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【音楽ジャンル】ベッドルームポップとは?特徴・歴史・おすすめ曲をわかりやすく解説

2017年8月、アメリカの10代の女の子がMacBookの内蔵カメラで30分だけ撮影したMVをYouTubeにアップロードしました。GarageBandで数時間かけて作ったというその曲は、1週間で100万再生を超えました。彼女の名前はClairo(クレイロ)。そして、その曲「Pretty Girl」は、ベッドルームポップというジャンルを世界に知らしめる象徴的な一曲になりました。

ベッドルームポップとは、自室(ベッドルーム)で録音・制作された、DIY精神にあふれたインディーポップです。完璧なスタジオ録音よりも、少しこもった音質や息遣い、ボーカルの不完全さをそのまま残した「生々しさ」を美学とするジャンルです。

このジャンルが面白いのは、不完全さこそが価値だという考え方です。音が少し荒くても、ミックスが素朴でも、それがリアルさの証明になる。DTMをはじめたばかりで「まだうまく作れない」と感じている方にとって、ベッドルームポップはそのままの自分で始められる、最も優しいジャンルかもしれません。

この記事では、ベッドルームポップの定義と特徴から歴史、おすすめ曲、そしてDTMでの作り方まで、一通りご紹介します。



ベッドルームポップとは?ジャンルの基本を理解しよう

ベッドルームポップの定義と特徴

ベッドルームポップ(Bedroom Pop)は、文字通り「ベッドルーム(自室)で録音・制作されたポップ音楽」です。2010年代に、SoundCloudやBandcamp、YouTubeといったプラットフォームを通じて世界中に広まりました。

このジャンルを定義するのは、サウンドの特徴以上に「制作環境」と「姿勢」です。専用のレコーディングスタジオではなく、自室のパソコンとマイクだけで作られる音楽。プロのエンジニアがいなくても、DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)ひとつで完結させる制作スタイル。そういったDIY(Do It Yourself)の精神が、ジャンルの根幹にあります。

サウンドの特徴を整理すると、以下のような要素がよく挙げられます。

  • BPM: 60〜95程度。平均80前後のミディアムテンポが多い

  • 録音環境: 自宅のDIY録音。室内のアンビエンスや少しのノイズが自然に入り込む

  • 音質: あえてのローファイ感。こもり感、テープノイズ、不完全さを受け入れる

  • ボーカル: 親密でウィスパー寄り。クローズマイクで録った息遣いや生音感をそのまま活かす

  • 楽器: アコースティックギター、ウクレレ、シンセ、GarageBandのデフォルト音源など手軽な音色

  • テクスチャ: リバーブを深めにかけ、霞がかった(ヘイジー)サウンドを演出

  • 歌詞: 個人的・告白的な内容。失恋、孤独感、アイデンティティへの問い、日常の断片

歌詞の内容も重要な定義の一部です。ベッドルームポップの歌詞は、SNSに載せるような自己演出ではなく、日記に書くような内省的な言葉で構成されます。だからこそリスナーが「自分のことを歌っているみたいだ」と感じやすく、強い共感を生みます。

他のジャンルとの違い

ベッドルームポップはインディーポップの一派として位置づけられますが、いくつかの重要な違いがあります。

インディーポップとの違い: インディーポップはレーベルや流通の独立性が軸であり、サウンドの幅は非常に広いです。ベッドルームポップはその中でも「自室という制作環境」と「内省的な歌詞」を特に重視します。

Lo-Fi Hip Hopとの違い: Lo-Fi Hip Hopはビートループ主体のインストゥルメンタルが基本であり、歌詞や歌は通常ありません。ベッドルームポップはボーカルと歌詞が楽曲の中心です。また、ベッドルームポップはポップソングとしての構成(Verse・Chorus)を持ちますが、Lo-Fi Hip Hopはループの繰り返しが主体です。

シューゲイザーとの違い: シューゲイザーも歪んだギターと霞がかったサウンドで共通点がありますが、シューゲイザーはバンドサウンドでヘビーな音壁(ウォール・オブ・サウンド)を作ります。ベッドルームポップはもっとミニマルで、一人でパソコンの前に座って作れるスケール感です。


ベッドルームポップの歴史:誕生から現在まで

ルーツと誕生(起源)

