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uni-ball ZENTO | 「かく」ひとときを心地よくするインク

2本のボールペンを購入した。ユニボールzento3色ペンのシグネチャーモデルとフローモデル。
​もともと品薄で手に入らないだろうと諦めていたのだが、図らずも発売直後に2本とも迎えることになってしまった(その顛末は、記事の最後に)。
せっかくなのでペンの紹介とインプレッションを書き残しておこうと思います。

※本記事中にはAmazon、楽天のアフェリエイト広告を使用しています。


三菱鉛筆 uni-ball ZENTO

​このペンの「ZENTO(ゼント)」という名前には、いくつかの素敵な言葉が込められているらしい。ありのままの私でいることの「然」。自分にとっての価値を見つめる「善」。そして、心おだやかに今を生きる「ZEN」。

「かく」ひと時を通じて、日々がより心地よいものになるように、という願い。三菱鉛筆が長い開発期間を経て世に送り出した渾身の水性ボールペンだ。

滑らかな書き味のペン

仕事用のノートにはKOKUYO WP ファインライターと、uni-ball ZENTOのシグネチャーモデルを主に使っている。

ノート用のメイン
手前がuni-ball ZENTOシグネチャーモデル、
奥の2本がKOKUYO WP finewriter

万年筆のような書き味とボールペンのような扱いやすさ。ファインライターとZENTOはそれぞれ全く異なるペンの構造ながら、いずれも滑らかな書き味が特徴。その軽やかな筆記感は、思考よりも早く筆先が走るような感覚があり、速記したい打合せ中のメモから、思考整理まで様々な場面でその良さを感じられる。

uni-ball ZENTOの特徴
柔らかな書き味を実現するZENTOインク
ファインライターの特徴
毛細管現象でインキを吸い上げる独自の先端チップ

​インクの性質だけでなく「字の太さ」も対照的。​ファインライターはフェルトペンのような、わりと肉厚で豊かな太い字、先端チップの僅かなしなりで線の太さ、トメ、ハネ、はらいに抑揚がでる独特な書き味。
一方でZENTOは、0.38、0.50mmの極細ボールは、輪郭がカチッと決まるかなりの細書き。
ノートを開いたときのその日の気分や、書き込みたい情報の密度によって、このキャラクターの違う2本を使い分けるようにしている。

例えば、フィールドなどで立って書く場面や、アイデア出しや思考整理には太字でサラサラ書けるファインライター、打合せ中や細かな書き込みをしたい時はZENTOというような使い分け。どちらも書くのが心地よいペンだ。

​uni-ball ZENTOに多色モデル

​uni-ball ZENTOに満を持して3色ペンが登場するという情報が流れてきたのは6月の上旬頃。
ホームページで発表されたデザインは、単色モデルのデザインを受け継いで非常にスマートに仕上がっていた。

左からシグネチャーモデル、フローモデル、スタンダードモデル
※公式からお借りしてきました。

フローモデルは、アルマイト塗装を施したアルミ製となっており、本体部分と色分けされたツートンカラーはとても上品で、多色ペンを思わせないスマートな仕上がり。

シグネチャーモデルは、単色のデザインを踏襲し、本体中央部にローレットを組み込んだ回転繰り出し式が採用され、高級ペンらしいシンプルで上質な仕上がり。

uni-ball ZENTO3色ペンの実際の書き味は

この3色ペン、既にいくつかのレビュー記事でも書かれていますが、とても素晴らしい仕上がりとなっている。
多色ペンながら非常にスマートに仕上がっており、高級感もあって、どんなアイテムともよくあうデザイン。ペン先のガタツキもなく、単色タイプの書き味そのままに、非常に実用的な仕上がりである。

uni-ball ZENTO色々
奥からフローモデル単色、フローモデル3色、シグネチャーモデル単色、シグネチャーモデル3色
フローモデル比較
ペン軸がやや太くなり、ノックボタンがなくなった分やや短くなったボディ。アルマイト塗装のアルミ製パーツは上質さが増している。
※単色は初期モデルです。
シグネチャーモデルはキャップ式
マグネットでカチッと止まるのが気持ち良い。
3色ペンになったことで細くなっていた部分が太くなりました。個人的には結構残念なデザインと思っていた部分なので、バランスが良くなりとても良いです。
中央にあるローレットを回すことで色を切り換えられる。キャップ式なのでいちいち回して収納しなくていいため、使い勝手が良い


デザインも自分好みとなったシグネチャーモデルは、ファインライターに代わってノート用のメインとしてペンスリーブに収めることとした。

PLOTTERのペンスリーブにZENTO

uni-ball ZENTOは、非常に書きやすく一度使うと手放せなくなる。同じリフィルで廉価版のスタンダードモデルからハイエンドのシグネチャーモデルまで使うことができる汎用性も素晴らしい。スタンダードモデルは安価で手に入るので、まだ使ったことがない方はまずはその書き味を試してほしい1本です。

▶購入リンク
カラーが豊富にあるので、リンク先でご確認下さい

単色ペン

3色ペン
※現在品薄でAmazonでは入手できません。販売が再開されたらリンクを貼るようにします。
※楽天では購入可能


あとがき 〜購入記〜

uni-ball ZENTOの3色ペンをすぐに手に入れる予定は、本当を言えばなかった。それは、どうせすぐには手に入らないだろう、とあきらめていたから。

​単色モデルのとき、狙っていた上位モデルは発売と同時にどこからも消えてしまった。私がようやくそれを手にしたのは、世の中がそのペンの存在に慣れた半年も後のことだった。だから今回も同じだろうと思ったし、発売日に私は、文房具店など見当たらない地方へ出張することになっていた。「縁があれば、そのうちに」。私は自分の物欲に、静かに蓋をして、忘れることにした。

​しかし、モノとの関係というのはいつだって気まぐれだ。
​発売日あとの週末、私は子供のノートを買うために、近所のお店の小さな文房具コーナーにいた。そこで、棚の隅にぽつんと残された1本のフローモデルを見つけた。あきらめていたものが、向こうから不意に目の前に現れる。
「向こうから来てくれるなら、仕方がない」。そう言い訳をしながら、1本目を手に入れた。

発売されたことを思い出させてくれた、店に残った最後の1本

​続きは、その2日後にあった。出張先の大阪で、帰りの新幹線を待つわずかな時間、私はある文具店に吸い寄せられた。棚を覗いた瞬間、今度はたったひとつ残ったシグネチャーモデルと目が合った。そこにあるなら、買うしかない。私の右手は躊躇なく商品を掴んでいた。

たったひとつ残っていたシグネチャーモデル

​実は、いま愛用しているKOKUYOのファインライターを、やはり品薄だった当時に見つけたのもこの店だった。どうやら私とこの場所の間には、お気に入りの筆記具を引き寄せる、少し不思議な磁場のようなものが通っているらしい。

​予定を大きく前倒しして、私の机には2本のZENTOが揃った。
合わせて8000円弱。予定外の出費ではあったけれど、並んだ2本のスマートな佇まいを眺めていると、これはとても正しい選択だったのだと、静かに納得している。

心もお財布も軽くなって東京に帰ってきました

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。​みなさんにも、心おだやかに過ごせるような、素敵なお気に入りの道具との巡り合わせがありますように。

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これまでの記事をまとめています。


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