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健康診断、本のこと

きのうは年に一度の健康診断。
朝食を抜いて、一番に会場へ。
健康診断はいつも受付で待つイメージがあるけど、早く行ったからすぐに通してもらえた。
作務衣みたいな服に着替えて検査してもらう。
身長と体重、視力と眼底検査、聴力測定などなど…
マンモグラフィも人生で初めて受けた。
すごく痛いって噂だったけど、恐れていたほどには痛くない。耐えられる痛みだった。
普段のセルフチェックも大事なんだろうな。
いちばん最後に胃の検査がある。
去年初めてやったバリウムの検査。
バリウムを飲むために、健康診断の日はいつも絶食だ。水も2時間前まで。

発泡剤をバリウムで流しこむ。
こういう味だったなぁと思いながら、とにかく流しこむ。最後の一口くらいは残してもいいと検査員の方が言ってくれる。ありがたく一口残す。
とにかくバリウムを吐きださないように、粗相をしないように、そしてゲップをしないように気をつけなければいけない。
そのあとは検査台の上で自力で回転する。
右回り、左回り。検査台が垂直ギリギリに動く。滑り落ちないように耐えなければいけない。
初めて受けたときは、あまりにも斜めになるからビックリした。でも2回目だから慣れたものだ。
検査が終わった直後に下剤を2錠飲む。
バリウムが腸のなかに残らないように。

毎回思うけど、けっこう過酷な検査だ。
数時間絶食だし、水も飲めないし、バリウムは飲みにくいし、自力で回転しなければいけないし、下剤を飲むからお腹が痛くなる。

これ、絶対できない人もいるだろうなと思う。
一年に一度とはいえ。
検査と診察を終えたあとは、お弁当がでる。
これもバリウム後は食べられない人いるだろうなと思いながら完食。体にやさしい食材ばかりだ。朝食を抜いてるからカロリーは多め。
700キロカロリーのお弁当だった。
終えると、検査を受けただけなのにやり切った感がある。そして普段、自由にご飯を食べられることのありがたみも感じる。健康でいられることに感謝したくなる。


『薔薇の名前 完全版』の下巻もやっと読みおえた。文書館(中世のイタリアの図書館) が舞台のミステリー。次々に人が死んで、最後に事件の真相が明らかになる。
少しだけ漫画『チ。』に似ていると思った。
異端とされた人々が火炙りになる場面があるからかも。
絶対的な宗教 VS 自然哲学。
真実を知りたいと思う欲求と、強い信仰心から知識を恐れる人々。
一回じゃ読みきれないテーマだなと思った。
人物の名前が長くて(そして大勢いて) 途中まで名前を覚えられなかったけど…

巻末に創作についての覚え書きがある。
完全版だからかな。
これもすごくよかった。物語を語ること、法則や息づかい、そして読者について。
上巻の冒頭がとても難しくて、読みとおせるか不安になるほどだった。
編集者にもう少し削るよう薦められたとか。
《その部分があまりにも繁雑で重いため》
覚え書きでそれにも触れられていた。
《最初の百ページ分は、悔悛の機能もしくは加入儀礼イニシエーションに等しく
《それができないようであれば、とうていこの書物を読み切ることはできない》と。
こうも語られる。
《小説の世界へ入り込むのは山登りをするのに似ている》

ものすごく長大で難解な箇所もあるけど、雨の日に読むのもおすすめ。
久しぶりにとても濃厚な読書体験だった。



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