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技術士R07対策版|R01~R06【04電気電子部門】必須問題Ⅰ『解答論文例:12題』-解答骨子例付き-





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🔽 以下、本記事の主内容

📅R01年度

R01_I-1「過去問題」

 我が国では、2015年に国連で採択されたSDGs(17の持続可能な開発目標)を基に、持続可能な取組の導入が奨励されている。電気電子分野においても、多様な取組が行われているが、大規模システムや複合的な機器などの技術開発で、当初の意図に反して、様々な弊害が発生している。また、当初の意図そのものに問題がある場合も少なくない。このようなアンバランスな状況下で、開発・生産と利用・消費との関係性における持続可能なバランスの確保について、広範囲に数多くの目標が議論されている。
(1)電気電子分野のシステム・機器における「開発・生産と利用・消費との関係性における持続可能なバランスの確保」の考え方に基づき、技術者としての立場で多面的な観点から課題を抽出し分析せよ。解答は、上記の関係性の観点を明記した上で、それぞれの課題について説明すること。
(2)(1)で抽出した課題の中から最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題の解決策を3つ示せ。
(3)上記すべての解決策を実行した上での新たな波及効果、及び懸念事項とそれへの対策について、専門技術を踏まえた考えを示せ。
(4)(1)~(3)の業務遂行に当たり、技術者としての倫理、社会の保全の観点から必要となる要件・留意点を述べよ。


R01_I-1 <解答骨子例>

1.電気電子分野における持続可能なバランスの課題
 
1.環境負荷の増加
  ・エネルギーと資源
  ・環境負荷リスク
 2.製品ライフサイクルの短縮
  ・廃棄物増加
  ・資源無駄遣い
 3.リサイクル技術の未熟
  ・多様な材料
  ・環境汚染リスク
 4.エネルギー効率の低さ
  ・無駄な電力消費
  ・持続可能性阻害
2.最も重要な課題とその解決策
 〇最重要課題
  ・環境負荷の増加
 1.エコデザインの推進
  ・素材選定最適化
  ・製品寿命延長
 2.再生可能エネルギーの利用拡大
  ・温室効果ガス削減
  ・持続可能な利用
 3.サプライチェーンの最適化
  ・物流効率化
  ・リサイクル材料活用
3.解決策実行後の波及効果と懸念事項及びその対策
 
1.波及効果
  ・環境負荷削減
  ・企業競争力強化
 2.懸念事項
  ・初期投資負担
  ・エネルギー供給不安
 3.懸念事項への対策
  ・補助金税制優遇
  ・インフラ整備推進
4.業務遂行に必要な要件・留意点
 
1.倫理的責任
  ・環境社会影響抑制
  ・倫理的観点重視
 2.社会保全
  ・社会全体利益考慮
  ・リスク予見対策
 3.透明性の確保
  ・情報適切提供
  ・信頼関係構築


R01_I-2「過去問題」

 我が国の人口は、2008年をピークに減少に転じており、2050年には1億人を下回るとも言われる人口減少時代を迎えている。人口が減少する中で、電気電子技術は社会において重要な役割を果たすものと期待され、その能力を最大限に引き出すことのできる社会・経済システムを構築していくことが求められる。
(1)人口減少時代における課題を、技術者として多面的な観点から抽出し分析せよ。解答は、抽出、分析したときの観点を明記した上で、それぞれの課題について説明すること。
(2)(1)で抽出した課題の中から電気電子技術に関連して最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題の解決策を3つ示せ。
(3)その上で、解決策に共通して新たに生じうるリスクとそれへの対策について、専門技術を踏まえた考えを示せ。
(4)(1)~(3)の業務遂行において必要な要件を、技術者としての倫理、社会の持続可能性の観点から述べよ。


R01_I-2 <解答骨子例>

1.人口減少時代の技術的課題
 
〇開発・生産の観点
  ・熟練労働者減少
  ・生産性低下懸念
 〇開発・生産の観点
  ・消費者市場縮小
  ・高齢者向け需要増加

2.エネルギー効率化の課題と解決策
 〇スマートグリッドの導入
  ・資源の活用
  ・経済的持続可能性
 〇省エネルギー型の家電製品の普及促進
  ・電力供給最適化
  ・エネルギー無駄削減
 〇再生可能エネルギーの利用拡大
  ・持続可能なエネルギー源
  ・供給安定化コスト削減

