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【中学生が『技術士』へインタビュー】21総合技術監理部門 ♯17|R07_Ⅰ-2


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このインタビューは、
R07年度「21総合技術監理部門」必須問題Ⅰ-2を基にして構成しています。


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😉登場人物紹介(👧👦👩‍💼)


👧美咲

「未来の生徒会長は、この私よ!」

と野望に燃える中学2年生。


頭脳明晰、

理科が大好きで、

特に私たちの暮らしを支える

「街づくり」に興味津々!


ちょっぴり(?)強気な性格で、

ライバルの翔太にはいつも厳しいけれど、


それは期待の裏返し…

なのかもしれない。


👦翔太

「いつか見てろよ…!」

と静かに闘志を燃やす中学2年生。


美咲と同じく生徒会副会長で、

次期会長の座を虎視眈々と狙っている。


手先が器用で

「モノづくり」に関わる仕事に憧れている。


美咲の勢いに押されがちだけど、

鋭い質問で出し抜くチャンスをうかがっている。


👩‍💼花澤さん

道路づくりのプロフェッショナル、

「技術士」として活躍するリケジョの星!


難しい専門用語が飛び交う世界で、

安全で快適な道をつくるために日々奮闘している。


その一方で、

どんなに複雑な話も、

まるで魔法のように分かりやすく説明してくれる、

まさに「教えるプロ」でもある。


今日のインタビューでは、

二人の鋭い(?)質問に答えてくれるはず!



🎤インタビュー開始!


花澤さんの会社の応接室。

少し緊張した面持ちの美咲と翔太。

ドアが開き、にこやかな花澤さんが入ってくる。


👩‍💼花澤さん
美咲さん、翔太さん、こんにちは!

よく来てくださいました。

技術士の花澤です。

どうぞ、リラックスしてくださいね。


👧美咲
こ、こんにちは!

〇〇中学校の美咲です!

今日は、貴重なお時間をいただき、

ありがとうございます!

(…すごい、本物の技術士さんだ…!)」


👦翔太
こ、こんにちは。

同じく〇〇中学校の翔太です。

よろしくお願いします!

(うわー、なんだかすごい会社だなぁ…)


👩‍💼花澤さん
ふふ、そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ。

今日は、二人が『技術士』の仕事、

特に私が専門にしている『総合技術監理部門』について、

何でも聞きたいことに答えるために来ましたから。

何でも気軽に質問してくださいね。」


👧美咲
はい!ありがとうございます!

早速ですが…

えっと、翔太、

あんたから先に質問あるならどうぞ?

(先に質問させて、様子を見ようっと)


👦翔太
えっ、ぼ、僕から!?

(くっ、いつも急に振ってくるんだから…!)

え、えーと、はい!

では、早速ですが…!


僕、事前に少し調べてきたんですけど、

『総合技術監理部門』っていうのが、

いまいちピンとこなくて…。


一体、

具体的にどんなことをするお仕事なんですか?


👩‍💼花澤さん
翔太さん、良い質問ね!ありがとう。

確かに『総合技術監理』って、

言葉だけ聞くとちょっと難しいわよね。


一言でいうと、

『大きなプロジェクトを、

 色々な視点から見て、

 全体がうまくいくようにまとめる仕事』なのよ。


👧美咲
色々な視点、ですか?


👩‍💼花澤さん
そう。

例えば、

私が専門にしている『道路』をつくる時を想像してみて。


ただ単に道をつくれば良い、

というわけではないの。


まず、『経済性管理』

この道路をつくるのに、

どれくらいのお金がかかって、

将来どれくらいの人が使ってくれて、

どれくらい便利になるのか…

しっかり計画を立てて、

無駄な税金が使われないように考えるわ。


次に、『人的資源管理』

このプロジェクトには、

たくさんの人が関わるわよね。


設計する人、

工事をする人、

機械を操作する人…。


みんなが安全に、

そして気持ちよく働けるような環境を整えるのも、

大切な仕事なの。


それから、『情報管理』

道路の設計図や、

周りの地域のデータ、

新しい技術の情報などをきちんと集めて、

関係者みんなで共有する。


そうしないと、

バラバラなものが出来てしまうでしょ?


