに必要なのは結局いくらなのか?

FIREを目指す上で一番最初に決めることは、「目標額をいくらに設定するか」だと思います。

私自身は、あまりFIREの目標額をはっきりと決めずにひたすら投資し続けてきたのですが、目標がはっきりしていないと、山頂の見えない山を登っているようで道中がなかなかしんどく感じるものです。

そこで、FIRE目標額はどれぐらいを目安にすればいいのか、改めて考えてみました。


王道の4%ルール

全く働かない完全FIRE(フルFIRE)の場合、「資産収入>生活費」の状態を目指すことになります。

FIRE界隈では頻出の「4%ルール」で考えると、生活費の25倍がFIRE目標額の目安ということになります。
一方でこの4%ルールは、米国における1926〜1995年の過去データから、米国株の平均リターン7%とインフレ率3%を前提条件に置いているため、現在の日本でFIREする場合にそのまま適用していいかどうかは議論の余地があるでしょう。

また個人的には、月々いくら取り崩せるのかが分かる早見表があるといいなと常々思っていました。

シミュレーションしてみた

そこで、いくらあれば毎月いくらを取り崩せるのかシミュレーションサイトを使って実際に計算してみました。
設定した前提条件は次の通りです。

・40歳でFIREして100歳まで資産を持たせたい(取崩期間は60年間)
・投資の年平均リターンを4%、7%、10%の3パターンで設定

100歳でDIE WITH ZEROする想定ですね。
これで計算した結果、以下の表のようになりました。

表の資産額とリターンが交差する数字が、毎月の取り崩し可能額です。
例えば、運用資産1,000万円でリターンが4%の場合、毎月3.6万円を取り崩せることになります。

当然、運用資産額は多ければ多いほど、リターンは高ければ高いほど、毎月取り崩せる金額も大きくなります。
税金は考慮していないので、NISA口座で運用していない場合の手取りは、表示金額の8割程度になりますね。

FIRE目標額はいくらか?

想定リターンを3つのパターンで計算しましたが、全世界株式の過去37年の平均リターンは約8.5%、S&P500の過去33年の平均リターンが約10.6%なので、日本のインフレ目標2%を加味しても、リターン7%あたりが現実的かなと思います。

総務省の2024年の家計調査によると、平均的な生活費は独身で約17万円、2人世帯で約26.5万円、4人世帯では32.3万円というデータがあります。

リターン7%で考えると、独身で平均的な生活を送るのには、3000万円の運用資産が必要ということになります。
同様に、2人世帯の場合は5000万円、4人世帯なら6000万円が資産収入だけで生活費を賄えるラインです。

まとめ

ということで、完全FIREを目指すとしたら、以下の運用資産額が一つのゴールといえそうです。

  • 独身は3000万円

  • 2人世帯は5000万円

  • 4人世帯は6000万円

もし完全FIREではなく、サイドFIREをして生活費の半分は労働収入で賄うことを考えるなら、必要な資産額もそれぞれの半分でいけそうです。
つまり、独身なら1500万円、2人世帯なら2500万円といった感じですね。

まぁ、生活スタイルや価値観で必要な生活費も大きく変わってくるでしょうから、あくまで目安に過ぎません。

実際の株価はマイナスになる年もありますし、それが数年続くケースもありますので、現実的には生活費の2〜3年分くらいの現金は生活防衛費として余分に用意しておくのが良いでしょうね。

この他にも、目標額を貯めるのに必要な積立額のシミュレーションも行っています。もし興味があれば、以下の動画をぜひ見てみてください。

それではまた!


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