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わたしの“生きづらさ”の陰にあったもの─発達性トラウマ

こんにちは、「中医学はぐくみ相談室」のアユミです。
今日は、長年わたしが抱えてきた“生きづらさ”について、少しお話しさせてください。


わたしにはトラウマなんてなかった、と思っていたけれど

みなさんは「トラウマ」という言葉にどんなイメージを持っていますか?

「わたしには、トラウマなんてなかった」と思っていました。
家庭に大きな問題があったわけでもなく、
暴力や虐待を受けていたわけでもない。

……と、その時は思っていたけれど、
後から振り返ると、実はけっこういろいろ問題があったなぁと、今では思います(笑)。

それでも、「これが普通」だと思っていたから、
自分の中にずっとあった生きづらさやメンタルの不調の“理由”がわからなかったんです。

わたしは10代の頃から、20年近くメンタルの不調を抱えてきました。
「なにか大きな出来事があったわけじゃないのに、どうしてこんなにしんどいのだろう」
そう思いながら、自分の心と体にずっと違和感を抱えていたのです。


わたしが「発達性トラウマ」という言葉に出会ったきっかけ

わたしは長い間、

  • 理由のわからない不安

  • 気分の浮き沈み

  • 人間関係での過剰な緊張や遠慮

  • 原因不明の疲労感

などに悩んでいました。

そしてある時、突然高熱を出して大きな体調不良に見舞われました。
それを機に慢性疲労症候群と診断され、徐々に歩けなくなり、寝たきりの状態になったんです。

そこから、体の回復のために中医学を軸にいろいろと学びはじめました。
そしてその過程で出会ったのが、「発達性トラウマ」という言葉でした。

最初は戸惑いもありましたが、
「そうか、わたしのこの生きづらさにはちゃんと理由があったんだ」
と理解できたことで、ようやく自分を責めることをやめるきっかけが生まれたんです。

わたしにとって「発達性トラウマ」という言葉は、
病名やレッテルではなく、“自分を理解するための鍵”でした。

そしてそこから、自分自身と向き合い、整えていくための“道”が見えてきたように思います。


発達性トラウマとは?

発達性トラウマとは、幼少期に繰り返された“小さな傷つき”や“安心の欠如”により
神経系の発達や情緒の安定がうまく育たなかった状態を指します。

これは、一度の大きな出来事(事故・災害など)というよりも、
“長期間にわたる慢性的なストレス”のほうが問題になります。

たとえばこんな体験が重なると、発達性トラウマになることがあります

  • 感情を否定された(「そんなことで泣くな」「我慢しなさい」)

  • 頑張っても認められなかった

  • 親の顔色をうかがっていた

  • 「いい子でいないと愛されない」と思っていた

  • 話を聞いてもらえなかった

  • 家庭内に言葉では説明できない緊張感があった

  • 親が病気や忙しさで、安心して甘える経験が少なかった

こうした体験の中で子どもは、
「感情を出すと嫌われる」「私は大切にされない存在なんだ」
という“感覚”を、言葉にならないレベルで身につけていきます。

それが大人になったとき、

  • 自信のなさ

  • 慢性的な疲労

  • 過剰な気遣い

  • 感情のフリーズ

  • 人とのつながりでの居場所のなさ

といった“生きづらさ”として表に出てくることがあります。


わたしの中にあった「小さな傷たち」

今思えば、わたしにもこうした体験が積み重なっていました。

  • 頑張っても「足りない」と言われることが多かった

  • 誰にも本音を聞いてもらえなかった

  • すぐに「気にしすぎ」と言われて、自分の感覚に自信が持てなくなった

  • 休むと罪悪感があって、常に何かしていないと落ち着かなかった

でも当時の私は、
「これくらい、みんなあることだよね」と、
自分の傷に気づかないようにして生きてきたのだと思います。


回復は「つながり直すこと」から始まった

トラウマは、消えるわけではありません。
でも、「あのときの自分」と「今ここにいる自分」がつながり直すことで、
少しずつ身体も心も整っていくのだと、私は実感しています。

中医学や神経系のケア、身体からのアプローチ、自然との暮らし…
そういった積み重ねによって、私は今も自己調整を続けながら、
少しずつ自分の感覚やエネルギーを取り戻してきました。


最後に、みなさんに伝えたいこと

もしあなたが今、

  • なんとなくずっと疲れている

  • 人との関わりがしんどい

  • 自分に自信が持てない

  • 何もないのに涙が出たり、無気力になる

そんな“理由のない生きづらさ”を感じているなら、
その奥には、あなたがかつて必死に守ってきた感覚や記憶があるのかもしれません。

それは、あなたが壊れていたからではなく、
生き延びるための知恵だったのです。

少しずつ、自分とつながり直していくこと。
それが回復の第一歩になること、わたし自身が一番知っています。


今も少しずつ、自分を整えながら歩いています。

もしこの記事があなたの心にふれて、
「ちょっと話してみたいな」と感じたなら──
わたしは、いつでもここにいます。

中医学や身体からのアプローチを通して、
「今ここ」から少しずつ安心を取り戻していくサポートをしています。
心と体を分けない中医学だからこそ、できることがあります。

ご相談について詳しくはこちらをご覧ください。
中医学はぐくみ相談室

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