そして、

絶対に欠かせないのが『安全管理』


工事中の事故はもちろん、

完成した道路で事故が起きないように、

危険な場所はないか、

徹底的にチェックするの。


最後に、『社会環境管理』

道路をつくることで、

周りの自然環境を壊してしまったり、

騒音で地域の人を困らせたりしないように、

最大限の配慮をするのよ。


👧美咲
なるほど…。

ただ道路をつくるだけじゃなくて、

お金のこと、

人のこと、

情報、安全、環境…

全部を考えているんですね!


👦翔太
なんだか、会社の社長さんみたいですね…!


👩‍💼花澤さん
ふふ、良い例えね!

まさにプロジェクトの社長さん、

あるいはオーケストラの指揮者みたいなものかもしれないわね。


たくさんの専門家たちの力を借りながら、

最高の『作品』、

つまり安全で快適な道路を完成させる。


それが、

私たち総合技術監理部門の技術士の役割なのよ。



📝R07年度「21総合技術監理部門」必須問題Ⅰ-2


https://www.engineer.or.jp/c_topics/011/attached/attach_11181_2.pdf

「日本技術士会」HP


🌎問題文の前提1:日本の未来はどうなる?『少子高齢化』ってなんだろう?


👩‍💼花澤さん
じゃあ、このとっても長い問題文を、

少しずつ読み解いていきましょうか。

まずは最初のこの部分から。


日本の今と未来にとって、

すごく大切なことが書いてあるのよ。


👧美咲
はい!ええと…

「少子高齢化」が進んでいる、

とありますね。


ニュースでもよく聞く言葉ですけど、

この問題文に書いてある数字を見ると、

なんだか思ったより深刻なのかなって…。



👶📉おじいちゃんおばあちゃんが増えて、赤ちゃんが減ってる?


👩‍💼花澤さん
その通りね、美咲さん。

まさにその「深刻さ」を、

この数字が示しているの。


まず「少子化」だけど、

これは生まれてくる赤ちゃんの数がどんどん減っている、

ということ。


令和6年には、

1年間に生まれる赤ちゃんの数が70万人を下回ってしまったの。


これは記録的な少なさなのよ。


👦翔太
70万人…

想像がつかない数ですけど、

少ないんですね。


👩‍💼花澤さん
そうなの。

一方で「高齢化」は、

65歳以上のおじいちゃん、おばあちゃんの割合が増えていること。


今や日本の人口の約3割、

つまりクラスに30人いたら、

9人ぐらいがおじいちゃん、おばあちゃん、

という計算になるわね。


そして、

この割合はこれからも増えていくと予想されているの。


👧美咲
生まれる子は減っているのに、

お年寄りは増えている…。


なんだか、

国のバランスが崩れちゃいそうですね。


👨‍👩‍👧‍👦「働く人」が減ると、どうなっちゃうの?


👦翔太
あの、すみません!

「生産年齢人口」っていう言葉が出てきたんですけど、

これは何ですか?


👩‍💼花澤さん
良い質問ね、翔太さん!

「生産年齢人口」というのは、

だいたい15歳から64歳までの、

いわゆる「社会の働き手」となる世代の人たちのことよ。


お父さんやお母さん、

そして将来のあなたたちもここに含まれるわ。


👦翔太
なるほど!

その働く人たちが、

平成7年をピークにどんどん減っているんですね…。


👩‍💼花澤さん
そうなの。

お年寄りを支えたり、

国の税金を納めたり、

モノやサービスをつくったりする中心的な役割を担う人たちが、

どんどん少なくなっている。


これはとても大きな問題なのよ。


👧美咲
働く人が減って、

支えられるお年寄りが増えたら…

一人ひとりの負担がすごく大きくなりそう。


👩‍💼花澤さん
まさにその通り。

社会全体を一つの大きな家族だと考えると、

稼いでくるお父さんお母さんが減って、

お世話が必要なおじいちゃんおばあちゃんが増えている、

というイメージかしらね。



👷‍♀️私たちの「道路」もピンチ!?


