ステドク記事 | IBM、中国の研究開発部門を閉鎖し、機能を海外に移転
【要点】
◎ IBMは中国の研究開発部門を閉鎖し、その機能を海外に移転。この措置は、1,000人以上の従業員に直接的な影響を与え、テクノロジー業界全体のグローバルな配置と人材の流動に重要な影響を及ぼす可能性がある。
◎ これは、IBMの人工知能などの主要技術分野における開発戦略および世界市場での競争力に直接的な影響を与える動きでもある。
【背景】
◎ IBMは2023年1月に3,900人の人員削減を発表し、2024年3月には海外でさらなるリストラを実施。最も大きな影響を受けたのはマーケティングおよびコミュニケーション部門であった。
◎ 2023年5月には、マイクロソフトが現地従業員に対し海外移転を検討するよう求め、中国における米国テクノロジー企業の経営環境の厳しさを浮き彫りにした。
【出来事】
◎ IBMは中国の研究開発部門を閉鎖し、その機能を海外に移転。これにより、1,000人以上の従業員が影響を受けている。
◎ ウォール・ストリート・ジャーナルによると、IBM幹部のJack Hergenrother氏が仮想会議でこの決定を社員に伝えた。
◎ 閉鎖される部門には、主に研究開発テストを担当するIBM中国開発センター(CDL)およびIBM中国システムセンター(CSL)が含まれている。
【今後の展望】
◎ IBMは、影響を受けた従業員にN+3の補償を提供し、研究開発部門の閉鎖による影響を軽減する予定。
◎ アフターセールスおよびコンサルティング部門の従業員は、中華圏の顧客をサポートするために引き続き通常のアクセス権を保持し、IBMのサービス能力に影響を及ぼさないようにする。
◎ IBMのCEOであるArvind Krishna氏は、2023年12月に全従業員のAIスキルを強化する計画を発表。これにより、IBMはAI技術への投資と応用をさらに強化することを示唆している。
【市場の予測】
◎ IBMの広報担当者は、これらの変更が中華圏の顧客支援能力に影響を与えることはないと強調し、同社の市場へのコミットメントを再確認した。

