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技術士・問題Ⅱ-1対策法【キーワード勉強法】- 第1話(全10話)-


1.はじめに

・本シリーズでは10話完結で投稿します(予定)。
・技術士第二次試験の選択問題Ⅱ-1対策に主眼を置きますが、
 この「キーワード勉強法」は選択問題Ⅱ-2、Ⅲ、
 さらに必須問題Ⅰにも有用な方法と考えます。
・本シリーズの各記事では第2章がメインとなります。



2.【キーワードを「過去問から抽出する」】

 全10話のうち第1話目のテーマは「キーワードを『過去問から抽出する』」ことです。

 第2話目以降も、第2節がメインの内容となります。

1)過去問はどこに?

 過去問は日本技術士会HPで公表されています。参考までに、過去問題サイトのリンク先を以下に貼ります。


2)何年分必要か?

・最低限、現行試験制度となった令和元年度以降
・過去3年サイクル説の2回分として、過去6年分
・いやいやもっと10年分

 色々聞いたことがあると思います。
 個人的な推奨は「集められるだけ全部」です。

 ざっくばらん過ぎますか?
 過ぎますよね?
 30年分もあると、他に時間を割きたい。

 では、ハードルを下げます。

H21年以降(日本技術士会HP上記リンク掲載分)

 さらにハードルを下げるなら、

☆前試験制度のH25年度以降です。(これなら10年以上分ありますから)

 ただ、最低限現行制度となったR01年度以降は集めていただきたいです。


3)キーワードとは?

 端的にいうと、名詞表現の「専門用語」と解釈してよいです。
 (専門用語辞典に載っていそうな「単語」)


4)抽出例1:建設部門「施工計画、施工設備及び積算」科目

 例を3つ挙げます。
 たとえば、建設部門「施工計画、施工設備及び積算」科目に対し、R05年度問題から過去に遡っていくと、「盛土」というキーワードにあたります。
 
 この「盛土」が出現した当科目の過去問題は、以下のとおりです。
  ・R05年:Ⅱ-1
  ・R03年:Ⅱ-1
  ・H30年:Ⅱ-1(旧試験制度)
  ・H28年:Ⅱ-1(旧試験制度)
  ・H26年:Ⅱ-1(旧試験制度)
  ・H23年:Ⅰ-9(H25年度以降と出題形式が異なる)
  ・H22年:Ⅰ-9(H25年度以降と出題形式が異なる)

 これまで「盛土」だけで、過去に7回出題されています。

 各過去問を読むと、
 この「盛土」に関して問われた内容が見えてくると思います。
  ・想定される変状を説明する
  ・想定される変状への対策方法を説明する
  ・地盤変状の発生の仕組みを説明する
  ・橋台背面の盛土計画に対する留意点を挙げる
  ・軟弱地盤対策工を概説する
  ・設計段階や施工段階での留意点を述べる
  ・工事着工前の事前調査項目とその留意点を述べる

 特に上記に挙げたH26年度以降の各問題文を読むと・・・
  ・粘性土
  ・軟弱地盤(対策工法)
  ・変状
  ・動態観測

 などなど、その他のキーワードも出てきます。

 キーワードとして「盛土」に焦点を当てただけで、その他のキーワードが出てくることがあります。このような場合、「盛土」とその他のキーワードを絡めて、「盛土」に問われる内容を整理するとより効果的ですね。


5)抽出例2:上下水道部門「上水道及び工業用水道」科目

 次に、上下水道部門「上水道及び工業用水道」科目に対し、R05年度問題から過去に遡っていくと、「原水」というキーワードにあたります。
 
 この「原水」が出現した当科目の過去問題は、以下のとおりです。
  ・R05年:Ⅱ-2
  ・R04年:Ⅱ-2
  ・R03年:Ⅱ-2
  ・R02年:Ⅱ-1
  ・H29年:Ⅱ-1(旧試験制度)
  ・H23年:Ⅰ-2(H25年度以降と出題形式が異なる)

