キスのおまじない
君と
上手く
いくように
この先の朝へ
キスを投げかける
小さなおまじないでね
そんな些細な魔法が
僕らの未来へと続いてゆくさ

日々の中で垣間見える小さな仕草や、愛嬌のある振る舞いというものは、明日を照らす原動力になるのでしょうね。ふと心を浮かせば、おまじないをする指が可愛らしく想像できます。
空に向けて投げかける、ささやかなキスのような祈りも、特別な魔法ではなく、心を寄せ合うためのひとつの手段になりそうです。そしてそれは、人とのぬくもりを保ち、守り、又はそれを生み出す行為の象徴とも言えるのではないでしょうか?
僕は、儚く消え入りそうな希望を朝の空に託して、ふたりで楽しい未来を紡いでいくことを心の深いところで信じています。その願う場所は、大きな誓いを打ち立てる処ではなく、日常の中にある優しさを継続してゆく心にあります。そして、その場所では愛のかたちを守り続けるための、小さなおまじないの発信源でもあります。
僕らの絆は、ひとつの空の下でつながっています。どんな願いも、悲しみさえも引き受けてくれる。そんな空に向かって思いを伝えることには、きっとそこに意味があると僕は思います。空を見上げ、祈ることの意味です。
僕の姿は見えないかもしれないけれど、思いは届けたい。そんな切実な希望があります。君の幸せを願うことは、僕の自由で誠実な想像力に委ねられていると思えば、心も救われます。だから今朝も、明けの明星に小さなおまじないをかけましたよ。「君に届け!」――そう願いながら。
