腸腰筋のストレッチ|反り腰・つまずきやすいを改善
「最近、脚が前に出づらい」
「座っていると腰が固まる」
「前ももばかり疲れる」
「反り腰っぽい気がする」
こういった悩みの背景で、よく関係しているのが「腸腰筋」です。
ただ実際の現場では、
・腸腰筋を“伸ばしているつもり”
・でも実際は腰を反っているだけ
というケースがかなり多く見られます。
今回は、
・腸腰筋とは何か
・なぜ硬くなりやすいのか
・ストレッチで期待できること
・ストレッチのやり方
・効果を出しやすいコツ
を解説します。
腸腰筋とは?

腸腰筋とは、
・腰の部分から始まる「大腰筋」
・骨盤の内側から始まる「腸骨筋」
の総称で、股関節前面(太ももの付け根)をまたいで、大腿骨(太ももの骨に付着しています。
主に股関節を屈曲する(脚を前方へ挙げる)働きがあり、歩く・階段・走る・立ち上がるなど、日常でもかなり使われています。
股関節・骨盤・姿勢・腰に強く関わる筋肉でもあります。
なぜ現代人は硬くなりやすいのか
大きな理由は、「座る時間が長い」こと。
座っている間、股関節は曲がった状態になります。

つまり腸腰筋は「縮んだまま、硬くなりやすい」筋肉になります。
とくに、
・デスクワーク
・スマホ時間の増加
・車移動中心
・運動不足(または、やりすぎ)
が続くと、硬くなる場合が多く見られます。
腸腰筋が硬い人に見られる特徴
腸腰筋が硬いことでよく見られるのが、
・前ももが張る
・歩幅が小さい
・股関節が詰まる
・腰が反りやすい
・長く歩くと疲れる
・お尻が使いづらい
などの状態。
とくに、「お尻を鍛えているのに、前ももばかりに効く」という方は、股関節前面の硬さが関係している場合があります。
腸腰筋のストレッチで期待される効果
ストレッチで期待される効果として、
・股関節前面の柔軟性向上
・歩幅改善
・前ももの張り軽減
・腰の圧迫感軽減
・姿勢改善
・ヒップアップの効率アップ
などが挙げられます。
腸腰筋のストレッチの注意点
腸腰筋ストレッチでよく見られる誤りは、
・腰椎(腰の部分)の反りが強調される
こと。
この場合、
・腸腰筋の伸びが半減
・骨盤が前傾する(腰を痛めやすい)
といったリスクが出てきます。
→ストレッチ中は、
・骨盤を後傾させて(腰を丸めて)行う
と、安全に腸腰筋を伸ばすことができます。
腸腰筋のストレッチのやり方
・寝ながら行うストレッチ

①仰向けになって、片方のヒザを胸のほうへ抱えます。
(難しい場合は、ヒザの裏で手を組んでも良いです)
②もう一方の脚を伸ばし、太ももの付け根を伸ばします。
(腰は反らせないように。太ももの付け根の下にクッションなどを置くと、範囲が広がります)
・片ヒザ立ちで行うストレッチ

① 片ヒザ立ちになり、
② 両手を床について、腰を丸ます。
③ ストレッチする側の脚を、大きく後ろへ引いていきます。
(前脚のヒザの角度が、90度以上になるように)
④ 後ろ脚の太ももの付け根を、床に近づけるようなイメージで伸ばします。
(つま先と太ももを、やや内側にひねるようにすると効果的です)

*前脚がつっかえる場合は、脚を外側へ出して行っても良いです。
太ももの付け根が伸びているのを感じたところで、15~30秒キープ。
呼吸を止めないよう、リラックスして行います。
まとめ
腸腰筋は、「歩く・立つ・姿勢を保つ」筋肉になります。
そして現代人は日常の機械化により、
・座りすぎ
・動かなすぎ(または、動きすぎ)
によって硬くなりやすい部位でもあります。
もし、
・前ももの張り
・歩くスピードの低下
・腰の張り
・股関節の詰まり感
などが感じられる場合は、
まずは無理のない範囲で、股関節前面を整えるところから始めてみるのがおすすめです。
小さな積み重ねでも、身体は少しずつ変わっていきます。
