読書の秋!読みたい本を編集部で語ってみた
――ある日のnote編集部――
ヤマ「秋が一番好きかもしれないです」
タンタン「え!急にどうしたの?」
ヤマ「過ごしやすい季節ですし、食欲の秋とか、スポーツの秋とか『○○の秋』と言うと、楽しく新しい挑戦ができる気がします!今年は何の秋になりそうですか?」
タンタン「たしかに!今年は読書の秋!本を読んでいる人は魅力的だって聞いたことがある(笑)」
ヤマ「タンタンさんは十分魅力的ですよ!でも読書の秋は良いですね、おすすめの本を紹介しあいましょう!」
読書の秋。
今回はスカパー!note編集部おすすめの本をご紹介いたします。
タンタン、ヤマって何者?と思った方へ。スカパー!公式note編集部員のプロフィールはこちら
エントリーNo.1「カラフル」(著者:森絵都)
(紹介者:タンタン)
「おめでとうございます。抽選に当たりました!」 大きなあやまちを犯して死んで、もう二度と生まれ変わることができないはずの主人公が抽選に当たり、再挑戦―一定の期間、下界にいる誰かの体を借りてもう一度修行を積んでくるというチャンスが与えられたところから物語は始まる。再挑戦により前世で犯したあやまちの大きさを自覚したら、輪廻のサイクルに復帰するというものだった。体を借りるのは数日前に服薬自殺を図った「小林真」という学生。彼の人生を生きながら、なぜ彼が自殺を図ろうとしたのか考える。そして、主人公がもともと犯したあやまちとはー?
タンタン「小学生の時に読んでから、ずーっと好きな1冊。この物語は衝撃の事実を孕みつつも、読者を単純に驚かしたり裏切ったり、というものではなく、物語の真実にたどり着いた途端心があったかくなるような展開で・・・んー、これ以上は言えない!(笑)
海外でも実写化されるほどの名作で、最近ではAmazon Prime Videoオリジナルでも実写映画化されました(「HOMESTAY」)。芸術の秋に、小説も映画も併せてどうぞ!」
ヤマ「あらすじだけで絶対おもしろいと確信しました。人生やり直し×ミステリーって、おもしろさのフックがたくさんありそう…。真実を知ってショックを受ける作品は最近よく見かけますが、心が温まるなんて素敵!
映画で楽しめるのも良いですね! 」
エントリーNo.2「2.5次元の誘惑」(作者:橋本悠)
(紹介者:ヤマ)
現実の女に興味無し!2次元のキャラクター・リリエルを愛する漫画研究部部長・奥村のもとにやってきたのは、「リリエルになりたい」という3次元女子・天乃リリサ。彼女の頼みでコスプレの撮影に協力することになった奥村だが、目の前に現れたのはーー本物なリリエル!?
この誘惑は2次元(フィクション)じゃない!ドキドキコスプレコメディ開幕!!
ヤマ「ハロウィンの季節でもあるので、魔女やお化けを扱った作品も良いかなと思ったのですが…あえてコスプレという観点で取り上げてみました。
個性的で可愛いキャラクター、全オタクに刺さる”推しへの愛”など魅力の多い作品ですが、私は”アツくて泣けるストーリー”が最大の魅力だと感じています。『コスプレで泣けるの?』と思う方いると思いますが、泣けるんです。『ハイキュー‼』や『SLAM DUNK』って泣きませんでしたか?本気で取り組むもの、本気で愛しているものって、必ず人の心を動かすなと改めて感じました。
来年アニメ化する作品なので、ぜひ今年のうちに読んでいただきたいです!」
タンタン「ググってみたら、絵柄と、キャラクターが着ているコスプレの可愛さに悶えた…(笑)
でも、ただの『萌え』で終わらない“スポ根”感を、ヤマさんの挙げる漫画から感じて読んでみたくなった!
