技術士第一次試験『R06基礎科目』5群:環境・エネルギー・技術に関するもの|全6問【解説】
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「問題文」
Ⅰ-5-1
環境問題に関連する条約や議定書について、名称(略称)と概要の組合せとして、最も不適切なものはどれか。
名称(略称) 概要
① ラムサール条約 国際的に重要な森林及びその動植
物の保全
② ワシントン条約 絶滅のおそれのある野生動植物の
種の国際取引を規制することによ
って、当該種を保護
③ モントリオール議定書 オゾン層破壊物質を特定し、その
消費・生産等を規制
④ バーゼル条約 有害廃棄物の国境を越える移動及
びその処分の規制
⑤ 名古屋議定書 遺伝資源の取得の機会の提供及び
提供された遺伝資源の利用から生
ずる利益の公正かつ衡平な配分
「日本技術士会」HP
Ⅰ-5-2
下図は、2020年度における産業廃棄物の処理の流れを概算値で表したものである。排出量374百万トンの78%強に当たる293百万トンが、中間処理されて減量化されたのち、再生利用若しくは最終処分されている。残る22%弱は直接再生利用されるか直接最終処分されている。次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

① 直接再生利用された量は77百万トンで、再生利用量のおよそ40%である。
② 中間処理後に再生利用された量は122百万トンで、中間処理量のおよそ40%である。
③ 中間処理により減量化された量は166百万トンで、排出量のおよそ45%である。
④ 直接最終処分された量は4百万トンで、排出量のおよそ1%である。
⑤ 再生利用量は排出量のおよそ20%で、最終処分量のおよそ22倍である。
「日本技術士会」HP
Ⅰ-5-3
下の図は、全国での世帯当たり年間エネルギー種別CO₂排出量の推移を示している。A~Dに該当するエネルギーの組合せとして、適切なものはどれか。ただし、全国での世帯当たり年間エネルギー種別CO₂排出量は、環境省 令和4年度統計部門のCO₂排出量監視計測委託業務(概算値)(令和6年3月)によるものとする。

A B C D
① 電気 都市ガス 灯油 LPガス
② 電気 都市ガス LPガス 灯油
③ 都市ガス 電気 LPガス 灯油
④ 都市ガス 電気 灯油 LPガス
⑤ 灯油 電気 都市ガス LPガス
「日本技術士会」HP
Ⅰ-5-4
政府の総合エネルギー統計(2022年度)において、我が国の一次エネルギー供給量に占める再生可能エネルギー(水力を除く)、水力発電(揚水除く)、未活用エネルギーの合計値の比率として、最も適切なものはどれか。ただし、未活用エネルギーとは、廃棄物エネルギー利用、廃棄エネルギー回収など、エネルギー源が一旦使用された後、通常は廃棄、放散される部分を有効に活用するエネルギー源である。
① 0.5% ② 2% ③ 7% ④ 14% ⑤ 28%
「日本技術士会」HP
Ⅰ-5-5
18世紀後半からイギリスで産業革命を引き起こす原動力となり、現代工業化社会の基盤を形成したのは、自動織機や蒸気機関などの新技術だった。これら産業革命期の技術発展に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
① 一見革命的に見える新技術も、多くは既存の技術をもとにして改良を積み重ねることで達成されたものである。
② 新技術のアイデアには、からくり人形や自動人形などの娯楽製品から転用されたものもある。
③ 新技術の開発は、そのほとんどがヨーロッパ各地の大学研究者によって主導され、産学協同の格好の例となっている。
④ 新技術の発展により、手工業的な作業場は機械で重装備された大工場に置き換えられていった。
⑤ 新技術は生産効率を高めたが、反面で安い労働力を求める産業資本の成長を促し、工場での長時間労働や児童労働などの社会問題化を招いた。
「日本技術士会」HP
Ⅰ-5-6
次の(ア)~(オ)の科学史・技術史上の著名な業績を、年代の古い順から並べたものとして、最も適切なものはどれか。
(ア)ダニエル・ベルヌーイが流体力学に関する「ベルヌーイの定理」を発表した。
(イ)アントワーヌ・ラヴォワジエが燃焼を酸素の作用とする一般的な燃焼理論を発表した。
(ウ)チャールズ・ダーウィンが生物進化についての著書『種の起源』を出版した。
(エ)アルフレッド・ヴェーゲナーが地球の大陸移動説を発表した。
(オ)ジョージ・スティーヴンソンが実用的な蒸気機関車であるロケット号を製作した。
① ア-イ-ウ-エ-オ
② ア-イ-オ-ウ-エ
③ イ-ア-ウ-オ-エ
④ エ-ア-イ-オ-ウ
⑤ エ-イ-ア-ウ-オ
「日本技術士会」HP
【解説】
Ⅰ-5-1
この問題は、環境保護に関する国際的な条約や議定書の名前と内容の組み合わせの中から、間違っているものを選ぶ問題です。
正答は①番で、「ラムサール条約」の説明が間違っています。
なぜ①が間違いなのか
ラムサール条約の正しい内容は「湿地の保全」です。問題文では「森林及びその動植物の保全」となっていますが、これは間違いです。
ラムサール条約:正式名称は「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」
1971年にイランのラムサールという都市で採択されたため、この名前がついています
湿地(沼地、湖、川など水のある場所)とそこに住む水鳥を守ることが目的です
他の選択肢が正しい理由
②ワシントン条約
絶滅危惧種の国際取引を規制 ✓
③モントリオール議定書
オゾン層を壊す物質を規制 ✓
④バーゼル条約
有害な廃棄物の国境を越えた移動を規制 ✓
⑤名古屋議定書
生物の遺伝資源から得られる利益の公平な分配 ✓
覚え方のコツ
ラムサール条約は「湿地」がキーワードです。「ラム(lamb:子羊)が水を飲む湿地」のように覚えると良いでしょう。
Ⅰ-5-2
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技術士第一次試験『R06基礎・適性科目』全45問【解説】
①基礎科目:6問/記事 ✖ 5記事 =全30問 ②適性科目:全15問 👇 ①+②=全45問
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