 これまで「原水」だけで、過去に6回出題されています。

 各過去問を読むと、
 この「原水」から起因して問われた内容が見えてくると思います。
  ・浄水処理方法を述べる
  ・一般的な前処理設備を1つ以上挙げる
  ・汚染のおそれの判断及び対応措置を述べる
  ・確保すべき施設整備の技術的要件を述べる
  ・鉄及びマンガンに有効な処理方法を2つ挙げる
  ・膜処理を導入する際に検討すべき事項を説明する

 さらに、各問題文を読むと・・・
  ・鉄
  ・マンガン
  ・浄水処理
  ・表流水(地表水)
  ・処理方法
  ・クリプトスポリジウム等
  ・浄水場
  ・膜処理

 などなど、その他のキーワードも出てきます。

 キーワードとして「原水」に焦点を当てただけで、その他のキーワードが出てくることがあります。このような場合、「原水」とその他のキーワードを絡めて、「原水」に問われる内容を整理するとより効果的ですね。


6)抽出例3:応用理学部門「地質」科目

 次に、応用理学部門「地質」科目に対し、R05年度問題から過去に遡っていくと、「地すべり」というキーワードにあたります。
 
 この「地すべり」が出現した当科目の過去問題は、以下のとおりです。
  ・R05年:Ⅱ-3
  ・R03年:Ⅱ-1
  ・H30年:Ⅱ-2(旧試験制度)
  ・H29年:Ⅱ-2(旧試験制度)
  ・H27年:Ⅱ-1(旧試験制度)
  ・H25年:Ⅱ-1(旧試験制度)
  ・H24年:Ⅰ-6(H25年度以降と出題形式が異なる)

 これまで「地すべり」だけで、過去に7回出題されています。

 各過去問を読むと、
 この「地すべり」に関して問われた内容が見えてくると思います。
  ・抑制工の機能を説明し、異なる機能の工種を挙げ、概要等を述べる
  ・斜面の動態観測のうち、地中変動を観測するための計器を挙げる
  ・すべり面の動態観測手法を挙げる
  ・貯水池周辺地すべりの概査の手順を説明する
  ・抑止工を挙げ、工法の概要、適用性、計画設計上の留意点を説明する
  ・地震地すべりの定義及び内容を解説する

 さらに、各問題文を読むと・・・
  ・抑制工
  ・抑止工
  ・動態観測
  ・ボーリング
  ・ダム
  ・貯水池
  ・地震

 などなど、その他のキーワードも出てきます。

 キーワードとして「地すべり」に焦点を当てただけで、その他のキーワードが出てくることがあります。このような場合、「地すべり」とその他のキーワードを絡めて、「地すべり」に問われる内容を整理するとより効果的ですね。


7)キーワードを何個まで抽出するとよいのか

 受験生さんだと、どこまでやればいいのか、どこまでやれば合格できるのか、と思うでしょうし、聞きたいでしょうね。

 この問いに対する答えは、正直ありません。

 キーワード抽出はあくまでも「手段」であって「目的」ではないのですよね。それに、受験生さんによって必要とするキーワードの範囲も異なりますから。

 1つの受験科目の中でも、自分の専門分野だけで全てを網羅できないと思います。 

 あえて私なりの答えを言うなら
 「自分の専門分野に注力してキーワードを抽出する」となります。



3.小泉SNSの過去記事(参考)

 本記事に関連する過去のSNS記事リンクを以下に貼ります。
 あわせてご覧になってください。

☆ Instagramより


☆ noteより


4.あとがき(まとめ)

 本記事の本題である第2章の内容を再度整理します。

1)過去問は日本技術士会HP過去問題サイトにある。
2)過去問はH25以降分を収集する。(できればH21以降
3)キーワードとは、名詞表現の「専門用語」
  (専門用語辞典に載っていそうな「単語」)
4)抽出例を第2章・4)~6)に3科目分示した。
5)自分の専門分野に注力してキーワードを抽出する」
  (何個まで抽出するとよいか?、に正解はない)


第2話 へつづく

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