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環境が人をつくり、人が環境をつくる──銀行出身の私が“即実行力”と“自動化”に辿り着くまで|🪶 第1章

※本シリーズは、特定の企業や職場を描いたものではなく、
経験を通して得た「環境と成長」の関係を綴った記録です。

「5秒の決断の法則」という記事を読んだとき、 私はふと、自分の“即実行力”がどこで育ったのかを考えた。

思い返せば、それは銀行で働いていた頃。 正確さとスピードが何よりも求められる環境の中で、考えるよりも早く、体が動くようになっていった。

しかし、環境が変わると、当たり前は一瞬で崩れる。 仕組みのない現場で、私は初めて“システムが支えてくれていた正確さ”の存在に気づいた。

そこから始まったのは、自分の手で仕組みを再構築しようとする小さな試み。 Excelも自動化も、最初はまったくの独学だった。 けれど、そのプロセスの中で私は、「環境が人をつくり、人が環境をつくる」という循環を体感することになる。

これは、銀行で培った“即実行力”が、 やがて“仕組みづくり”という新しい形へと進化していくまでの記録である。



🪶 第1章:きっかけと原点──“5秒”が育てた反射神経

先日、ある記事を読み、ふと、自分の中にある“即実行”の源について考えた。

それが、藤原さんの「5秒の決断の法則」に関する記事である。
「5秒以内に動くと、人生が変わる」という言葉を追いながら、
自分の中にある“即実行力”の原点を思い出していた。

藤原さんの記事はこちら👇

──あぁ、私の「5秒」は、もうずっと前から、体のどこかに、否応なく刻まれていたのだ。

思い返せば、私のキャリアが始まった場所、銀行。
そこには、「現金その場限り」という鉄則があり、それがすべての行動の基盤となっていた。
お客様の前での金銭授受は、たとえ1円でも誤差が許されない精密な世界。
しかも、一瞬の迷いや立ち止まりが、業務全体を止めてしまう。
だからこそ、判断の速さと正確さを同時に磨く訓練が、日常のあらゆる動作に組み込まれていた。

「どうすれば正確に、より早く処理できるか」を常に考える世界。
考えることと動くことが、ほとんど同時に起きていた。
長く続けるうちに、その感覚は“思考の筋肉”のように育っていった気がする。

数字を扱う精密な世界でありながら、求められるのはリズムとテンポ。
それはまるで、スポーツのようだった。

そういえば──。
学生時代に熱中していたセーリング競技も、行動原理は同じだった。
風を読むのが一瞬遅れれば、艇は思わぬ方向へ流される。
帆を張る角度、体重移動、舵の切り替え。
すべてが一瞬の判断にかかっていた。
頭で考えることと、体を動かすことの境界が消えていくような感覚だった。

あの頃の“風を読む感覚”は、銀行の現場にも通じていた。
違うのは舞台だけで、求められる“瞬発の正確さ”は同じだった。
そして、そんな環境に長く身を置くうちに、
私は「考える力」と「動く力」を同時に磨いていったのだと思う。

今思えば、それは生まれ持った性格ではなく、「環境」が私に染み込ませてくれた反射だったのだ。

──しかし、その環境から離れて初めて、私は大きな壁にぶつかることになる。
次の章で、その驚きと気づきについて語ろう。

⛵次章はこちら👇


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