見出し画像

Vol.70 AIの使い方と教え方、学ぶときに必要な4つのブレイクスルーと教育者の立場から見えるもの

今後のAI関連の登壇のための殴り書きです。
すこしぶっきらぼうな書き方にご注意くださいw


1.まずは楽しむこと

AIの楽しさを知らない人がAIを使いこなせるとは思わないし、使ってもいないのに批評したがる方も一定数いる。そういった方は、知らないことについてあたかも知っているかのように振る舞いがちになる。

かつてインターネットを使ったことのない人が、「インターネットなんて単なる遊びだ」と言っていた過去を知るべきである。ただ、この道は誰でも通る。懐疑的で、自分の中に確証がないものに手を出さないのは心情としてはわかるが、世の中の流れはそれほど悠長には待ってくれず、「動く人」と「動かない人」の情報格差は開く一方となっていく。

はじめの一歩ではあるが、その一歩目を踏むには誰かの助けによるブレイクスルーが必要とされることがしばしば見られる。


2.プロンプトエンジニアリング

ある一定程度までAIを楽しめるようになると、次に単純な命令を元にAIが作り出すものについて、自分の意図したものではなかったり、不十分なものであったりすることに不満やストレスを感じ始める。最初こそ楽しんだが、だんだんと飽きて使用しなくなるのもこの壁に当たっている時期だ。

多くの場合、自分の中にいつの間にか出来上がるAI万能説への信仰や、自分の語彙の少なさに気付かず、「AIにちゃんと伝えているのにやってくれない」などのストレスを抱えていく。

この時に必要なものは、自己に対する批判的思考や、正しく自らの能力を見つめ直すメタ認知となる。つまり、AIを使いこなすには、AIのことを知るのと同じように、自分のことも知らないといけないということだ。そうでなければ、自分がどれだけ不足した情報しかAIに渡していないかに気づく事さえも出来ず、怒りだけを募らせることになる。


3.コンテクストエンジニアリング

自分自身とAIについて学ぶ学習態度が出来上がり、小さなプログラムの成功率が上がってくると、いよいよ大きなプロジェクトを考えたくなる。しかし、人はいつでも大きなことを考えたくなるもので、1や2の段階でいきなり大きなプロジェクトに乗り出そうとすることもあったりする。出来るだけ早く有名になったり、富を築いたり、楽になりたいのだろう。

ただその場合は、早々に躓いてしまい、何をどうしたらよいのか混乱してしまう羽目になりがちである。

コンテクストエンジニアリングは、背景やビジョンなどについて全体的な計画をAIに与える手法のことになるが、そのためには自分自身やAIのことについて知識的に学習するだけではなく、周囲の環境や状況について見渡し、プロジェクト全体をアーキテクトする視点が必要になってくる。

周りを見渡すという意味合いでは、天を見て地を見てだけでは成功しないという天地人の教えに似ているかもしれない。コンテクストエンジニアリングのためには、コミュニケーション能力をはじめとした基本的なヒューマンスキルや、社会全体を見渡したりする「俯瞰力」が重要になる。パソコンなどの四角い世界を操りながらも、その四角の外側について見渡して興味を持つ能力が求められると言えるのだ。


4.対話

生成AIは、世の中の情報を多く利用して、私たちの問いかけに、より良い回答となるよう「確率」を考えながら返答してくれる。いわば、ネット上の知識を私たちに噛み砕きやすいように食べられるサイズでお皿に盛ってくれているようなものだ。

使い始めの段階では、そういったお皿に盛られたものを「うまいうまい」と与えられたままに食べれば成長出来るが、いつまでもそうはいかない。いや、そのまま成長することも一応可能だが、その場合は単なる家畜にしか過ぎないことを認識しなければいけない。

人の尊厳や価値は「これまでなかったものを考え出す」にある。この「これまで」という文脈は、あなたの中になかったものを意味していない。文字通り、これまで(見えている)世界になかったものを生み出すという意味だ。これはいつまでも人間の仕事だと信じたい。

AIとの音声会話などを通した対話も利用しつつ、「自らの在り方」について深く考える時間を持てるようにすれば、VUCAの時代にあっても揺るがされることなく「あなたは誰なのか」「何のために生きるのか」といった根本的な人生の課題を無視することなく生きることが出来るのではないかと思う。


【まとめ】

AIの活用出来る人生育成について考えれば考えるほどに、ヒューマンスキルの重要性に気付かされる。これまで何度かAIの活用も許可するプログラミング能力獲得を主体とした職業訓練を実施してきたが、自らの思考を捨て、早々にAIに書き出したりする人ほど、プログラミング能力の定着率が低いのがわかってきた。

もちろんこちらからは「AIは禁止」を適度によく言い渡したりするが、AIはすぐに答えらしいものを返してくれるのだから、この「自制」を求めるのは難しい。

いっそAIだけでなく、コンピューティングを行わない、自分を見つめ直すためのマインドフルネス体験を取り入れることが、これからの急速に変化し続ける社会では重要度が高いのかもしれないと考えてしまうが、この提案、いかがだろうか。

いいなと思ったら応援しよう!

DOI@日々学びの本質を考え続ける探求者 よろしければ応援お願いします! いただいたチップは引き続きプログラミングや学びについて、皆さんの利益になるようなよい記事を書くことで恩返しをさせていただきます!