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【中学生が『技術士』へインタビュー】21総合技術監理部門 ♯4|R03_Ⅰ-2


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このインタビューは、
R03年度「21総合技術監理部門」必須問題Ⅰ-2を基にして構成しています。




😉登場人物紹介(👧👦👩‍💼)


👧美咲:
「よーし、今日は私が生徒会ブログをジャックしてやる! 生徒会長候補の美咲様が、街づくりのヒミツを暴いてやるわ! 翔太、準備はいいの?」


👦翔太:
「え、あ、はい…美咲。準備はできてますよ。ボクだって生徒会長になりたいんだから、しっかりインタビューしないとね…(でも、美咲には負けないぞ…)」


👩‍💼白木さん:
「こんにちは、美咲さんと翔太くん。今日はよろしくお願いしますね。技術士の白木です。私は総合技術監理っていう、街づくりを成功させるための特別な方法を使って仕事をしています。難しい話は抜きにして、楽しく街づくりについてお話しましょう!」


👧美咲:
「総合技術監理…? なんか必殺技みたい! 白木さん、今日はよろしくお願いします! 早速ですが、街づくりって、一体どんな仕事なんですか? なんか、理科の実験みたいでワクワクするんですけど!」


👦翔太:
「ボクは、街づくりってなんだか難しそうなイメージがあるけど、どんなモノづくりに関わっているのかな? 白木さんの使う『総合技術監理』って、いったいどんなものなんですか? 将来の参考にしたいです!」


👩‍💼白木さん:
「ふふ、お二人とも興味津々ね! 特に翔太くん、良いところに気が付いたわね。それでは、総合技術監理を使った街づくりの世界へご案内しましょう!」


🎤インタビュー開始!


(白木さんの会社にて)


👧美咲:
「うわー、すごいビル! ここが白木さんの会社なんですね! っていうか、受付のお姉さんも美人!」


👦翔太:
「本当に立派な会社ですね。ちょっと緊張するなぁ…(でも、美咲より先に質問して、白木さんに良い印象を与えたいぞ!)」


👩‍💼白木さん:
「いらっしゃい、お二人とも! よく来てくれました。どうぞ、こちらへ。会議室でお話しましょう。」


(会議室にて)


👧美咲:
「わー、眺めがいい! 白木さん、こんな素敵な場所で毎日お仕事してるんですね。ますます街づくりに興味が湧いてきました!」


👦翔太:
「白木さん、今日は貴重なお時間をいただきありがとうございます。ぜひ、色々教えてください!(まずは、総合技術監理について聞いてみようかな…)」


👩‍💼白木さん:
「こちらこそ、ありがとうございます。お二人とも、リラックスしてくださいね。今日は、私が普段どんなことを考えて街づくりをしているのか、わかりやすくお話しますね。」


📝R03年度「21総合技術監理部門」必須問題Ⅰ-2


 近年の技術革新により、従来にない形でのデータ収集及びデータ解析が可能となり、様々な方面から事業や業務への利活用が期待されている。実際に、1)日常の業務における意思決定において、これまで勘や経験に頼っていた部分をより定量的な知見に基づき合理的なものとするための試み、2)ナレッジマネジメントやデジタル・コミュニケーション・ツールの援用とあわせ、これまで以上にデータの利活用を効果的なものとしていくことの追求、3)人工知能(AI)やIoT、あるいはビッグデータ分析といったキーワードに関連する先端技術を活用した事業における新たな価値創出の探究など、幅広いレベルでの利活用が考えられる。しかしその一方で、データの利活用に関しては様々な課題も顕在化してきている。したがって、データを利活用した事業・プロジェクトの推進について、総合技術監理の視点に立って検討を行うことは重要であると考えられる。
 そこでここでは、あなたがこれまでに経験した、あるいはよく知っている事業又はプロジェクト(以下「事業・プロジェクト等」という。)を1つ取り上げ、その目的や創出している成果物等を踏まえ、その事業・プロジェクト等にデータを利活用することに関して総合技術監理の視点から以下の(1)~(3)の問いに答えよ。ここでいう総合技術監理の視点とは「業務全体を俯瞰し、経済性管理、安全管理、人的資源管理、情報管理、社会環境管理に関する総合的な分析、評価に基づいて、最適な企画、計画、実施、対応等を行う。」立場からの視点をいう。
 なお、書かれた論文を評価する際、考察における視点の広さ、記述の明確さと論理的なつながり、そして論文全体のまとまりを特に重視する。

