映画日記『ナイブス・アウト:ウェイク・アップ・デッドマン』不可能犯罪に挑む名探偵。トランプそっくりのキャラクターも
『ナイブズ・アウト: ウェイク・アップ・デッドマン 』
Wake Up Dead Man: A Knives Out Mystery(死者を起こせ)
Netflix
2025
Vengeance is mine
「復讐するは我にあり」
試合中に憎悪を持って戦い、相手を死なせた元ボクサーの司祭ジャド(ジョシュ・オコナー『ザ・クラウン』のチャールズ皇太子)は同僚神父を殴ってしまい「永遠なる勇気の聖母教会」に派遣される。
不寛容な主張を述べるカリスマ神父「モンシニョール」ウィックスが支配する教会は多くはないが熱烈な信徒に支えられている。
ミサの最中にウィックスは休憩のために祭壇の横にある三方向が閉ざされた小部屋に入ったが背中を刺された姿で発見される。
ジャドや信徒たちの目の前で起きた不可能犯罪に名探偵ブノワ・ブラン(ダニエル・クレイグ)が呼ばれる。
教会を支える修道女がグレン・クローズ。信徒たちのキャストが豪華。
ジェレミー・レナー(『ハート・ロッカー』)
アンドリュー・スコット(『シャーロック』のモリアーティ)
ケリー・ワシントン(『6888郵便大隊』)
・マッチョで下劣な暴力的なウィックス神父はトランプ大統領みたいだ。
・「汝は通るべからず」(ガンダルフ?)とか「そして我が剣」(フロド?)という台詞は『指輪物語』からの引用らしい。後半では宝物を巡る謎解きもあるが「宝物が所持者を滅ぼす」のも指輪物語のテーマだ。
不可能犯罪(密室殺人)の謎とジャド神父の精神的成長の2つのストーリーが縦糸になっている。ジャド神父は「探偵ごっこはたくさんだ。信者を救わなくてはならないんだ」と言う場面もある。
後半では死者が起きてくる新しい不可能犯罪も現れてなかなか飽きさせないミステリーでした。
司祭役のジェフリー・ライトとダニエル・クレイグが並ぶ場面は、フェリックス・ライターとジェームズ・ボンドだ!と嬉しくなりましたね、。