3.エネルギー効率化に伴うリスクと対策
 
〇サイバー攻撃リスク
  ・情報漏洩危険性
  ・最新のセキュリティ技術を導入
 〇初期導入コスト
  ・普及促進障害
  ・補助金制度、リース制度の導入
 〇エネルギー供給不安定性
  ・天候依存問題
  ・ハイブリッドシステムの導入
4.業務遂行に必要な要件
 〇技術者倫理
  ・社会全体の利益
  ・透明性と公平性
 〇社会の持続可能性
  ・資源の効率的利用
  ・経済的な持続可能性
 〇その他
  ・多様なステークホルダー
  ・グローバルな視点


📅R02年度

R02_I-1「過去問題」

 内閣府が提唱するSociety5.0では、ディジタル技術が今までそれと無縁であった様々な分野に適用されて、今までとはまったく異なる産業構造や社会に変化する将来像が描かれている。これを支える技術として、次世代通信技術をはじめとする様々な要素技術が2020年から次々に利用可能となる。この結果、社会的には人々の働き方の変革から、ビジネスの慣行の転換あるいは競争環境の変化など様々な影響がSociety5.0の具現化とともに生じることが考えられる。例えば農業分野について考えてみても、業務の行い方、流通の仕方や消費者との関係といったサプライチェーンマネジメント、他業種の参入など様々なことが想定できる。その結果、電気電子分野と農業分野が複合した新たな循環型社会が形成されうる。この例のようにSociety5.0を推進することで社会・経済的な領域で「新たな循環型社会の構築」が期待される。
(1)上記を踏まえ、「新たな循環型社会の構築」によって起こりうるサプライチェーンマネジメントを中心にした農業分野の課題を、電気電子分野の技術者としての立場で3つ以上の多面的な観点からそれぞれ抽出し、それらの課題の内容を観点ごとに示せ。
(2)前問(1)で抽出した課題の中から電気電子技術分野に関連して最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題の解決策を3つ示せ。
(3)上記すべての解決策を実行して生じる波及効果と専門技術を踏まえた懸念事項への対応策を示せ。
(4)前問(1)~(3)の業務遂行に当たり、技術者としての倫理、社会の保全の観点から必要となる要件・留意点を述べよ。


R02_I-1 <解答骨子例>

1.新たな循環型社会の課題抽出
 
〇観点1:データ管理とセキュリティ
  ・データ漏洩リスク
  ・流通混乱品質問題
 〇観点2:通信インフラの整備と維持
  ・整備遅れ
  ・維持管理コスト
 〇観点3:技術の普及と教育
  ・高齢化
  ・新技術への抵抗
2.最重要課題と解決策
 
〇最重要課題
  ・データ管理とセキュリティ
 〇解決策1:データ暗号化技術の導入
  ・データ保護強化
  ・攻撃リスク低減
 〇解決策2:アクセス制御と認証システムの強化
  ・不正アクセス防止
  ・システム脆弱性対策
 〇解決策3:セキュリティ教育と意識向上プログラムの実施
  ・セキュリティ意識向上
  ・リスク低減
3.解決策の波及効果と懸念事項への対応策
 
〇波及効果
  ・データ保護強化
  ・生産性効率向上
  ・データ安全確保
  ・データ信頼性向上
  ・セキュリティ意識向上
  ・セキュリティレベル向上
 〇懸念事項への対応策
  ・コスト負担軽減
  ・コスト分散
  ・技術サポート提供
  ・迅速な対応体制
  ・継続的な教育
  ・プログラム定期更新
4.業務遂行に必要な要件・留意点
 〇技術者倫理
  ・倫理観の重要性
  ・プライバシー保護
 〇社会の持続可能性
  ・社会全体の利益
  ・技術格差是正
 〇その他
  ・知識の更新
  ・継続的な改善