(1)本論文においてあなたが取り上げる事業・プロジェクト等の内容と、それに関する現在のデータの利活用の状況について、次の①~④に沿って示せ。
 ①事業・プロジェクト等の名称及び概要を記せ。
 ②この事業プロジェクト等の目的を記せ。
 ③この事業・プロジェクト等が創出している成果物(製品、構造物、サービス、技術、政策等)を記せ。
 ④この事業・プロジェクト等における、現在のデータの利活用の状況について、以下の項目をすべて含む形で記せ。なお、十分に利活用できていない状況を記すことを妨げない。
  ・どのようなデータを収集・解析しているか
  ・事業・プロジェクト等にどのように活用していか
  ・現在どのような点に留意して利活用を行っているか
  ・現在の利活用に伴う問題点・今後に向けた課題は何か

(2)この事業・プロジェクト等において、現在既に利用できるデータや技術を用いて今後導入が可能と思われるデータ利活用の方法を2つ取り上げ、それぞれについて以下の問いに答えよ。なお、2つの方法に対して、利用するデータや技術は共通のものでも、別々のものでも構わない。
 ①利活用可能なデータの内容とその利活用の方法について記せ。
 ② ①で記述した利活用を進めることで、事業・プロジェクト等にどのような効果をもたらすことが期待できるかを理由とともに記せ。
 ③ ①で記述した利活用を進めていくうえで、総合技術監理の視点からどのような課題やリスクがあるかを記せ。ただし、2つの方法それぞれについて、5つの管理分野(経済性管理、安全管理、人的資源管理、情報管理、社会環境管理)のうちの2つ以上の視点を含むこととし、解答欄にはどの分野の視点であるかを明記すること。

(3)将来におけるこの事業・プロジェクト等(同種の別の事業・プロジェクト等でもよい)において、近い将来(おおむね5~10年後)に新たに利用できるようになると思われるデータや、実現されると思われる技術を用いて、新たに導入が可能になると思われるデータ利活用の方法を1つ取り上げ、それについて以下の問いに答えよ。なお、想定する時期までに事業・プロジェクト等の内容や形態そのものが変化することを踏まえて解答しても構わない。
 ①利活用可能なデータの内容とその利活用の方法について記せ。
 ② ①で記述した利活用を進めることで、事業・プロジェクト等にどのよ うな効果をもたらすことが期待できるかを理由とともに記せ。
 ③ ①で記述した利活用を進めていくうえでの課題やリスクを記せ。なお、想定するデータの利用可能性や技術の実現可能性に関する課題やリスクについては対象外とする。

「日本技術士会」HPより
chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.engineer.or.jp/c_topics/007/attached/attach_7933_2.pdf


🌎問題文の前提1:街づくりにデータ活用ってどういうこと?



[1] 💡 データ活用の進化って?


👧美咲:
「問題文の最初に『近年の技術革新により、従来にない形でのデータ収集及びデータ解析が可能となり…』って書いてあるけど、これって具体的にどういうことですか? ちょっと難しい言葉が多い気がする…」


👦翔太:
「ボクもよくわからないです。データ収集とか解析って、なんか実験みたいだけど、街づくりとどう関係あるんだろう?」


👩‍💼白木さん:
「いい質問ね! 簡単に言うと、昔はできなかったような方法で、街の色々な情報を集めたり、分析したりできるようになったってことなの。
 例えば、昔は人が数えていた交通量を、今はカメラやセンサーで自動的に測れるようになったりね。」


👧美咲:
「へー、すごい! それで、集めたデータをどう活用するんですか?」


👩‍💼白木さん:
「それがまさに、次に書いてある3つの例なの。1つずつ見ていきましょう。」


[2] 🤔 3つのデータ活用例とは?


