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#1876メタファーで解く、例えるとわかるシリーズ ---2回目

メタファーで解く、例えるとわかるシリーズ 第2回「コーチング×f1レースのピットイン」

こんにちは・こんばんは、在りさんです。今日も聴いてくれてありがとうございます。

このチャンネルでは、コーチングとか、AIバイブコーディングとか、営業・販売の話を、スポーツとか料理とか、いろんなメタファーで語るシリーズをやっていて、今日はコーチングを、F1レースのピットインで例えて話そうと思います。

実はこの話の原型は、コーチングの師匠、だいじゅさんに15年ほど前に聞いた話なんです。当時は何気なく聞いてただけだったんですけど、こないだテレビ番組で、元F1レーサーの方が話してるのをたまたま見てて、ふっとその話がよみがえってきて。ああ、これコーチングそのものだったんだって、今さらながら腑に落ちたんですよね。

ピットの様子とか、無線でのやりとりとか、話を聞けば聞くほど、あ、これコーチとクライアントの関係と一緒じゃんって、一人でテレビの前でうなってました。家族にちょっと引かれましたけど。

まず、レースを走るのは誰かっていうと、クライアントなんです。クライアントがF1カーに乗って、自分の目的に向かって、自分の判断でアクセルを踏んで、コースを走っていく。誰かに代わりに運転してもらうわけじゃない。あくまで自分の人生というコースを、自分のハンドルさばきで走っていく。これが主体的に行動するっていうことなんですよね。

で、ぼくコーチはどこにいるかっていうと、ピットにいるんです。ピットでスタンバイして、無線でつながってる状態。走ってる最中も、無線で相談を受けたりはするんですけど、ハンドルは握らない。運転するのはあくまでクライアント本人なんです。これ、アドラー心理学で言うところの課題の分離そのものだなと思っていて。レースを走る、ハンドルを切る、これはクライアントの課題。コーチであるぼくの課題は、ピットで準備を整えて、いつでも相談に乗れる状態を保っておくこと。

ここの線引きが曖昧になると、コーチングやってて本当によく感じるんですけど、代わりにハンドルを握りたくなる瞬間って正直あるんですよ。でもそれをやったらもう、それはコーチングじゃなくなっちゃう。

ただ、課題を分けるっていうのは、無関心になるっていうこととは違うんですよね。優勝っていうゴールに向かうこと自体は、クライアントとコーチの協働の課題でもあるんです。同じチームとして、同じ目的を見てる。分けるところはちゃんと分けて、でも一緒に目指すところは一緒に目指す。この両方が同時に成り立ってるのが、F1のピットとコースの関係だなと思うんです。

で、ここも今の話とつながるんですけど、ピットに入ってくるかどうかを決めるのも、クライアントなんですよ。コーチの方から強引に呼び戻すことはしない。本人が、ちょっとタイヤ交換したいな、作戦立て直したいなって思ったタイミングで、ピットに入ってくる。走るのも本人の課題、ピットに入るタイミングを決めるのも本人の課題。コーチができるのは、いつでも無線がつながってる状態を保っておくことだけなんですよね。

ピットに入ってきたら、そこで初めてじっくり話すんです。今のコースどうだった、タイヤの状態はどうだった、次の作戦どうする、みたいに。これがコーチングのセッションそのものなんですよね。短い時間の中で、次のスタートに向けての作戦を一緒に立てる。ここで無理に長居させたりはしません。作戦が決まったら、また送り出す。正直、もっと話していたいなって思う日もあるんですけど、それはぼくの都合であって、クライアントの課題じゃないので、そこはぐっと我慢します。

なるほどなぁと思ったのが、ピットを出たあとは、また一人で運転するっていうところで。セッションとセッションの間って、クライアントは一人で実践してるんです。でも無線はつながってる。一人だけど、孤独じゃない。この安心感が、アクセルを踏み込む勇気づけになっていくんですよね。

ちょっと横道にそれるんですけど、ぼくもMasters陸上のM55クラスで100mを走ってるんですが、スタートラインに立った瞬間って、本当に一人なんです。マスターズ陸上って、そもそもコーチがついてるわけじゃないので、無線すらないんですよね。
でも、それまで積み重ねてきた練習の感覚とか、自分の中で反芻してきた気づきとか、そういうものが体に残ってて、それが自分を支えてくれる。

これ、F1のピットインの構造と、まったく同じだなと思ったんです。

ドライブするのは一人、でもつながりは切れてない。この感覚、コーチングやってる人にはすごく伝わるんじゃないかなと思います。共同体感覚っていうのも、実はこういうところに宿ってるんですよね。四六時中一緒にいなくても、つながってるっていう感覚。

ひとまずここまでです。

あなたにも、F1のピットインの中に、実は今の仕事に使えるヒントが眠ってるかもしれません。誰かの代わりにハンドルを握ろうとしてないかとか、逆に、無線を切らずにちゃんとつながっていられているかとか、そんな視点で振り返ってみてもらえたら嬉しいです。このメタファーシリーズ、これからもいろんな種目、いろんな業種で続けていく予定なので、よかったらまた聴いてください。

今日もありがとうございました。勇気とともにあらんことを、さようなら。

MastersCoach
在りさん(コーチ歴15年 / 臨場感コーチング / 勇気循環する社会を創る



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Masters Coach 在りさん(有江健彦) チップいただいてありがとうございます。次回の記事も全力で書くエネルギーを頂きました。嬉しいです。