自然と調和した暮らし

<自然と調和した暮らし>自己紹介にかえて 第7話
学校を無事に卒業すると私はもう一度日本国内を旅した。
実はネパールを旅しているときに漠然とこの旅を終えたら原生林の旅をいったん止めようと思っていた。
そして、田舎で畑をしながらのんびり暮らしたいなぁと。
そしたらランタン谷の一番奥の村で泊まったロッジにたまたま日本人グループが宿泊したのだ。
その中で仲良くなった方にその漠然とした考えを話すと「そしたら、うちに一度来い」と。
それが木嶋利夫先生との出逢いである。
そんな運命的な縁から私は日本全国の自然農法や有機栽培をしている農家を訪ね歩きながら、農を学んだ。
その世界は想像以上に面白かった。
今まで自然の中を旅しているとき、私は部外者だった。
しかし、農を通して自然を学ぶことで、私は自然の中に溶け込んでいくようだった。
自然を見る目が変わっていくのを実感した。
そして、見ている世界の景色も変わった。
そして、野菜が育つようになるとともに、人生が豊かになっていることに気がついた。
2016年島根県に移住し、本格的に自然農と木工の半農半木生活を始める。
屋号は「旅をする木」だ。
そう、私の人生を大きく変えるきっかけとなった本の名前だ。
島根で私は新しい暮らしを育むみはじめた。
それまで一方的に消費してきた自然を、この手で育む暮らしを。
自然と調和した暮らしとは「私が豊かになればなるほど、自然が豊かになる暮らし」。
そんな暮らしを育み始めた。

