【中国ドラマ】『爱情有烟火』主人公2人のシーンは楽しい。でも、AIで顔が差し替えられたシーンが不気味
We TVなどでラブコメディ『爱情有烟火』(英題:Love has fireworks)の配信がスタートしている。男主を檀健次(タン・ジェンツー)、女主を王楚然(ワン・チューラン)が演じている
■『爱情有烟火』予告編
『爱情有烟火』は、婚約者に裏切られて仕事を失い、マンションのローンを抱えた女主が、仕事はできるが家事スキル皆無の男主とルームシェアをする話。
家の外を一歩でれば、いろんな事情を抱えている2人が、自宅で心のヨロイを脱いで、大笑いしながら楽しそうにご飯を食べているシーンは、すごくいい!
物語の中で、2人の関係の変化を楽しみたいとは思う。
が、しかし!!ものすご~く残念な点がある。
1つめが、AIで顔を交換された女主の元婚約者の不気味さだ。
このドラマが、撮影から配信まで3年ほどかかった理由は、出演俳優に脱税などのスキャンダル疑惑が生じたことにある。中国ドラマは、ドラマの配信前に出演俳優のスキャンダルや疑惑が発生すると、配信が遅延する。
近年は、「AIを使って問題俳優の顔を別の顔に交換」という対策が取られるようになっている。
小さな役なら気にならなかったかもしれないが、今回、顏がAIで差し替えられた元婚約者は、物語を通じて、わりと重要な立場で、なおかつ演技力を要する役だったので、ものすご~く悪目立ちしている。
【↓動画の45秒~53秒頃、AI差し替えのシーン】
AIで顔交換の影響もあってか、ドラマは、当初予定の40話から36話に減らされており、婚約者の出番の多かった最初の数話は、編集が不自然にぶつ切りになっていて、現場の苦労を連想させる。
このAI元婚約者、背景からたまにボヤっと浮いているし、口角が上がっていても表情が能面のようで、目に光がなく、繊細な感情は表現しきれておらず、すごく不気味。ついでに婚約者を略奪した女性も、びっくりするほど演技が下手なので、気を抜くとAIに見えてくる。
不運なことに、元婚約者は、主人公の人生を大きく揺さぶり続ける役だけに、ドラマへの没入感を著しく損なわせているように思う。
このドラマの短所をもう1つ言うと、ラブコメディの定番となっている「サブカップル」(2番目のカップル)「サードカップル」(3番目のカップル)のシーンが退屈すぎて、すべてスキップしている。
展開次第ではドラマ視聴を離脱するかもしれないけれど、これからも不真面目に飛ばし飛ばし視聴して、主人公の2人の自然体でふざけ合う姿で癒されていくかもしれない。
何年も公開を待ち望んでいたドラマでも、飛ばし見するときだってあるさ、と自分に言い聞かせている。