ベッドルームポップの土台は、2000年代後半のデジタル環境の変化によって作られました。MacBookとGarageBandが一般家庭に普及し、音楽制作の敷居が大きく下がりました。かつてはスタジオ録音にしか使えなかった機材や技術が、10代の学生でも自室で使えるようになったのです。

さらに2007年ごろから、SoundCloudとBandcampが登場しました。これらのプラットフォームは、レコード会社や流通業者を通さずに音楽をアップロードして世界中に届けることを可能にしました。それまでは自室で作った音楽は友人や家族の間でしか聴かれなかったものが、初めてグローバルな聴衆に届くようになったのです。

ジャンルとしての直接的な先行ジャンルとしては、Hypnagogic Pop(催眠的ポップ)の影響も見逃せません。2000年代後半から2010年代初頭にかけて、R. Stevie Moore、Ariel Pinkらが実践した、ぼんやりとした夢見心地のサウンドがベッドルームポップの音的な原型の一つになっています。

また、90年代のカセット文化(Cassette Culture)やDIYパンクの精神——「お金がなくても作れる、どこにも属さなくていい」という姿勢——も、ベッドルームポップのDNA に深く刻まれています。

発展と黄金期(2017〜2020)

ベッドルームポップが広く知られるようになった決定的な出来事は、2017年に起きました。

Clairo「Pretty Girl」のバイラル(2017年8月)

Clairo(本名:Claire Cottrill)は当時18歳。MacBookの内蔵カメラで30分ほどかけて撮影したMVを、GarageBandで制作した楽曲「Pretty Girl」に乗せてYouTubeにアップロードしました。映像はベッドルームで踊ったり口パクしたりするだけのシンプルなものでしたが、その飾り気のない「本物らしさ」が視聴者の心を掴み、1週間で100万再生を突破しました。

この出来事が「ベッドルームポップ」という言葉を一気に認知させました。「高価な機材も、プロのスタジオも必要ない。MacBookとGarageBandで世界に届く音楽が作れる」というメッセージは、世界中の10代・20代の若者に届きました。

Spotifyの公式プレイリスト化(2017年末〜2018年初頭)

2017年末、SpotifyがClairoをはじめとする若手アーティストたちをまとめた「Bedroom Pop」プレイリストを作成しました。収録されたのはClairo、Rex Orange County(レックス・オレンジ・カウンティ)、Boy Pablo(ボーイ・パブロ)、Gus Dapperton(ガス・ダパートン)、Still Woozy(スティル・ウーズィー)、Steve Lacy(スティーブ・レイシー)などのアーティストたちです。このプレイリストの登場により、ベッドルームポップはセミオフィシャルなジャンルとして認知を確立しました。

同時期に登場した重要アーティスト

  • Rex Orange County:ロンドン出身のAlexander O'Connor(アレクサンダー・オコナー)。16歳から自宅で音楽制作を学び、2017年のセカンドアルバム『Apricot Princess』やシングル「Loving Is Easy」(feat. Benny Sings)で一躍注目を集めました。Tyler, The Creatorのアルバム『Flower Boy』への参加も話題になり、ベッドルームポップのトップアーティストとしての地位を確立しました。

  • Boy Pablo:ノルウェーのベルゲンを拠点とするチリ系移民の少年Nicolas Muñoz(ニコラス・ムニョス)。2017年にリリースした「Everytime」がYouTubeのアルゴリズムに乗り、1日に40,000〜50,000再生というペースで急拡散しました。自室での制作スタイルとノスタルジックなメロディが、まさにベッドルームポップそのものです。

  • Cuco:カリフォルニア出身のメキシコ系アメリカ人、Omar Banos(オマー・バノス)。スペイン語で歌う「Lo Que Siento」(2017年)がSpotifyで数千万回再生を記録し、「スペイン語ベッドルームポップ」という新しい文脈を生み出しました。

コロナ禍とベッドルームポップの再評価(2020〜2021年)

2020年のコロナウイルス感染拡大による外出制限は、音楽制作の世界にも大きな影響を与えました。プロのスタジオが使えない中で、多くのアーティストが自宅での制作に回帰しました。同時に、リスナーの側もベッドルームで音楽を聴く時間が増え、親密でパーソナルなベッドルームポップのサウンドへの共感がより高まりました。DIYで自室から発信するという姿勢が、時代の必然として再評価されたのです。