👧美咲
その「生産年齢人口」が減ってしまうことって、

花澤さんたちのお仕事、

つまり道路づくりには、

どんな影響があるんですか?


👩‍💼花澤さん
さすが美咲さん、

良いところに気が付いたわね。


影響はものすごく大きいの。


まず、

シンプルに「道路をつくる人が足りなくなる」という問題があるわ。


現場で作業する人も、

設計や計画をする技術者も、

みんなこの「生産年齢人口」に含まれるから。


👦翔太
人がいないと、

新しい道路もつくれないし、

今ある道路の修理もできなくなっちゃう…。


👩‍💼花澤さん
その通り。

それに、「道路をつくるお金が足りなくなる」という問題も出てくるの。


道路をつくるためのお金は、

主にみんなが納める税金でまかなわれているけど、

働く人が減れば、

国に入ってくる税収も減ってしまうでしょう?


👧美咲
本当だ…。

人手もお金も足りなくなるなんて、

まさにピンチですね。


👩‍💼花澤さん
ええ。

だからこそ、

私たち技術者は、

この「少子高齢化」という大きな課題を、

自分の仕事のテーマとして真剣に考えなくちゃいけないの。


この問題文は、

まさにそのことを私たちに問いかけているのよ。



🌎問題文の前提2:ピンチをチャンスに!日本の未来をかけた大作戦


👩‍💼花澤さん
さて、問題文の続きを見てみましょう。

さっき話した「少子高齢化」が、

私たちの暮らしや経済にどんな影響を与えるのか、

そして、

それに対してどんな対策が考えられているのかが書かれているわ。


👧美咲
「経済の供給面と需要面の双方にマイナスの影響…」

とありますね。


なんだか難しそうですけど、

つまり、景気が悪くなるってことですか?



🥖パン屋さんがピンチ?「供給」と「需要」ってなんだ?


👦翔太
すみません、

その「供給面」と「需要面」っていうのがよく分かりません…。


👩‍💼花澤さん
いいところに目を付けたわね、

翔太さん。


経済の基本になる、

とても大事な言葉よ。


パン屋さんを例に考えてみましょうか。


パン屋さんがパンを作る。

これが「供給」。

つまり、

モノやサービスを生み出す力のことね。


そして、

お客さんがそのパンを買う。

これが「需要」

モノやサービスを欲しいと思う気持ちや、

買う力のことよ。


👧美咲
なるほど!

それで、

少子高齢化だと、

どうしてマイナスになるんですか?


👩‍💼花澤さん
まず、

働く人が減るから、

パンを作る人(供給)が足りなくなるわよね。


それに、

人口全体が減っていくから、

パンを買ってくれるお客さん(需要)も少なくなってしまう。


つまり、

作る力も買う力も、

両方弱ってしまう。


これが「双方にマイナスの影響」ということなの。


👦翔太
道路に例えると、

道路をつくる人(供給)も、

道路を使う人(需要)も減っちゃうってことか…。


👩‍💼花澤さん
その通り!

だから、将来

「誰がこの道路を使うんだろう?」

「そもそも、つくる人はいるんだろうか?」

ということまで考えて計画しないといけなくなっているのよ。



🇯🇵国も動く!未来のための作戦会議


👧美咲
問題文には

「働き方改革」とか

「こども未来戦略会議」とか、

国も色々と対策をしているって書いてありますね。


👩‍💼花澤さん
ええ。

これは国レベルでの

大きな作戦会議みたいなものね。


「働き方改革」は、

例えば残業を減らしたり、

お父さんも育児休暇を取りやすくしたりして、

みんなが仕事と生活のバランスを取りやすくするためのルールづくり。


「こども未来戦略会議」は、

どうすれば子供を育てやすい社会になるかを話し合う会議よ。


国も、

少子高齢化の流れをなんとかしようと、

必死に知恵を絞っているの。



🤖少ない人数でパワーアップ!「労働生産性」向上のヒミツ


👦翔太
あの…

今度は「労働生産性の向上」っていう言葉が…。


生産性って、

工場の機械とかの話ですか?


