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橋杭岩 × 自然音|和歌山・串本でのフィールドレコーディング記録【EARTH’S SOUND #01】

自然音とアンビエントギターを重ね、音で風景を感じる──。
そんなテーマで制作している「EARTH’S SOUND」シリーズの第1作目です。
舞台は和歌山県・串本町の名勝「橋杭岩(はしくいいわ)」。
本記事では現地での録音・撮影の工夫、機材、音楽の編集方針などをまとめています。



橋杭岩という撮影地について

橋杭岩は、和歌山県串本町の海岸沿いに広がる名勝で、大小40ほどの岩が一直線に並んでいます。
自然が生み出した独特の地形で、時間帯や潮の満ち引きによって表情が変わる場所です。

今回の収録では、できる限り人工音を避けるため、冬の日没前を狙って現地を訪れました。
訪れる人も少なく、自然本来の音に集中できる環境でした。


映像と音、それぞれの収録アプローチ

映像と音声は、それぞれ独立した機材で録音・撮影を行いました。
音声は映像と同じ時間軸でリアルタイム録音しつつ、編集に備えて約2倍の長さを記録しています。

これは、後から車や飛行機の音など不要なノイズを避け、自然な波音だけをつなげるための工夫です。
人のいない冬の海岸でも、完全な無音環境は存在せず、上空を飛行機が通過することもあります。

録音中は、機材を視界に収めつつ一定距離を保ち、トラブルに備えて待機しています。


待機中に感じる時間の流れと、自分との対話

録音を始めてしばらくは、目の前の光景に気持ちが高まります。
しかし15分もすると、時間がゆっくりと流れているように感じられ、寒さや静けさが次第に心に染みてきます。

そんな中で浮かんでくるのは、完成後の動画がどれくらい再生されるのか、
反応があるのか、あるいは少しでも金銭的な成果につながるのか──そんなことだったりもします。

決して崇高なことばかりではなく、時に俗っぽい想像もしながら、
静けさの中で1時間を過ごすこの体験は、創作でありながら、どこか瞑想に近い時間でもありました。


作品に込めた願い

この音と映像に触れた誰かが、ほんの少しでも深呼吸できるような時間を得られたら──。
再生回数や評価以上に、そんな静かな体験を届けられることが、私にとっての目標です。

空想と現実の間にあるような1時間が、音と映像に残るように意識しています。


使用機材と録音の工夫

撮影機材

使用したのは、Blackmagic社の**BMPCC 4K(Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K)**です。
軽量かつ長時間の撮影に適しており、BRAW 12:1で収録、LUTは撮影時に適用しました。

このカメラは約7年使用していますが、大きなトラブルもなく、今も信頼して使用しています。
機材の詳細は別記事で紹介予定です。

録音機材

音声は、バイノーラルマイクガンマイクを組み合わせた6ch構成で録音しました。
YouTubeではステレオミックスで公開していますが、将来的な立体音響展開を想定し、元データはサラウンド形式で保存しています。

マイクの選定理由や録音方法なども、今後別の記事で詳しく解説予定です。


音楽と編集の方針

映像には、ソルフェジオ周波数963Hzを基にしたアンビエントギターを重ねています。
この周波数は「意識の拡大」「内面の静けさ」と関係があるとされ、自然音との調和を意識して選びました。

その効果については、専門家や研究者による見解も含めて、それぞれの感じ方を大切にしてほしいと思っています。

ギターの録音では、アンビエントサウンドを生み出すエフェクターを使用し、963Hzの音叉を鳴らしながら、即興で1時間演奏しました。

演奏において最も意識したのは、映像や波音の流れを妨げないこと。
音楽として主張するのではなく、自然音に寄り添いながら、幻聴のように聴こえる境目の音を目指しました。


完成映像はこちら(YouTube)

📺 YouTubeにて公開中
▶️ 963Hz Solfeggio Frequency – Ocean Waves & Ambient Guitar | EARTH’S SOUND (No AI)

以下は、本記事で紹介した記録を、一時間・ループなしの映像と音でまとめた動画です。AIは使用していません。

自然音の細かなニュアンスを楽しんでいただくため、
イヤホンやヘッドホンでの視聴を推奨します。

まとめ|静かな海岸に響く、目に見えない風景

橋杭岩の静けさと波音に耳を澄ませながら、1時間の自然と向き合う体験を映像と音で記録しました。
この作品が、日常の中でほんの少しでも心をゆるめる時間になれば嬉しく思います。

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