👩‍💼白木さん:
「まず、1つ目の例。『日常の業務における意思決定において、これまで勘や経験に頼っていた部分をより定量的な知見に基づき合理的なものとするための試み』
 これは、今まで『なんとなく』で決めていたことを、データを使って『根拠を持って』決められるようにしよう、ってこと。」


👦翔太:
『定量的な知見』って、どういう意味ですか?」


👩‍💼白木さん:
「良い質問ね。定量的な知見っていうのは、数字で表せる情報のことよ。
 例えば、アンケートの結果とか、交通量調査のデータとかね。これまでは、ベテランの人の経験や勘で『この場所にお店を作ったら人が集まりそう』って判断していたのを、アンケートで『この地域にはこういうお店が少ないから、作ったら喜ばれる』っていうデータを得て判断する、みたいなイメージね。」


👧美咲:
「なるほど! 勘に頼るより、データがあった方が安心ですね。」


👩‍💼白木さん:
「そうね。次に、2つ目の例。『ナレッジマネジメントやデジタル・コミュニケーション・ツールの援用とあわせ、これまで以上にデータの利活用を効果的なものとしていくことの追求』
 これは、街づくりに関わる人たちが持っている知識や情報を、デジタルツールを使って共有し、さらに集めたデータを活用して、もっと効率的に街づくりを進めよう、ってこと。」


👦翔太:
ナレッジマネジメント…? なんか、呪文みたい…」


👩‍💼白木さん:
「ふふ、難しく聞こえるわよね。
 簡単に言うと、街づくりに関わる色々な人が持っている知識や経験を、みんなで共有して活用することよ。
 例えば、ベテランの人が持っている『この場所は昔、川が氾濫しやすかった』っていう知識を、デジタルマップに書き込んで、新しい建物を建てるときに役立てる、みたいなイメージね。」


👧美咲:
「それって、すごく便利! 情報共有って大事ですね。」


👩‍💼白木さん:
「ええ、とても大切よ。そして、3つ目の例。『人工知能(AI)やIoT、あるいはビッグデータ分析といったキーワードに関連する先端技術を活用した事業における新たな価値創出の探究』。
これは、AIやIoTなどの新しい技術を使って、今までになかったような街の新しい魅力を創り出そう、ってこと。」


👦翔太:
「AIとかIoTとか、聞いたことはあるけど、街づくりにどう関係するのか想像できない…」


👩‍💼白木さん:
「例えば、IoTを使って街の様々な場所にセンサーを設置して、気温や湿度、人の流れなどのデータを集めるの。そして、集めたデータをAIで分析して、『この時間帯は、この場所に人が多いから、休憩できるスペースを作ろう』とか、『この場所は夜になると暗くて危ないから、照明を増やそう』とか、そういう新しいアイデアを生み出すことができるの。」


👧美咲:
「うわー、未来の街づくりって感じ! すごく面白そう!」


👩‍💼白木さん:
「そうでしょう? でも、良いことばかりではないの。問題文にも書いてあるように、『データの利活用に関しては様々な課題も顕在化してきている』のよ。」


👦翔太:
「課題…ですか? どんな課題があるんですか?」


👩‍💼白木さん:
「それについては、これから詳しく説明していくわね。」


🌎問題文の前提2:総合技術監理の視点って何だろう?