現在のシーンとトレンド

2019年にClairoが2ndアルバム的な位置づけのデビューアルバム『Immunity』をリリースしたことで、ベッドルームポップの進化が示されました。Rostam Batmanglij(Vampire Weekendの元メンバー)がプロデュースを担当し、「Sofia」はBillboard Hot 100に初チャートインを果たしました。粗削りだったサウンドが洗練されながら、内省的な歌詞の本質は変わらないという成長の形を見せたのです。

現在のベッドルームポップシーンを担う次世代アーティストとしては、mxmtoon(エムエックスエムトゥーン)やCavetown(ケイブタウン)、bülow(ビュロウ)、Laufey(ロウフェイ)らが注目されています。また、TikTokとの親和性も高く、短い動画に乗せたリリックビデオや制作風景の公開が、若いリスナーとのつながりを生む重要な手段になっています。


ベッドルームポップの代表曲・おすすめアーティスト

ベッドルームポップの世界に入るなら、まずはこの5曲から聴き始めることをおすすめします。ジャンルの多様性と魅力が伝わるセレクションです。

1. Clairo「Pretty Girl」(2017年)

ベッドルームポップというジャンルを世界に広めた一曲。GarageBandで制作されたドラムマシンとシンプルなシンセ、MacBook内蔵マイクで録音したボーカル。そのすべてが「自室で作った」ことの証明であり、美しさでもあります。100万再生に至るまでの過程が、ジャンルの歴史そのものを物語る楽曲です。

2. Rex Orange County「Loving Is Easy」(feat. Benny Sings, 2017年)

オランダの音楽家Benny Singsとのコラボレーション。ジャジーなコード進行と温かいオーケストレーション、Rex Orange Countyのウォームなボーカルが重なる、ベッドルームポップの「洗練された側面」を示す一曲です。タイトル通り、愛することの清々しさが素直に歌われています。

3. Cuco「Lo Que Siento」(2017年)

スペイン語で歌われるベッドルームポップ。ドリーミーなギターのアルペジオとサイケデリックな浮遊感が独特で、英語圏以外でもこのジャンルが成立することを証明しました。億回再生に迫るストリーミング数が示す通り、言語の壁を超えて届くサウンドです。

4. Still Woozy「Goodie Bag」(2018年)

カリフォルニア州オークランド出身のSven Eric Gamsky(スヴェン・エリック・ガムスキー)によるプロジェクト。電子音とアコースティックが自然に交差する現代的なベッドルームポップで、Netflixのドラマ「Dear White People」にも使用されました。Cucoと同様、SoundCloudとSpotifyのプレイリスト経由で一気に認知が広まった楽曲です。

5. Clairo「Sofia」(2019年)

デビューアルバム『Immunity』収録。RostamのプロデュースとDanielle Haim(HAIM)のドラムという豪華な布陣でありながら、Clairoの内省的な歌詞と親密なボーカルは変わりません。Billboard Hot 100への初チャートインを果たしたこの曲は、ベッドルームポップが「DIY感」から「アート」へと昇華する可能性を示しました。


DTMでベッドルームポップを作るには?制作のポイント

ここからが本題です。ベッドルームポップはDTM初心者にとって最も始めやすいジャンルの一つです。理由は明快で、「完璧でなくていい」からです。むしろ不完全さが美学になるというジャンルの本質が、制作の心理的ハードルを大きく下げてくれます。

リズム・ビートの特徴

BPM設定

ベッドルームポップのBPMは、60〜95の範囲で、平均80前後が多い傾向があります。まずは75〜85BPMの範囲から始めてみましょう。速すぎず遅すぎない、心地よく体が揺れる程度のテンポ感です。

ドラムパターン

ベッドルームポップのドラムは「主張しないこと」が鉄則です。ボーカルと歌詞が主役であるため、リズムセクションはあくまで支える役割に徹します。

基本パターンは以下のシンプルな構成から始めましょう。

1拍目と3拍目にキック、2拍目と4拍目にスネア、8分音符でハイハットを刻む――ポップスの基本中の基本です。クオンタイズ(タイミング補正)は100%にせず、60〜80%程度にして少しだけルーズさを残しましょう。この「揺れ」がベッドルームポップらしい温かみを生みます。

