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メタル3部作

今となっては、THE ALFEEはロックという印象が強いですけど、もともとはフォーク(アコースティック)グループ。
1982年頃に“ハード・アルフィー”という面を出して、そこから流れが一気に変わったのは、「ブレイク物語」シリーズ記事の中で触れた話です↓

その“ハード・アルフィー”転換期の象徴ともいえる、メタル3部作と呼ばれる3曲があります。
ライブでも定番の楽曲なんですが、今回はインタビュー等を交えて、それを見ていきますね。


ジェネレーション・ダイナマイト

1983年のアルバム「ALFEE'S LAW」の1曲目に収録。
桜井さんがヴォーカルです。
この作品は、2012年のベストアルバム「Alfee Get Requests!」で再録されていますが、その際に高見沢さんがこう解説しています。

この曲があまりにもハードだったため、それまで培ってきた、美しいハーモニーとアコースティックのイメージを完全に払拭してしまうのでは?という危惧が、周囲にはあったようです。でも自分としては、ALFEEの音楽性を広げるために作った曲ですから、今までのイメージを捨て去る気などサラサラありませんでした。
しかし、当時この曲のレコーディングは大変でした。桜井にとっては、初めてのハードロックなわけですから、中々高音が出せない。仕方ないので、ここはあえて『こんなのも歌えねえのかよ!』と桜井を焚きつけ、怒らせてまで、レコーディングした記憶があります。とにかく、凄まじいレコーディングでした。最後の方など、彼は上半身裸で歌ってましたからね。今回はライブで数え切れない程歌ってきましたので、汗はかいていましたが、上半身裸になることはありませんでした(^o^)。

[引用] ベストアルバム「Alfee Get Requests!」
初回限定盤Bに付属のセルフライナーノーツより

鋼鉄の巨人

1984年のアルバム「THE RENAISSANCE」に収録。
2023年には、ベストアルバム「SINGLE CONNECTION & AGR」で再録されました。
こちらはさらにハードな作品で、桜井さんと高見沢さんのスイッチヴォーカルです。
2人で歌ったのには、こんな理由が。

ーー「鋼鉄の巨人」はソロ・パートが途中で桜井さんから、高見沢さんに変わりますね。
高見沢 そう。本当は桜井が全部歌ってくれればよかったんだけどね(笑)。
桜井 冗談じゃないよ。そんな高い声出ないよ、普通は。これは限界ソング。
坂崎 2人共ね。だから一番最後に音入れしたの。
桜井 これができなかったらLP(アルバム)出なかった。
坂崎 もう1日しか残ってなくてさ。
高見沢 この曲だけは絶対入れたかったの。いやだ、これ入れないといやだって。

[引用雑誌] 音楽専科社「ARENA37℃」
1997年1月号より
※内容は【1984年8月号】の再掲載

SWEET HARD DREAMER

1985年のアルバム「FOR YOUR LOVE」に収録。
これも桜井さんヴォーカルなんですが、本当に激しい1曲。
アルバム発売当時のインタビューには、こんな話が載っていました。

ーー桜井さんはすぐに声出る?
桜井
 すぐになんか出ないよ。せーのって本当始まってからエンエンやってる。
坂崎 桜井はスポーツマンだもん。
桜井 汗びっしょりになるまで裸でやってんだもん。
坂崎 「SWEET HARD DREAMER」、あれはすごかったよ。
高見沢 桜井から湯気が立ってる。
桜井 一番最初に裸になったのは「ジェネレーション・ダイナマイト」。あの曲からいつも裸でやんの。
坂崎 だいたい1曲は裸になるのがあんだよね。
桜井 だいたいレコーディングに着替えなんか持ってくやついないでしょ。
高見沢 もう限界以上だからすごかったよ。オレとしては「鋼鉄の巨人」を越えてほしいっていう気持ちがあるから、桜井はかなり苦労したみたいよ。
ーー作者としては、へとへとになっても歌わせたい?
高見沢 それはしょうがないですよ。坂崎の場合はいい時に録らないとだんだんよくなくなってくるけど、桜井は最初どうしようもなくて、やればやるほどよくなってくる。
桜井 時間がかかるの。
高見沢 でも今回は沈黙だったよ。お願いしま~すって。

[引用雑誌] 音楽専科社「ARENA37℃」
1997年1月号より
※内容は【1985年7月号】の再掲載


『ジェネレーション・ダイナマイト』『鋼鉄の巨人』『SWEET HARD DREAMER』と、次々と限界を越え続けながら歌った3部作なんですよ😅
それだけ鍛え上げられた桜井さん、これらのレコーディング時と比べると現在は自らのキーが上がっているそうで。
オリジナル音源にはどこか必死さを感じるものの、ライブではサラッと歌いこなしています。
是非、聴き比べて欲しいなと思います🎶

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