不便な手間さえも「味」になる。万年筆と過ごす時間。
万年筆という道具の、デザイン、独特な佇まいには、抗いがたい魅力があります。
いろいろな色のインクを使ってみたいということもあり、新しいインクを手に入れると、それに合わせて新しいペンも欲しくなる。そんなサイクルで集まってきた万年筆の中から、自分にとって思い入れのある数本を中心に紹介します。
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LAMY サファリ
軽くて丈夫な樹脂製ボディと、正しくペンが持てるように設計されたグリップが特徴の、世界中で愛されている定番モデルです。大型のワイヤークリップはホールド力が高く、厚手のノートの表紙やポケットにも安定して固定できる実用性を備えた1本です。

他に透明軸も2本持っています。
伊東屋限定モデルとトラベラーズノート
最も気に入って使っているのが、伊東屋限定のサファリ x itoya カッパー01というモデルです。愛用のトラベラーズノートに合わせて購入したもので、カッパーカラーのクリップが特徴の1本。
ノートの革の質感と、このカッパーの色のマッチングが気に入っています。道具同士のトーンが揃うと、それだけで持ち歩くのが少し楽しくなります。



現在購入できる3代目はマットボデイのピンク
PILOT コクーン
このコクーンには思い入れがあります。
以前、お世話になった会社の先輩が引退される際に記念品をお送りしたのですが、そのお返しとして頂いたものです。
シンプルな造形ですが、程よい重量感があって書きやすい。仕事の記憶とともに手元にある一本です。

手頃な価格で万年筆入門にもおすすめ。
LAMY studio
今回紹介する中で、特にデザインが気に入っているモデルです。
studioはlamyのラインナップの中ではミドルクラスのモデル。プロペラのような形をしたユニークなクリップが象徴的な、シンプルながらも意匠を凝らしたモデルです。樹脂製のサファリが持つ軽快な使い心地とはまた趣が異なり、金属軸ならではの落ち着いた質感と適度な重みを備えています。


適度な重みで筆記も安定します。
最近はデジタル署名が主流になってきたので機会が減ってきましたが、直筆のサインが必要な時にはstudioを使用しています。
カクノ、ライティブ
他にもカクノやライティブなど、安価なモデルも活用しています。特にカクノは、近年では多彩な新色が展開されたり、自分好みに手を加えるファンがいたりと、独自の立ち位置を築いている面白い存在です。
これらは、新しく試してみたいインクを入れるための、気軽な受け皿のような存在です。国産ニブならではの安定した書き味もあり、気兼ねなく手に取れる安心感があります。


終わりに
ボールペンに比べれば、インクを吸わせたり洗浄したりといった手間がかかり、実用面では不便なことも少なくありません。ですが、その面倒なメンテナンス作業さえも、道具と向き合う「味」として楽しめるのが万年筆の良さだと感じています。
お気に入りの色のインクを使い、書くことそのものを味わう。そうした時間を重ねるなかで少しずつ増えていった道具たちは、今では私の机の上に、なくてはならないものになっています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。皆さんの万年筆ライフが、より彩り豊かなものになりますように。
よろしければ「スキ」をいただけると嬉しいです。
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