👩‍💼花澤さん
ふふ、いい質問ね。

近いわよ!


「労働生産性」というのは、

「一人の働き手が生み出す成果」のこと。


例えば、

今まで10人で作っていた道路を、

5人で作れるようになったら、

それは「労働生産性」が2倍になった、

ということになるわ。


👧美咲
働く人が減るなら、

一人ひとりがもっとパワーアップしなきゃいけない

ってことですね!


でも、

どうやって?


👩‍💼花澤さん
そこで登場するのが、

新しい技術よ。


例えば、

今まで人が手作業で測量していた場所を、

ドローンを飛ばして一瞬で測ったり、

AIに設計を手伝ってもらったりするの。


あとは、

工事で使うショベルカーなんかに

ICTという情報技術を組み込んで、

経験の浅い人でも

ベテランみたいに正確な作業ができるようにしたりね。


少ない人数でも、

より速く、

より正確に仕事を進める工夫。


これが「労働生産性の向上」なのよ。



💪みんなで力を合わせよう!「多様な労働力」って?


👦翔太
「多様な労働力の確保」っていうのもあります。

これは、色々な人を集めるってことですか?


👩‍💼花澤さん
その通り!

まさに、

私のような女性技術者がもっと活躍できるようにしたり、

経験豊かなお年寄りの方に、

その知識を活かせる形で働き続けてもらったり。


あるいは、

外国人の技術者の方に力を貸してもらうこともあるわ。


👧美咲
なるほど!

性別とか年齢とか国籍とか、

関係なく、

みんなの力が必要ってことですね。


👩‍💼花澤さん
ええ。

これからの時代は、

まさに「オールジャパン」で、

みんなの力を結集しないと、

この大きな課題は乗り越えられない。


だから、

問題文の最後にあるように、

私たち技術者は、

こうした社会全体の動きをしっかり理解した上で、

「総合技術監理」の視点、

つまり、

全体を見渡す広い視野を持って、

問題を解決していくことが求められているのよ。



🌎問題文の前提3:いよいよ本番!「あなたならどうする?」


👩‍💼花澤さん
ここまでの説明で、

日本が抱える「少子高齢化」という大きな課題が見えてきたわね。


さて、

いよいよここからが、

私たち技術士に突きつけられた、

この試験問題の核心部分よ。


👧美咲
「そこであなたがこれまでに経験した、

 若しくはよく知っている事業や組織を1つ取り上げ…」

とありますね。


これは、

解答する人自身の経験が問われるってことですか?


👩‍💼花澤さん
その通り!

まさに

「あなたなら、この問題をどう考えますか?」

という、超実践的な問いかけなのよ。



✍️あなた自身の物語を語ろう!


👦翔太
「事業」とか「組織」って言葉が出てきましたけど、

花澤さんの場合、

どんなことを書くんですか?


👩‍💼花澤さん
良い質問ね。

私だったら、

例えば「〇〇バイパスの建設プロジェクト」という、

私が過去に関わった具体的な道路づくりの仕事を取り上げるわ。


👧美咲
なるほど。

自分が実際にやった仕事のことですね。


👩‍💼花澤さん
そうなの。

学校の勉強みたいに、

教科書に答えが書いてあるわけじゃないの。


技術士一人ひとりが、

自分の経験という「自分だけの教科書」を使って、

この大きな課題にどう立ち向かうかを書く。


それがこの試験なのよ。



🏫「事業」って何?文化祭で考えてみよう!


👦翔太
あの…「事業」っていうのは、

やっぱりお仕事のことですか?