ドラム音色の選び方

音色はソフトでマフルドな(こもった)ものを選びましょう。EDMのような「ドスン」としたアタックの強いキックより、「ポフッ」と柔らかく鳴るキック。スネアも鋭くリムショットが響くものより、布を被せたような温かいスネアが合います。

Spliceや付属のサンプルで「bedroom pop drums」「indie pop drums」と検索すると、このジャンルに合った音色が見つかります。

サウンドメイキングのコツ

ローファイ質感の作り方

ベッドルームポップのサウンドの核は「少しこもった、手作り感のある質感」です。以下のアプローチを組み合わせましょう。

  • ローパスフィルター: トラック全体やマスタートラックに軽くかけ、高域をわずかに削ります。カットオフ周波数は10〜14kHz程度が目安です。やりすぎるとただの「音が悪い曲」になるので、「少しだけ霞がかかった感じ」を目指します

  • テープサチュレーション: Aberrant DSP「SketchCassette」やiZotope「Vinyl」を薄くかけると、デジタルの硬さが取れて温かみが出ます。Lo-Fi Hip Hopほど強くはかけず、あくまで「うっすらと」が鍵です

  • ルームリバーブ: 「自室で録音した」という感覚を出すために、短めのルームリバーブをかけます。大きなホールではなく、小さな部屋の残響を意識しましょう

ボーカル処理

ベッドルームポップのボーカルは、過剰に加工しないことが重要です。プロのポップスのような完璧なチューニング(ピッチ補正)や、厚く重ねたハーモニーより、少し素朴でもリアルな歌声のほうがジャンルの美学に合います。

コンプレッサーは軽めにかけ、EQでは低中域を少し温かくするくらいが基本です。リバーブはプレート系を浅めにかけて、声が部屋の空間に自然に溶け込む程度にとどめましょう。

シンセ・音色選び

シンセはJuno-106系のパッドやウォームなストリングスパッドが定番です。GarageBandやLogic Proに内蔵されているデフォルトの音源でも十分に対応できます。「最初から入っていた音源でいいのか」と思うかもしれませんが、ベッドルームポップというジャンルはそれを美徳とするジャンルです。

アコースティックギターのアルペジオも非常に相性がよく、Logic Proの「Studio Guitar」やSpliceのアコギループで手軽に取り入れられます。

Logic Proでの再現ヒント

  • Retro Synth: Juno系のパッドやウォームなリードに最適。プリセットの「Soft Pad」や「Warm String」から始めるとベッドルームポップに合う音が出やすい

  • Vintage B3: オルガンのコードを薄くレイヤーするとアレンジに深みが出る

  • ChromaVerb: ルームやプレートの設定でボーカルと楽器に自然な残響を付与。「Small Room」〜「Medium Room」程度の設定が合う

  • AutoFilter: LFOでカットオフを非常にゆっくり揺らすと、ゆらめくような温かさが生まれる

曲構成(アレンジメント)