衣装が可愛いキャラクター、ファンアート描きたくなっちゃうなあ〜」
エントリーNo.3「音楽」(著者:岡野大嗣)
(紹介者:タンタン)
・ 一本ずつ見送る電車 さむいさむい言い合って一曲ずつ聴かせ合う
・ 試聴機のボタンの効きづらささえも愛せたCDショップだったな
・ きみが好きだったシーンを語るのを映画の続きみたいにみてる
1980年生まれ、現代の歌人・岡野大嗣さんによる歌集「音楽」。音楽やその周辺の日々にまつわる短歌が収録されている1冊。
タンタン「短い文字数なのに、想像の余白がある短歌が好きなんだよね。
秋の切ない時期ということもあって、私たちの思い出の中にある音楽や映画にまつわる(もちろんそれ以外も)1シーンを切り取ったような短歌が収録された歌集を選んでみました。いや、事実として思い出の中に無かったとしても、なんかそういう思い出があったような気がしてくる。電車見送りながら君と音楽聴き合ったよな…懐かしい…(遠い目)
この「音楽」の中には、きっと作者の岡野さんが四季の移り変わりとともに詠んだのだろう短歌がいくつもあって、だから秋には秋の歌を、また季節が変わったらその季節の歌を、と時期を変えて楽しめるのも魅力かなと」
ヤマ「歌集!短歌をみて、なぜだか懐かしい気持ちになる感覚は分かります。こういった感傷に浸る時間が落ち着きますね。
申請書 ただつつましく 並びをり
風情と思ふ 心なりけり
う~ん、申請書が並んでいるのも風情と思う心があれば、元気が出ます。秋が来たなあ」
エントリーNo.4「ジョイマン・高木のツイート日記 2010-2020 ここにいるよ」(著者:高木晋哉)
(紹介者:ヤマ)
2008年に大ブレイクを果たし、2010年に仕事が激変したお笑いコンビ・ジョイマン。そんな中、ジョイマン・高木は人知れず始めたTwitter(現・X)で韻を踏み続け、エゴサーチで見つけた「ジョイマンどこ行った?」のツイートに対しては「ここにいるよ」と答え続けた。本書では、今は遡れない過去のツイートを日記風に再編集したジョイマン・高木の10年間が詰まった一冊。
ヤマ「お笑い芸人さんの綴る言葉が大好きで、よくお笑い芸人さんの書いた本を読むんですけど、ジョイマン高木さんの哀愁漂う文章が秋にぴったりだなと思って選びました!左開きで読むとまずツイート日記が読めて、右開きで読むとラップ集が読めるんです。私のお気に入りは2019年3月2日の娘さんに関するツイート(ぜひ読んでください)。ラップだと『土偶 very good』が好きですね。
ずっと一つのものを続ける人、それで誰かを笑わせることができる人って本当にかっこいい。私もジョイウーマンになりたいです」
タンタン「いつもの『ななななー』のイメージだと『哀愁…?本当に?』って思ってしまったけれど、実際に本を読んでみると、ほっこりと心あたたまるエピソードや情景が浮かぶような描写が心地よいリズムで綴られていて、それでいて最後にお決まりの韻でクスッと笑かす現代の詩人だった…!!
高木さんのツイートの中から『秋』が含まれるものを読むだけでもかなりエモーショナルな気持ちになりました。
いい秋が過ごせそう、教えてくれてありがとうヤマさん!」
ヤマ「明日から三連休なので、タンタンさんのおすすめの作品を読んでみますね」
タンタン「私も!カフェで読むのと電車で読むの、どこが良いかな?」
ヤマ「?楽しめればどこでも良い気が…最近涼しいですし、近所の公園でベンチに座って読んだら気持ちいいかもしれないですね」
タンタン「そこだ!!風に吹かれて本を読む魅力的な人に見えるかも!どうかな?私、魅力的に見えそう!?」
ヤマ「……。応援しています」