なんだか難しそう…。


👩‍💼花澤さん
ふふ、大丈夫よ。

もっと身近に考えてみましょうか。


例えば、

二人が学校で「文化祭の実行委員会」をやったとするわよね。

それも立派な「事業」や「組織」よ。


👧美咲
文化祭がですか?


👩‍💼花澤さん
ええ。

「文化祭を成功させる」という目的があって、

そのためにクラスの出し物を企画したり、

体育館のステージを準備したりするでしょ?


そして、

最終的に「来場者が楽しめる文化祭」という成果物を生み出す。


これも、

私たちがやっている仕事の基本的な考え方と同じなのよ。


👦翔太
なるほど!

そう考えると、

少しイメージが湧いてきました。


👩‍💼花澤さん
だから、

この問題文でいう「事業」や「組織」というのは、

道路をつくることだけじゃなく、

新しいスマホアプリを開発したり、

お菓子を作って売ったり、

あるいは市役所のような場所で街のルールを決めたり…

世の中にある、

あらゆるお仕事が当てはまるの。



🔍自分の話から、日本の未来の話へ


👧美咲
その自分の仕事を取り上げて、

(1)と(2)の問いに答えるんですね。


そして、

(3)では

「事業や組織の枠を超え」て、

「我が国において取るべき施策」を答えなさい、

とあります。


これはどういうことですか?


👩‍💼花澤さん
美咲さん、

素晴らしい着眼点ね!


そこが、

この問題のすごく面白いところなの。


(1)と(2)では、

まず自分の専門分野、

私で言えば「道路づくり」の現場で、

少子高齢化に対して何ができるかを考えるわ。


👦翔太
自分の得意なフィールドで考える、

ということですね。


👩‍💼花澤さん
そう。

でも、(3)では、

その視点をぐーっと広げて、

「道路の専門家としてだけじゃなく、

 日本国民の一人として、

 この国の未来のために何をすべきか?」を考えなさい、

と言われているの。


👧美咲
自分の仕事の話から、

日本全体の話へ…。


スケールがすごく大きくなりますね!


👩‍💼花澤さん
ええ。

技術士には、

自分の専門分野を極める力と同時に、

社会全体を大きな視点で見る力の両方が求められる。


この問題は、

その二つの力を試しているのよ。



🌎問題文の前提4:最強のリーダーになるための3つの秘訣!


👩‍💼花澤さん
さて、

いよいよ問題文の最後の部分よ。


ここには、

この論文を書く上での

「心構え」や「ルール」が書いてあるの。


これを理解することが、

良い論文を書くためのカギになるわ。


👦翔太
なんだか、

ゲームの攻略本に書いてある「クリアのコツ」みたいですね!


👩‍💼花澤さん
ふふ、まさにそうね!

じゃあ、

その「クリアのコツ」を一つずつ見ていきましょう。



🤝仲間を増やそう!「ステークホルダー」って誰のこと?


👧美咲
「解答に当たり、

 関連するステークホルダーや他組織との連携を含めてもよい」…


すみません、花澤さん。

「ステークホルダー」って何ですか?

ステーキと関係ありますか…?


👩‍💼花澤さん
あはは、惜しい!

でも全然違うわ。

良い質問よ、美咲さん。


「ステークホルダー」というのは、

 その事業やプロジェクトに関わる「利害関係者」すべてのことよ。


👦翔太
利害関係者…?

ますます分からなくなりました…。


👩‍💼花澤さん
大丈夫。

例えば、

私が「新しい道路をつくる」という事業を進めるとするでしょ?


その時、

関係する人たちを思い浮かべてみて。

  • 道路の近くに住んでいて、工事の音や完成後の交通量が気になる「地域住民」の方々。

  • その道路を毎日使って、通勤や物流が便利になる「道路の利用者」や「運送会社」

  • 実際に工事を担当する「建設会社」の人たち。

  • 道路建設の許可を出したり、お金を出したりする「国」や「市役所」


👧美咲
なるほど!

