【歌詞】 始まらなかった失楽
ふとした瞬間 喧騒の隙間から
楽しそうにする きみが見えた
呼吸の仕方さえ わからなくなって
心が先に 音を失くした
きみは何かを 探していたね
どこかに置き忘れた 何かを
だけど わたしの視線の中に
もう それ以上の 意味があった
ねぇ 本当は 気づかないままで
そのままやり過ごせば よかったのに
きみに 見つめ返される前に
逃げ出すべき だったんだね
きみは眩しくて すごく眩しくて
目が離せなくて 壊れそうだった
触れたいと願った この気持ちさえ
罪だとしたなら どうすればいい
ただきみがそこに いたというだけで
それだけで何もかも 崩れていく
わたしの在り方が 映し出されて
ひどくみすぼらしく 見えていた
きみは優しくて 透明な風のようで
誰よりも眩しく 輝いていた
わたしはただ ノイズみたいで
音の隙間に 紛れていた
だから悔しかった 近づけなくて
壊してしまいそうで 穢してしまいそうで
触れたいと願った この気持ちさえ
罪だとしたなら どうすればいい
その問いが 頭の中で
何度も何度も 繰り返されて
潰れてはまた 形を変えて
声にもならず 消えていく
壊してしまいそうで 穢してしまいそうで
それでもまだ きみを見ていた
自分を嫌いになるほど ずっと
それでも やめられなかった
これは 不揃いな わたしの
始まらなかった 失楽
この曲は「フレンチなしあわせのみつ方(Happily Ever After)」という映画の1シーンをイメージして、自分なりの視点で書いてみました。
バックで流れているRadioheadの “Creep” という曲が前からずっと大好きで、その曲が使われているシーンです。
マガジンに掲載していただきました✨
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