R02_I-2「過去問題」

 地球温暖化は世界共通の大きな問題である。地球温暖化が確実に進行している中で、電気エネルギーは人類にとって必要不可欠なものであって、今後も欠かせない。これまで、発電時の温室効果ガス(GHG)の排出が地球温暖化の要因とされ、再生可能エネルギーの活用が進められてきている。また、温室効果ガスの排出抑制の面からは電気自動車の開発など、多様な取組が進んでいる。しかし、東日本大震災以降、原子力発電所の事故の経験を踏まえて、発電時の温室効果ガスの排出量だけでなく、プラントの建設から廃棄処理まで、ライフサイクル評価することに、ますます関心が高まっている。温室効果ガスの削減目標は各国で決められてはいるが、地球温暖化対策の道筋は不確定要素も多く、先行きが不透明である。このような状況の中、資源の3R(Reduce、Reuse、Recycle)行動や再エネ・省エネ・創エネ・蓄エネなどの個々の対策にとらわれることなく、エンジニアリング問題としての観点からも、総合的な「幅広い予防的アプローチ」をとることが求められている。
(1)上記を踏まえ、そうした「幅広い予防的アプローチ」をとるうえで、電気電子分野の技術者としての立場で3つ以上の多面的な観点からそれぞれの課題を抽出し、それらの課題の内容を観点ごとに示せ。
(2)前問(1)で抽出した課題のうち電気電子技術分野に関連して最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する解決策を3つ示せ。
(3)上記すべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対策について、専門技術を踏まえた考えを示せ。
(4)前問(1)~(3)の業務遂行に当たり、技術者としての倫理、社会の保全の観点から必要となる要件・留意点を述べよ。


R02_I-2 <解答骨子例>

1.多面的な観点からの課題抽出
 
〇観点1:環境負荷の低減
  ・GHG排出削減
  ・ライフサイクル評価
 〇観点2:エネルギー供給の安定性
  ・天候依存対策
  ・貯蔵技術開発
 〇観点3:経済的な実現可能性
  ・初期投資コスト
  ・コスト負担変動
2.最重要課題とその解決策
 
〇最重要課題
  ・エネルギー供給の安定性
 〇解決策1:エネルギー貯蔵技術の開発
  ・供給平滑化
  ・安定供給実現
 〇解決策2:スマートグリッドの導入
  ・需給バランス制御
  ・効率的な分配
 〇解決策3:分散型エネルギーシステムの構築
  ・エネルギー自給自足
  ・依存からの脱却
3.新たに生じうるリスクとその対策
 
〇リスク1:エネルギー貯蔵技術に関するコスト増加
  ・製造コスト削減
  ・初期投資軽減
 〇リスク2:サイバーセキュリティの脆弱性
  ・セキュリティ強化
  ・暗号化技術導入
 〇リスク3:地域間のエネルギー供給格差
  ・供給ネットワーク強化
  ・相互支援体制
4.業務遂行に必要な要件・留意点
 〇倫理的責任の遂行
  ・社会全体への責任
  ・環境保護最優先
 〇情報の透明性と説明責任
  ・情報の透明性
  ・分かりやすい説明
 〇持続可能な社会の実現
  ・持続可能性重視
  ・長期的な視点


📅R03年度

R03_I-1「過去問題」

 Society5.0では、持続可能な社会を実現するため、エネルギー需給が管理されるIoE(Internet of Energy)社会の実現に向けて様々な施策が行われている。しかし、現在までにIoEを広域的に社会実装するには至っていない。本問題は、IoE社会に向けた施策を早期に広域的な社会に実装するための電気電子技術について、問うものである。
(1)IoE社会に向けた施策を多様な既存インフラが稼働している状態で広域的に滞りなく、早期に実装するための電気電子技術分野におけるエンジニアリング上の課題を、多面的な観点から3つ抽出し、それぞれの観点を明記したうえで、その課題の内容を示せ。
(2)抽出した課題のうち最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を、専門技術用語を交えて示せ。
(3)すべての解決策を実行して生じる波及効果と専門技術を踏まえた懸念事項への対応策を示せ。
(4)前問(1)~(3)の業務遂行において必要な要件を、技術者としての倫理、社会の持続可能性の観点から題意に即して述べよ。


R03_I-1 <解答骨子例>

1.IoE社会に向けた課題の抽出
 
〇観点1:インフラの互換性
  ・規格技術の相違
  ・データ収集管理困難
 〇観点2:セキュリティ
  ・サイバー攻撃増大
  ・システム誤作動リスク
 〇観点3:コスト
  ・多額の初期投資
  ・コスト負担障壁
2.最重要課題とその解決策
 