その道路ができることで、

得したり、

影響を受けたりする人たち全員のことなんですね!


👩‍💼花澤さん
その通り!

そうした様々な立場の人(ステークホルダー)たちと、

どうやって協力(連携)していくかを考えることも、

私たちの重要な仕事なの。


一人では大きな仕事はできないからね。


🤔あっちを立てればこっちが立たず?「トレードオフ」を乗り越えろ!


👦翔太
次に「トレードオフに留意しながら…」とあります。

トレードオフ…?


👩‍💼花澤さん
これは、

何かを良くしようとすると、

別の何かが悪くなってしまうような、

「あちらを立てれば、こちらが立たず」

という関係のことよ。


👧美咲
お小遣いが限られている中で、

新しいゲームソフトを買うと、

欲しかったマンガが買えなくなる…

みたいなことですか?


👩‍💼花澤さん
まさにそれ!

すごく分かりやすい例えね。


道路づくりで言うと、

「工事を早く終わらせたい(納期)けど、

 そのためには人を増やしたり、

 夜も工事したりする必要があって、

 たくさんお金がかかってしまう」とか、


「まっすぐで便利な道路をつくりたいけど、

 そうすると貴重な自然が残っている森(社会環境)を

 壊さないといけなくなってしまう」とかね。


👦翔太
うわあ…

どっちも大事で、選ぶのが難しいですね。


👩‍💼花澤さん
そうなの。

だから、

私たち総合技術監理の技術士は、

「お金も大事、

 環境も大事。

 じゃあ、

 少しだけルートを曲げて森を避けつつ、

 新しい技術で工事期間を短くできないか?」

みたいに、

両方のバランスが取れる一番良い方法(最適な企画)を探すの。


このトレードオフをうまく調整するのが、

腕の見せ所なのよ。



🚁全体を見渡す「俯瞰」と最強の武器「5つの管理」


👧美咲
「業務全体を俯瞰し…」の「俯瞰(ふかん)」って、

どういう意味ですか?


👩‍💼花澤さん
「俯瞰」というのは、

「高いところから全体を見渡す」こと。


ヘリコプターに乗って、

自分がつくっている道路だけじゃなくて、

周りの街や山、川まで

全部を一度に見るようなイメージね。


👦翔太
なるほど、

一部だけじゃなくて、

全体を見るってことか。


👩‍💼花澤さん
そして、

その全体を見渡すときに使うのが、

これまで何度も出てきた5つの視点、

「経済性管理」

「安全管理」

「人的資源管理」

「情報管理」

「社会環境管理」

という最強の武器(総合技術監理の視点)なのよ。


この5つの視点を使って、

トレードオフも考えながら、

プロジェクト全体にとって一番良い答えを見つけ出す。


それが総合技術監理の仕事だ、

とこの問題文は教えてくれているの。


👧美咲
なるほど…。

最後に書いてある

「論文を評価する際のポイント」も、

ただ知識があるだけじゃなく、

自分の考えを筋道立てて、

分かりやすく説明できる力が大事ってことですね。


👩‍💼花澤さん
その通りよ、美咲さん!

さあ、これで問題文の解読はすべて終わり。


いよいよ、

この問題に実際にどう答えていくのか、

具体的な中身に入っていきましょうか!



✅(1)まずは自己紹介!私の仕事と今の悩み


👩‍💼花澤さん
さあ、

いよいよ具体的な設問に入っていくわよ。

まずは設問(1)。


これは、

一言でいうと

「あなたの仕事について教えてください。

 そして、今どんなことで困っていますか?」

という、自己紹介と現状分析のパートね。


👧美咲
なるほど!

まずは、

自分が何者で、

どんな状況にいるのかを説明するんですね。



🗺️私の仕事は「未来への道」をつくること


👦翔太
設問(1)の①に

「事業や組織の名称、目的、成果物を記せ」

とあります。


花澤さんだったら、

なんて書くんですか?


👩‍💼花澤さん
私だったら、こう書くわね。

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