[1] 🏢 白木さんのプロジェクト事例


👧美咲:
「問題文に『あなたがこれまでに経験した事業又はプロジェクトを1つ取り上げ』って書いてあるけど、どんなプロジェクトについて教えてくれるんですか?」


👦翔太:
「ボクも気になります! どんな街づくりに関わってきたんですか?」


👩‍💼白木さん:
「そうね、今回は私が以前担当した、ある地方都市の駅前再開発プロジェクトについてお話しましょう。
 駅前が古くなって、人が集まらなくなっていたのを、新しく魅力的な場所に変えるプロジェクトよ。」


👧美咲:
「駅前再開発! なんか大掛かりで面白そう!」


👦翔太:
「どんな風に変わったんですか?」


👩‍💼白木さん:
「駅前に商業施設やオフィスビルを建てたり、広場を整備したり、歩きやすいように道路を改良したりしました。
 それから、地域の歴史や文化を活かしたデザインを取り入れたり、イベントを開催したりして、人が集まるように工夫したの。」


👧美咲:
「へー、色々なことをするんですね!」


👦翔太:
「でも、それって、ただ建物を建てたり、イベントをしたりするだけじゃないですよね? 問題文に『総合技術監理の視点』って書いてあるけど、それってどういうことなんですか?」


👩‍💼白木さん:
「良いところに気が付いたわね! 総合技術監理っていうのは、ただ単に技術的なことだけを考えるのではなくて、プロジェクト全体を色々な角度から見て、成功するように管理することなの。」


[2] 🧐 総合技術監理の5つの視点


👩‍💼白木さん:
「問題文にも書いてあるように、総合技術監理には5つの視点があるの。それは、経済性管理、安全管理、人的資源管理、情報管理、社会環境管理よ。」


👧美咲:
「うわー、いっぱいある! 全部覚えるの大変そう…」


👦翔太:
「1つずつ説明してもらえますか?」


👩‍💼白木さん:
「もちろんよ。まず、経済性管理
 これは、プロジェクトにかかるお金をできるだけ少なくして、効果を最大限にすること。例えば、安い材料を使ったり、効率的な工法を選んだりするの。」


👧美咲:
「なるほど! 節約ってことですね。」


👩‍💼白木さん:
「そうね。次に、安全管理
 これは、工事中に事故が起きないように、安全対策をしっかりすること。例えば、ヘルメットをかぶったり、危険な場所には立ち入らないようにしたりするの。」


👦翔太:
「安全第一! ってことですね。」


👩‍💼白木さん:
「その通り! そして、人的資源管理
 これは、プロジェクトに関わる人たちが、気持ちよく働けるようにすること。例えば、適切な人員配置をしたり、研修をしたり、コミュニケーションを円滑にしたりするの。」


👧美咲:
「みんなが協力して頑張れるようにするってことですね。」


👩‍💼白木さん:
「ええ。次に、情報管理
 これは、プロジェクトに関する情報を適切に管理すること。
 例えば、設計図や工事の進捗状況などの情報を、関係者全員が共有できるようにすること。」


👦翔太:
「情報共有って、本当に大切ですね。」


👩‍💼白木さん:
「ええ。そして最後に、社会環境管理
 これは、プロジェクトが地域社会や環境に与える影響を最小限にすること。
 例えば、工事の騒音を抑えたり、ゴミをきちんと処理したり、自然環境を保護したりするの。」


👧美咲:
「環境にも配慮するってことですね。」


👩‍💼白木さん:
「そう。この5つの視点を総合的に考えて、プロジェクトを成功に導くのが、総合技術監理の役割なの。」


👦翔太:
「なるほど! ただ技術的なことだけじゃなくて、色々なことを考えないといけないんですね。」


👩‍💼白木さん:
「その通りよ。そして、これらの視点に加えて、問題文には『考察における視点の広さ、記述の明確さと論理的なつながり、そして論文全体のまとまりを特に重視する』とも書いてあるわね。
 これは、物事を多角的に見て、分かりやすく説明できる能力が求められているってことよ。」


👧美咲:
「なんだか難しそうだけど、頑張って理解します!」


✅(1) 駅前再開発プロジェクトを深掘り!



[1] 📝 プロジェクトの基本情報①


👧美咲:
「いよいよ具体的な話ですね! まず①の『事業・プロジェクト等の名称及び概要を記せ』ってあるけど、このプロジェクトの名前は何て言うんですか?」


👦翔太:
「概要っていうのは、プロジェクトの簡単な説明のことですよね?」


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