〇最重要課題
  ・インフラの互換性
 〇解決策1:標準化の推進
  ・共通規格策定
  ・データ共有円滑化
 〇解決策2:ゲートウェイ技術の活用
  ・プロトコル変換
  ・互換性維持
 〇解決策3:インフラ更新の段階的実施
  ・コスト負担分散
  ・戦略的実施
3.解決策の波及効果と懸念事項への対応
 
〇波及効果
  ・データ共有円滑化
  ・効率的エネルギー管理
  ・初期投資抑制
  ・コスト最適化
 〇懸念事項への対応策
  ・合意形成促進
  ・セキュリティ強化
  ・実行確実性向上
4.業務遂行に必要な要件
 
〇技術者としての倫理
  ・公共の安全福祉優先
  ・透明性の保持
 〇社会の持続可能性
  ・環境負荷の低減
  ・持続可能な設計


R03_I-2「過去問題」

 動作環境の不確かな多種多様のハードやソフトが混在する大規模なインフラシステムがインターネットで相互につながることで、システム全体の機能が低下し、また動作の予測可能性が低下するケースが発生している。しかしながらその中で、災害時及び緊急時においてもシームレスで安心かつ安全なサービスを提供するための事前に予防する仕組み、つまり言い訳の余地がないように対策をはじめから講じておく仕組みを実現する必要に迫られている。こうした状況を踏まえ、電気電子技術について以下の問いに答えよ。
(1)各種システムが相互につながった中で災害時及び緊急時においてもシームレスで安心かつ安全なサービスを提供することはサービス事業者の使命である。この点を踏まえ、エンジニアリング問題としてサービス中断を事前に予防する仕組みに関して、多面的な観点から3つの課題を抽出し、それぞれの観点を明記したうえで、その課題の内容を示せ。
(2)抽出した課題のうち最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を、専門技術用語を交えて示せ。
(3)すべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対策について、専門技術を踏まえた考えを示せ。
(4)前問(1)~(3)の業務遂行において必要な要件を、技術者としての倫理、社会の持続可能性の観点から題意に即して述べよ。


R03_I-2 <解答骨子例>

1.災害・緊急時サービス中断予防の課題
 
〇観点1:インフラの耐久性
  ・物理的な破壊
  ・システム機能停止
 〇観点2:ソフトウェアの冗長性
  ・システム一部故障
  ・サービス停止リスク
 〇観点3:通信ネットワークの信頼性
  ・情報伝達妨げ
  ・サービス利用不能
2.最も重要な課題とその解決策
 
〇最も重要な課題
  ・通信ネットワークの信頼性
 〇解決策1:多重経路通信の導入
  ・通信経路遮断対策
  ・データ送受信継続
 〇解決策2:衛星通信の活用
  ・地上災害影響回避
  ・広範囲カバー
 〇解決策3:ソフトウェア定義ネットワーク(SDN)の導入
  ・柔軟性管理性向上
  ・通信途絶最小化
3.新たに生じうるリスクとその対策
 
〇リスク1:セキュリティ脆弱性の増加
  ・侵入経路増加
  ・攻撃リスク増加
 〇対策1
  ・セキュリティ強化実施
  ・不正アクセス防止
 〇リスク2:衛星通信のコスト増加
  ・運用コスト増大
  ・経済的な負担
 〇対策2
  ・予算管理効率化
  ・コスト効率プラン選定
4.業務遂行における必要な要件
 〇技術者倫理
  ・公共の安全福祉
  ・誠実な業務遂行
 〇社会の持続可能性
  ・持続可能な社会
  ・環境配慮設計


📅R04年度

R04_I-1「過去問題」

理工系分野の技術者不足は、多方面で広く報告されている。電気電子分野においては、求められる技術者が専門ごとに異なり、課題も変化し多様化している。このため電気電子すべての専門分野で技術者不足が懸念されており、今後の継続的発展のためには技術者を確保していくことが不可欠である。これらを踏まえ、以下の設問に技術面で解答せよ。(人事、政策などは含まない。
(1)電気電子分野の技術者としての立場で、①実務で求められるスキルと現状との不一致、②実務の生産性(省力化など)、③専門分野の魅力や発展性、の3つの観点から課題を1つずつ抽出し、それぞれの課題の内容を示せ。(*)
 (*)解答の際には必ず観点番号を述べてから課題を示せ。
(2)前問(1)で抽出した課題のうち最も重要と考える課題を1つ挙げ、これを最も重要とした理由を述べよ。その課題に対する解決策を3つ、ハードウェア技術とソフトウェア技術の区別を明記し、専門技術用語を交えて示せ。
(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対策について、専門技術を踏まえた考えを示せ。
(4)前問(1)~(3)の業務遂行に当たり、技術者としての倫理、社会の持続可能性の観点から必要となる要件・留意点を題意に即して述べよ。


