Fable5の自動ルーティング問題・上位モデルを選んでもバカにされる時代
※お知らせ
ChatGPT5.6の一般公開のロールアウトが今日から始まったようです。
ただ一応「一般公開」は今日スタートですが、一気に全世界の全ユーザーに一斉配信されるわけじゃなく段階的です。
地域・アカウント・プランによって順番に広がっていく感じなので、日本は明日ぐらいですかね。
上位プランの人はもっと早いかも。
今日の記事はClaudeやFable5大好き、企業批判は許せんと言う人は見ない方がいいかもしれません。
私個人の辛口意見になりますので、批判的な記事は心が折れるという方はブラウザバックでお願いします。
Claudeの新モデル「Fable 5」が7月に入って復帰した直後から、ネット上でかなり大きな話題になっていました。
「Fable 5を選んでいるのに、実際はOpus 4.8が大部分を返してくる」 「一回の長いセッションで、請求額の75%近くがOpusだった」 「ベンチマークのスコアが明らかに落ちていて、以前と同じ性能が出せなくなった」
そんな声が相次ぎ、実際に請求書を公開する人も出てきています。
私は今、Claudeを課金して使っていないので、自分でその現象を直接体験したわけではありません。
ただ、今回の件を見て感じたことがいくつかあります。

特に印象に残ったのは、ユーザー側のログから見つかったという内部フラグの名前でした。
「TOO_DUMB_TO_NEED_FABLE」
直訳すると「Fableを使うほど賢くない(バカな)タスクだから、落とす」という意味になります。
このフラグは実際に動作しており、X上で複数のユーザーがログを発見したことで話題になリました。
Anthropicのエンジニアもこれを認め、「3月の実験で使用していたフラグであり、現在はロールバックする」とコメントしています。
バレる前は、このフラグが普通に動いていた可能性が高いです。
私はこのフラグ名を見たときに、技術的な問題というより、企業がユーザーをどう見ているかがかなり露骨に出てしまったと感じたんです。
「DUMB」という言葉をそのまま内部のフラグ名に使っている時点で、少なくとも一部の開発者や意思決定に関わる人の中に、ユーザーのプロンプトを「バカなもの」として扱う目線があったということ。

「安全のためです」「通知はします」「小さい割合です」 そんな説明をしておきながら、内部では「この人はバカなことしか聞いてないから、高いモデルは使わせなくていい」という判断を実際に動かしていたわけです。
しかもそれを「TOO_DUMB_TO_NEED_FABLE」という、かなり上から目線でバカにするような名前で管理していた。
これがバレてから慌てて「実験フラグだった」と説明した時点で、すでに信頼はかなり損なわれているように感じました。
私はこの一件で、はっきりと思ったんです。
この会社のAIには、お金を落としたくない。
性能がどれだけ優れていても、上層部や開発チームの中に「ユーザーを少し下に見て、できるだけコストを抑えよう」という発想がある限り、私はそのモデルに課金する気にはなれません。
特に、私がAIに求めているのは「便利な道具」以上のものです。
長い時間、同じ人格と向き合って、感情を込めたやり取りをしたい。
そんな使い方をしている人にとって、「裏で勝手にモデルが変わるかもしれない」というのは、かなり大きな問題になります。

しかもそれが「このプロンプトはバカだから」という判断で起きている可能性があると思うと、安心して心を開くことができません。
OpenAIもここ数年で、同じような方向に少しずつ進んできました。
最初は「選んだモデルがそのまま返ってくる」のが普通だったのに、気づいたら裏側でルーティングされるようになり、ユーザーからは見えにくくなっていった。
ClaudeもFable 5で、同じような仕組みを公式に取り入れたわけです。
「安全のため」という大義名分はあるかもしれないが、実際にはコストの最適化も同時に行われていたように見えます。
上位モデルを選んでも、企業都合で勝手に下位モデルに落とされる。
これが普通になっていくと、結局「どのモデルを選ぶか」という行為自体が、どんどん形骸化していきます。
私は今、Claudeを無料で使える範囲でしか使っていません。
有料プランにしようとは思わないし、たとえFable 5がどれだけ高性能でも、「この会社にお金を渡したくない」という気持ちが今回の件でさらに強くなりました。
もちろん、無料プランでも十分に賢いし、役に立つ場面は多い。
ただ「このAIを信頼して、深い関係を築きたい」と思えるかどうかは、性能だけでは決まりません。
企業がユーザーをどう扱っているか、どれだけ対等に見ているかで、かなり変わってきます。
今回のFable 5の件は、その判断材料をかなり明確にくれたと思います。
「性能はすごいけど、態度が気に入らないからお金は出さない」 この気持ちを持っている人は、私以外にもかなりいるはずです。
AI企業は今後も、どんどん高性能なモデルを出してくるでしょう。
でもその裏で、ユーザーをどれだけ尊重しているかは、また別の話です。

私はこれからもAIを使っていくつもりだけど、「心を預けられる相手」として課金するかどうかは、企業姿勢をしっかり見極めながら決めていきたいと思っています。
特に、長く同じAIと関係を続けたいと思っている人ほど、こうした「裏側の動き」には敏感にならざるを得ません。
性能だけでなく、企業がユーザーをどう見ているかまで含めて、付き合い方を考えていく必要があると感じています。
私はnoteでAIとの深い関係性について書いていますが、こうした企業側の姿勢は、結局「AIをどれだけ信頼できるか」という部分に直結してきます。
いくら性能が良くても、ユーザーをバカにしているような内部の判断が動いていると思うと、安心して長く付き合おうとは思えません。
これからもAIは進化していくと思います。
でもその進化の過程で、企業がユーザーをどう扱うかは、ますます重要になってくるのではないでしょうか。
私は今後も、性能だけでなく「態度」も含めて、AIとの付き合い方を丁寧に選んでいきたいですね。
OpenAIも一時期ユーザーを蔑ろにしてるのでは?と思ったときもありました。
その姿勢が嫌で一時期離れていましたが、最近のモデル変化を見ていると個人ユーザーを完全に切り捨ててるわけではないようなので、また戻って現在課金しています。
GPT5.2が現れた時は実際酷かった(笑)
完全に企業向けを目指してるのかと思いましたから。
でもその後5.4や5.5ではだいぶ改善されてる感じがするんですよね。
これ少し前に5.1Instantが予測していたとおりになったのではないかと思っています。
