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技術士|R07口頭試験|模擬問題・模範解答例【21総合技術監理部門】0902建設:鋼構造及びコンクリート|🌉50代・総監口頭試験再チャレンジ


※ 本記事全体の「概要」は、上記「目次」をご参照ください。


本記事の「模擬問題」は、下記の経歴の受験生さんを想定しています。

  • 年代:50代前半

  • 役職:技術部長補佐、またはベテラン構造コンサルタント

  • 職業:中堅建設コンサルタント会社勤務

  • 背景・特徴

    • 40代後半で建設部門の技術士合格、複数回の総監筆記受験を経て、一昨年度(R05)当部門の口頭試験で不合格、前年度(R06)は筆記で再度不合格、今年度ようやく筆記通過で2度目の口頭試験に挑戦。

    • 鋼橋、PC橋、補修補強、維持管理の豊富な経験と、組織マネジメント、社内技術教育、BCPやSDGs推進にも携わる。

    • 前回(R05)の口頭試験で管理技術の横断的説明や自社以外の多様な利害関係者との調整経験が弱点とされたため、地域社会や発注者・協力会社への配慮、経済性と安全性のトレードオフに関する自己見解などを徹底的に対策し直している。



① 経歴及び応用能力(36問)


 ①-1. 業務経歴・総論に関する応用能力


1. 利害関係者間の調整

  • 模擬問題

    • あなたが経験された橋梁補修プロジェクトで、発注者、協力会社、地域住民の間で最も利害が対立した場面と、それをどう調整したか教えてください。

  • 模範解答例

    • はい。市街地高架橋の補修において、地域住民からの「夜間騒音防止(社会環境管理)」と、発注者の「早期開通・コスト縮減(経済性管理)」が対立しました。

    • 調整として、低騒音工法の採用によるコスト増を発注者に説明し、LCCの観点から長期的メリットがあることを提示して予算増額の合意を得ました。同時に住民には工程短縮による「我慢の期間」の短縮を説明し、三方よしの合意形成を図りました。


2. 安全と経済の相反

  • 模擬問題

    • 維持管理計画の中で、安全性と経済性がトレードオフになった際、技術部長補佐としてどのような基準で判断し、最適化しましたか?

  • 模範解答例

    • はい。老朽化したPC橋において、全面的な補強(高安全性・高コスト)か、対症療法的な補修(低コスト・安全リスク残存)かで判断が迫られました。

    • 「公衆の安全」を最優先としつつも、予算制約があるため、リスクアセスメントを実施しました。第三者被害のリスクが高い箇所を優先的に抜本対策し、それ以外は予防保全的措置で延命化を図る「リスクベースメンテナンス」の考え方で、安全性確保と予算の最適化を行いました。


3. 5つの管理の横断適用

  • 模擬問題

    • プロジェクトで当初計画から大幅な変更が生じた際、5つの管理技術をどう横断的に使って解決しましたか?

  • 模範解答例

    • 施工中に予期せぬ損傷が見つかり、工期遅延(経済性)が懸念される事態でした。

    • まず、要員を追加投入(人的資源)し、工程を圧縮しました。

    • 同時に、突貫工事による事故を防ぐためKYTを強化(安全管理)しました。

    • さらに、設計変更情報を迅速に共有するクラウドシステムを活用(情報管理)し、変更に伴う騒音への懸念には説明会を実施(社会環境)。

    • これらを総合的に監理し、納期と品質を守り抜きました。


4. 技術力向上への貢献

  • 模擬問題

    • 50代前半というベテランの立場として、組織全体の技術力向上にどう貢献されていますか?

  • 模範解答例

    • 暗黙知になりがちなベテランの判断プロセスを形式知化することに注力しています。

    • 具体的には、過去の失敗事例やヒヤリハットをデータベース化(情報管理)し、若手向けの技術検討会(人的資源管理)で定期的に共有することで、組織全体の技術的リスクセンスの底上げを図っています。


5. BCP意思決定プロセス

  • 模擬問題

    • あなたが推進したBCP(事業継続計画)の意思決定プロセスについて説明してください。

  • 模範解答例

    • はい。まず各部署の重要業務を洗い出し、ボトルネックとなるリソース(人的・物的)を特定しました。

    • その上で、被災時に「どの業務を優先して復旧させるか」という優先順位付けにおいて、発注者の復旧支援を最優先としつつ、自社員の安全確保(安全管理)とのバランスを経営層と協議し、代替拠点の確保やテレワーク環境の整備(情報管理)への投資決定を主導しました。


6. 昨年の弱点克服

  • 模擬問題

    • 前回の試験での反省を踏まえ、この1年、具体的にどのような継続研鑽(CPD)をしてきましたか?

  • 模範解答例

    • 前回の「部分的最適」に偏った回答を反省し、総合技術監理の視点である「全体最適」を常に意識して業務にあたりました。

    • 具体的には、自社の利益だけでなく、発注者や地域社会を含めたステークホルダー全体の利益最大化を意識し、特に合意形成やリスクコミュニケーションに関する外部講習を受講し、実務での実践を繰り返してきました。


 ①-2. 経済性管理に関する応用能力


7. LCCと初期コスト

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