R04_I-1 <解答骨子例>

1.技術者不足の現状と課題
 
①実務で求められるスキルと現状との不一致
  ・最新技術スキル不足
  ・中小企業教育困難
 ②実務の生産性(省力化など)
  ・高度な技術力必要
  ・生産性向上阻害
 ③専門分野の魅力や発展性
  ・若年層の魅力低下
  ・教育訓練不足
2.最も重要な課題と解決策
 〇最重要課題
  ・技術革新ペース
  ・企業競争力維持
 〇ハードウェア技術
  1.研修プログラムの充実
   ・知識スキル習得
   ・専門研修実施
  2.産学連携の強化
   ・研究成果応用
   ・実践的スキル
 〇ソフトウェア技術
  3.オンライン教育の活用
   ・リモート学習促進
   ・自己学習環境
3.新たに生じうるリスクと対策
 ・リスク1:技術者の負担増大
  ・研修内容効率化
  ・実践的学習導入
 ・リスク2:産学連携の摩擦
  ・契約明確化
  ・合意事前取り決め
 ・リスク3:オンライン教育の質の低下
  ・教育プログラム評価
  ・フィードバック積極採用
4.業務遂行に必要な要件・留意点
 〇技術者の倫理
  ・高い倫理観
  ・社会に対する責任
 〇社会の持続可能性
  ・持続可能な社会
  ・環境負荷低減


R04_I-2「過去問題」

 地域(都市部を含む)医療では、従来から地域に密着した医療や遠隔医療の取組が行われている。しかし、技術実証から社会インフラとしての医療への移行・普及のため、健康ケア及び介護ケアを含めた、医療全体を考える必要がある。また、その対応は地域やそこに住む人々、職場、家族構成などによって異なり、実情に即した展開が必要である。地域医療を充実・発展させるため、以下の設問に技術面で答えよ。(政策などは含まない。
(1)持続可能な地域医療の実現に向けて、電気電子分野の技術者としての立場で多面的な観点から3つの課題を抽出し、それぞれの観点を明記したうえで、その課題の内容を示せ。(*)
 (*)解答の際には必ず観点を述べてから課題を示せ。
(2)前問(1)で抽出した課題のうち最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する解決策を3つ、専門技術用語を交えて示せ。
(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対策について、専門技術を踏まえた考えを示せ。
(4)前問(1)~(3)の業務遂行において必要な要件を、技術者としての倫理、社会の持続可能性の観点から題意に即して述べよ。


R04_I-2 <解答骨子例>

1.持続可能な地域医療のための技術的課題
 
1)地域医療の情報通信基盤の整備
  ・高速ネット不足
  ・セキュリティ確保
  ・データ相互運用性欠如
 2)医療機器の相互運用性の確保
  ・連携円滑性不足
  ・データ不整合リスク
 3)エネルギー効率の向上
  ・エネルギー大量消費
  ・環境負荷増大
2.最重要課題とその解決策
 〇最重要課題
  ・地域医療の情報通信基盤の整備
 1)高速インターネットの導入
  ・遠隔医療必須
  ・医療質向上
 2)医療情報セキュリティの強化
  ・データ暗号化技術
  ・セキュリティ教育徹底
 3)データの相互運用性の確保
  ・統一規格導入
  ・データ共有円滑化
3.解決策のリスクとその対策
 
1)高速インターネットの導入に伴うリスク
  ・サイバーセキュリティリスク
  ・攻撃対象増加
 ・対策
  ・ネットワークセキュリティ強化
  ・定期的なセキュリティ監査
 2)医療情報セキュリティの強化に伴う運用コストの増加
  ・初期投資増加
  ・運用コスト増加
 ・対策
  ・コスト効果分析
  ・クラウドサービス活用
 3)データ相互運用性の確保に伴うシステム更新のリスク
  ・運用中断問題
  ・データ整合性問題
 ・対策
  ・段階的な移行計画
  ・バックアップシステム構築
4.業務遂行に必要な要件
 
