楽しかったけれど温度差も感じた 元職場の人たちとの飲み会
西新橋の雑居ビル地下の店。繁華街からは少し離れた場所だから静かかと思いきや、店の中はグループ客が多くてうるさかった。
昨晩は元職場を既に退職した6名とまだ在職中の2名で飲み会をした。私が入社した時の社員番号は10番台だったのだが、10年経って退職する時には90番台まで増えていた。社員数はそれほど増えていない。
これが何を意味するかというと、せっかく採用しても人が定着しない職場だったということだ。次から次へと人が入れ替わる。昨日集まったのは、そんな元職場の比較的初期のメンバーたち。
退職した6名のうち、無職でぷらぷらしているのは私だけで、ほかの5名は今も同じ業界で働いている。うち3名は独立して自分の事務所を構えるにまでなったので立派だなと思う。
そんなメンバーが集まれば話題にあがるのは古くからの顧客たちのこと。在籍中の社員も同席しているから、今どうなっているかは彼らから聞くことができる。そして昔の失敗談やトップの現状などで盛り上がった。
デジタル化やAIの台頭の影響をもろに受けるから、この先 生き残るためには仕事のやり方を激変させなければならない業界である。
彼らと働いていた10年前は、紙の書類に長時間労働。ずいぶん昔ながらの働き方だった。もしかするとそんな昭和世代の感覚で太刀打ちできる最終ピリオドだったかもしれない。
少なくとも仕事を辞めて1年半以上が経過した私の脳は、緊張感なくのんびりするのが当たり前になっているから、もし今復職しても使いものになるまでには相当なトレーニングが必要だろう。
でも私はもうお給料をもらうような仕事はしなくていいな。オフィスワークのようなカテゴリーの仕事はこの先どんどん自動化されるから、年寄りが下手にしゃしゃり出て邪魔してはいけない。
今は相談事は人より先にAIにする時代だ。オフィスの中の人と人との繋がりも薄くなっている。何かに所属するとか誰かと繋がるとか生き甲斐なんかが目的なら、仕事以外の活動だろう。
そして、私が働いていた頃は面倒くさいことも多かったけれど、人間らしい良い時代だったんだろうなとぼんやりと思った。