ベッドルームポップはポップソングの標準的な構成に従いつつ、装飾を最小限に抑えたアレンジが基本です。

  1. イントロ(4〜8小節): ギターかシンセのアルペジオのみ。最小限の音数でジャンルの世界観を提示

  2. Verse 1(16小節): ドラム+ベース+ボーカルが加わる。楽器は少なめに抑え、歌詞の言葉を聴かせる

  3. Pre-Chorus(8小節): コード進行を変化させてサビへの期待感を醸成。ベースラインがわずかに動き出す

  4. Chorus(16小節): シンセパッドやギターのストロークが加わり、わずかに華やかになる。ただし過剰には盛り上げない

  5. Verse 2(16小節): ギターのオブリガート(合いの手的フレーズ)やパーカッションを加え、1番からの変化をつける

  6. Chorus(16小節): 繰り返しで親しみを強調

  7. Bridge(8小節): 楽器を大幅に減らし、ボーカルとシンプルなコードだけにする。静けさが次のサビを引き立てる

  8. Outro Chorus(16小節): フルアレンジで締め、徐々にフェードアウト

Spliceでサンプルを探すには

Spliceでベッドルームポップ向けのサンプルを探すには、以下の検索キーワードが効果的です。

  • `bedroom pop` ― ジャンル名直打ちで専用パックが多数ヒット。最初の入り口として最適

  • `dreamy indie` ― 霞がかったインディー系のループ。ギター、シンセ、ドラム各種揃う

  • `lo-fi vocals` ― 女性・男性ウィスパーボーカルのチョップ。テクスチャとして使える

  • `bedroom pop drums` ― ソフトキックとマフルドスネアのセット。音色探しにおすすめ

  • `shoegaze pop` ― リバーブを深くかけたギターテクスチャ。アレンジの隙間を埋めるのに便利

  • `indie guitar` ― アコースティック・クリーンエレキのアルペジオやコードストローク

  • `cassette tape` ― テープノイズやサチュレーションのサウンドエフェクト。うっすら重ねるだけでローファイ感が出る

特に「Bedroom Pop by Sample Magic」「Memory Palace by Splice Originals」「dream girl - lofi bedroom pop by 91Vocals」は、ジャンルに特化したパックとして実用度が高いです。

Sunoで試してみよう

このジャンルをSuno AIで生成するためのプロンプト例です。「自室で音楽を作る喜びと孤独」をテーマに歌詞を作りました。コピーしてそのまま使えます。

Style of Music:

Bedroom pop, lo-fi indie, warm acoustic guitar arpeggios, soft muffled drums, intimate breathy female vocals, close-mic whisper, gentle reverb, hazy dreamy atmosphere, BPM 80

Lyrics(メタタグ付き):

[Intro]
[Tempo: Slow]
[Key: G major]
[Mood: Intimate]
[Energy: Low]
[Texture: Tape-Warm]
(acoustic guitar arpeggio, soft room reverb)

[Verse]
[Energy: Low]
[Vocal Style: Breathy, whispery, close-mic]
(singing softly)
typing chords in bed, the screen is all that glows
GarageBand open, nobody watching
never thought I'd share it with the world outside
just hit upload that quiet night and let it go

[Verse 2]
[Energy: Low→Medium]
(gentle guitar strum added)
the mic was too close, caught every breath I took
I thought I'd cut it, make it clean and right
but leaving it there made it feel like something real
imperfect and honest, I pressed send into the night

[Chorus]
[Energy: Medium]
[Vocal Style: Warm, slightly fuller]
(soft harmonies enter)
from the window of my room, I watch the city lights
no one has to know, this music still feels mine
born inside these bedroom walls, this tiny fragile sound
might find someone else's dark and help them feel alright

[Bridge]
[Energy: Low]
[Texture: Sparse, intimate]
(guitar only, no drums)
(whispered)
it doesn't have to be perfect
the noise, the drift — it's all right here

[Chorus]
[Energy: Medium]
(harmonies return)
from the window of my room, I watch the city lights
no one has to know, this music still feels mine
born inside these bedroom walls, this tiny fragile sound
might find someone else's dark and help them feel alright

[Outro]
[Energy: Low→Fade]
[Mood: Peaceful]
(guitar arpeggio returns, room tone fades)
[Fade Out]

まとめ:ベッドルームポップを聴いて、作って、楽しもう

ここまでベッドルームポップの定義・歴史・代表曲・DTMでの作り方を見てきました。最後に要点を整理します。

  • ベッドルームポップとは: DIY制作環境(自室)と内省的・告白的な歌詞によって定義される、2010年代に生まれたインディーポップのサブジャンル

  • 歴史: SoundCloud/Bandcampの普及が土台を作り、2017年のClairo「Pretty Girl」バイラルでジャンルが一気に認知された。Spotify公式プレイリスト化により確立

  • サウンドの特徴: BPM80前後、ローファイな質感、クローズマイクのボーカル、シンプルなドラム。「不完全さを美徳とする」美学が核

  • DTMでの作り方: クオンタイズを少しだけゆるめ、ローパスフィルターで高域を薄く削り、短めのルームリバーブをかける。GarageBandのデフォルト音源でも始められる

  • DTM親和性の高さ: 「完璧でなくていい」という美学が、初心者にとって最もやさしい入り口になっている

まだベッドルームポップをちゃんと聴いたことがないという方は、まずSpotifyの「Bedroom Pop」プレイリストやClairoの「Pretty Girl」から聴いてみましょう。「こんなにシンプルでいいのか」という驚きと「これなら自分でも作れそう」という気持ちが同時に来るはずです。

そして、そう感じたらすぐに始めてみましょう。GarageBandとスマートフォンでも始められます。まずは1分間だけのデモでいい。ボーカルの息遣いが入っていても、ドラムが少しズレていても、それがベッドルームポップです。


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