1)技術者の倫理としての責任
  ・倫理的な判断
  ・プライバシー保護
 2)社会の持続可能性の観点からの取り組み
  ・環境負荷の低減
  ・地域住民との協働


📅R05年度

R05_I-1「過去問題」

 大規模かつ複合的なシステムで広く用いられてきている仮想化、レイヤ化、モジュール化、ソフトウェア化、などは、効率的に開発するうえで重要な『手法』である。一方でこのような『手法』は、入出力情報をもとにハードウェア技術の理解なしに組み合わせているため、統合されたシステムの全体の振る舞いが把握しにくくなっている。例えば、技術者が入力と出力しか把握しないことで、それまで実施確認していた事項がおろそかになり、エンジニアリング業務を遂行するうえでの障害になっていると考えられる。上記の状況から、電気電子分野における影響を踏まえ、今後どのように克服して発展させていけばよいか、解決策と将来像についての道筋を示すことが求められる。以下の設問に技術面で解答せよ。(人事、政策などは含まない。)

(1)電気電子分野の技術者としての立場で上記『手法』を活用する際に生じる3つの課題を多面的な観点から抽出し、それぞれの観点を明記したうえで、その課題の内容を示せ。(*)
(*)解答の際には必ず観点を述べてから課題を示せ。
(2)前問(1)で抽出した課題のうち最も重要と考える課題を1つ挙げ、これを最も重要とした理由を述べよ。その課題に対する解決策を3つ、電気電子部門の専門技術用語を交えて示せ。
(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対策について、専門技術を踏まえた考えを示せ。
(4)前問(2)で示した解決策の実施において、技術者としての倫理、社会の持続可能性を踏まえて必要な要件を題意に即して述べよ。


R05_I-1 <解答骨子例>

(1) 電気電子分野における仮想化活用時の課題
 
【観点1: システム全体の可視化の欠如】
  ・動作原理理解困難
  ・相互作用把握困難
 【観点2: 欠陥の特定と修正の困難さ】
  ・原因特定困難
  ・内部構造の不明確
 【観点3: 技術の継承と知識共有の阻害】
  ・知識継承阻害
  ・技術伝承阻害
(2) 最も重要な課題とその解決策
 〇最重要課題
  ・システム全体の可視化の欠如
 1.システムモデリングによる全体像の可視化
  ・AADL利用
  ・シミュレーション検証
 2.ホワイトボックステスト手法の導入
  ・制御フロー評価
  ・データフロー評価
 3.インターフェース設計の標準化
  ・入出力関係明確化
  ・アーキテクチャ可視化
(3) 新たなリスクとその対策
 
【リスク1:開発コストと工数の増大】
  ・開発工程複雑化
  ・コスト工数増加
 ・対策
  ・アジャイル開発導入
  ・自動テストツール導入
 【リスク2:機密情報の漏洩リスク】
  ・情報流出リスク
  ・セキュリティ対策不足
 ・対策
  ・アクセス制限実施
  ・暗号化技術導入
 【リスク3:リソース不足による継続的な改善の阻害】
  ・改善活動停滞
  ・可視化停滞
 ・対策
  ・経営層理解獲得
  ・継続的な確保
(4) 業務遂行に必要な要件
 
【公平性の確保】
  ・公平性の確保
  ・情報公開徹底
 【セキュリティと安全性の確保】
  ・セキュリティ確保
  ・安全性確保
 【持続可能な技術の継承体制の構築】
  ・技術継承体制
  ・人材育成重視
 【ステークホルダーとの対話と合意形成】
  ・対話と合意形成
  ・ステークホルダー連携


R05_I-2「過去問題」

 これからのモビリティ社会では、EV(ElectricVehicle)が重要な役割を果たすと期待されているが、社会のインフラ技術に与える影響は大きいと思われる。EVが普及した社会におけるインフラ技術を考えるうえで鍵となるものは、根本的な課題解決の観点をどのようにとらえるかである。そのうえで、解決策と将来像についての道筋を示すことが求められる。これらを踏まえ、以下の設問に技術面で解答せよ。本問は、EVが普及した社会におけるインフラ技術に向けた考え方を問うものである。(政策などは含まない。)

