ムカデのジレンマ。
調べたらすぐ出てきますので、なぜこれを題名にしたのかという話を書こうと思います。
簡単に言えば「当たり前のように行っていることを改めて考えてみるとできなくなる」ということなんですね。これが教育や指導現場では当たり前のように起きてることであり、子供たちが悩む原因にもなります。
練習というのはオートマチック化するためにやるものであって、毎回毎回悩むものではないのです。仮に悩むのだとしたらそれは修正法という方法を用いて1回ごとに説明したり修正したりを繰り返して正していくもので、練習で何球も打つ時はそれをクリアした後に行うものです。つまり一般的にレッスンで行うものについては修正ではなく練習になりますね。その練習を繰り返しやることでその動作が当たり前になり、考えずとも自然とその動作になる「オートマチック化」が可能になります。
そのオートマチック化したものをさらに改良していくことは必要なことですが、そこにおいて説明が多かったりやることが多かったり考えることが多いとオートマチック化してきたものが「マニュアル化」してくるわけです。車で例えれば自動変速されたものが急に自分で変速するとなればどう動かしていいか考えながらになるので車の挙動も安定しません。
ムカデのジレンマでは身動きが取れないムカデは餓死したとありました。足を動かすことを考えてしまったために命を落とす、これはテニスであればプレーできず自信喪失にも繋がります。
常に何かを得たい気持ちはわかります。しかし物事には鍛錬する期間も必要でRPGゲームで言う同じ敵と戦ってレベルアップしていく期間なので面白みは失われやすくなります。だからこそその期間を楽しめるように指導しなければなりません。できる姿をイメージし、できるようになっていく自分を楽しく思える、そんな指導をしていきたいと思います。
