無になる覚悟
悔いを
残しても
もう戻れない
静けさの中、
無心に片付けてく
ほんとの潔さは
無になる覚悟をしてる
ほんの、一瞬の中に
"さようなら"を差し込んで

ここでは取り戻せない時間や選択を前にしたときの心の在り方を描いています。「もう戻れない(仕方がない)」と認めることで、後悔に甘んずることなく、次の段階へと強く進もうとする姿勢を示しています。
「静けさの中、無心に片付けてく」という一節は、感情を荒立てず、淡々と現実を受け入れ、心の清算に臨む姿勢を表しています。本当の潔さとは強がりではなく、自分が"無"になる覚悟を持つことだと思います。
最後に込めた「さようなら」という言葉は、一瞬の中で区切りをつけていく決意の象徴です。人は一瞬の時間の狭間の中に生き、その間に別れを告げながら生きていかねばならない。そこには一種の別れの美学があるのではないかと問うています。
別れは突然に訪れることが多いものです。せめてもの別れの言葉を流れる時の中に差し込みながら、振り返らず前を向いて進んでいく。そんな心情をこの詩に込めています。