(1)技術者としての立場で、EVが普及した社会におけるインフラ技術の根本的な課題を多面的にとらえ、重要と考える3つの観点を抽出して、それぞれの根本的な課題の内容を示せ。(*)
(*)解答の際には必ず観点を明記してから課題を示せ。
(2)前問(1)で抽出した課題のうち最も重要と考える課題を1つ挙げ、これを最も重要とした理由を述べよ。その課題に対する電気電子分野関連における解決策を3つ、電気電子部門の専門技術用語を交えて示せ。
(3)前問(2)で示したすべての解決策を実行しても新たに生じうるリスクとそれへの対策について、専門技術を踏まえた考えを示せ。
(4)前問(2)で示した解決策の実施において、技術者としての倫理、社会の持続可能性を踏まえて必要な要件を題意に即して述べよ。


R05_I-2 <解答骨子例>

(1) EVインフラの根本課題と3つの観点
 
【観点1】電力供給システムの再構築
  ・電力需要急増
  ・供給困難予測
 【観点2】充電インフラの整備
  ・容易な充電環境
  ・充電時間短縮
 【観点3】電力貯蔵技術の向上
  ・電力システム安定化
  ・効率的な活用
(2) 電力供給システム再構築の重要性と解決策
 〇最重要課題
   ・電力供給システムの再構築
 ①再生可能エネルギーの大規模導入と系統連系技術の開発
  ・大規模導入推進
  ・系統連系開発
 ②高効率で高密度の電力送電技術(直流送電や超電導送電など)の実用化
  ・高効率送電実用化
  ・高密度送電実用化
 ③分散型電源と需要側リソースを活用した自立分散型電力システムの構築
  ・自立分散構築
  ・需要側活用
(3) 解決策実施時の新たなリスクと対策
 〇リスク
  ・出力変動増大
  ・系統安定運用困難
  ・故障時影響増大
  ・損失低減効果
  ・制御複雑化
  ・分散型システム
 〇対策
  ・高度な需給調整技術
  ・系統モニタリング技術
  ・自律分散制御技術
(4) 持続可能なEV社会実現の技術者要件
  ・環境負荷低減配慮
  ・資源有効活用配慮
  ・安全性維持
  ・信頼性維持
  ・公平なサービス提供
  ・地域所得関わらず
  ・ライフサイクル最小化
  ・環境負荷留意
  ・技術開発重視
  ・システム設計重視


📅R06年度

R06_I-1「過去問題」

 本問は、一般的な働き方改革に起因する社会全体のシステムのリエンジニアリング問題について問うものである。多様な「働き方」を選択することで、例えば場所や時間が集中することなく、それらに縛られない分散した形態も実現する必要がある。特に働く人の「行動の変化」に起因する様々な分野におけるリエンジニアリング問題の解決策と将来像についての「道筋」を示すことが求められる。これらを踏まえ、以下の設問に技術面で解答せよ。ただし、自動化、省力化などは除く。(人事、政策などは含まない。)
(1)電気電子分野の技術者としての立場で、リエンジニアリングについて、下線部(「 」部)のキーワードに基づいて、多面的に異なる観点から3つの技術課題を抽出し、それぞれの観点を明記したうえで、その技術課題の内容を説明せよ。(*)
 (*)解答の際には必ず観点を述べてから技術課題を示せ。
(2)前問(1)で抽出した技術課題のうち最も重要と考える技術課題を1つ挙げ、これを最も重要とした理由を述べよ。その技術課題に対する電気電子分野関連における解決策を3つ、専門技術用語を交えて示せ。
(3)前問(2)で示した解決策に関連して新たに浮かび上がってくる将来的な懸念事項とそれへの対策について、専門技術を踏まえた考えを示せ。
(4)前問(2)で示した解決策の実施において、技術者としての倫理、社会の持続可能性を踏まえて必要な要件を題意に即して述べよ。


R06_I-1 <解答骨子例>

1.働き方と行動変化による技術課題
 
〇観点1:リモートワーク環境の整備
  ・高速通信インフラ
  ・作業効率向上
 〇観点2:サイバーセキュリティの強化
  ・データセキュリティ
  ・業務継続性
 〇観点3:分散型エネルギーシステムの導入
  ・再生可能エネルギー
  ・エネルギー供給安定化
2.サイバーセキュリティの重要性
 
〇最も重要な技術課題と理由
  ・機密情報保護
  ・企業信頼性維持
 〇電気電子分野における解決策
  ・VPN導入
  ・ゼロトラストセキュリティモデル採用
3.将来的な懸念事項とその対策
 
〇将来的な懸念事項
  ・管理コスト増加
  ・誤検知リスク
 〇懸念事項への対策
  1.セキュリティ管理者の教育と訓練
   ・管理者スキル向上
  2.AIシステムのチューニング
   ・システム精度向上
  3.マルチレイヤーセキュリティの導入
   ・脅威耐性強化
4.解決策実施に必要な要件
 
〇技術者としての倫理
  ・プライバシー尊重
  ・透明性確保
 〇社会の持続可能性
  ・経済的持続可能性
  ・環境負荷軽減
 〇必要な要件
  1.透明性の確保
   ・ステークホルダー信頼
  2.持続可能なアプローチ
   ・省エネ技術導入
  3.倫理的なデータ処理
   ・個人情報保護


R06_I-2「過去問題」

 本問は、電気電子分野における技術の進展と普及の問題について問うものである。新しい技術(手法を含む)を取り入れる場合と、成熟した技術(いわゆる枯れた技術)を使い続ける場合とを比較して、どのような「技術得失」を判断して本業の技術の導入戦略に取り組むべきか、「企業規模」の大小の違いによる側面を踏まえてどのように本業を発展させていけばよいか、これらの解決策と将来像についての「道筋」を示すことが求められる。以下の設問に技術面で解答せよ。(人事、政策などは含まない。)
(1)電気電子分野の技術者としての立場で、技術の進展と普及について、下線部のキーワードに基づいて、多面的に異なる観点から3つの技術課題を抽出し、それぞれの観点を明記したうえで、その技術課題の内容を説明せよ。(*)
 (*)解答の際には必ず観点を述べてから技術課題を示せ。
(2)前問(1)で抽出した技術課題のうち最も重要と考える技術課題を1つ挙げ、これを最も重要とした理由を述べよ。その技術課題に対する電気電子分野関連における解決策を3つ、新しい技術並びに成熟した技術の具体名とともに、専門技術用語を交えて示せ。
(3)前問(2)で示した解決策に関連して新たに浮かび上がってくる将来的な懸念事項とそれへの対策について、専門技術を踏まえた考えを示せ。
(4)前問(2)で示した解決策の実施において、技術者としての倫理、社会の持続可能性を踏まえて必要な要件を題意に即して述べよ。


R06_I-2 <解答骨子例>

1.技術進展と普及における技術課題
 
〇技術得失の観点
  ・性能向上とコスト
  ・技術安定性と人材
 〇企業規模の観点
  ・大企業の資源活用
  ・中小企業の制約 
 〇道筋の観点
  ・短期成果と長期ビジョン
  ・持続可能なエネルギー
2.最も重要な技術課題と解決策
 
〇最重要技術課題
  ・中小企業のハードル
  ・リソースの制約
 〇解決策1:クラウドコンピューティングの活用
  ・インフラ投資削減
  ・柔軟なスケーラビリティ
 〇解決策2:オープンソースソフトウェアの採用
  ・ライセンスコスト削減
  ・技術の透明性
 〇解決策3:技術者教育とスキルアップ支援
  ・最新技術習得
  ・スキル向上支援
3.将来的な懸念事項と対策
 
〇懸念事項1:セキュリティリスクの増大
  ・強固なセキュリティ対策
  ・リスク軽減
 〇懸念事項2:技術依存のリスク
  ・マルチクラウド戦略
  ・リスク分散
 〇懸念事項3:技術者の離職リスク
  ・働きやすい環境整備
  ・技術者定着
4.解決策実施に必要な要件
 〇技術者倫理
  ・透明性と公正性
  ・倫理規範順守
 〇社会の持続可能性
  ・環境負荷低減
  ・資源効率利用
 〇その他
  ・自己研鑽継続
  ・社会的期待充足



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R01_I-1【解答論文例】

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