技術士第一次試験『R04基礎科目』2群:情報・論理に関するもの|全6問【解説】
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「問題文」
Ⅰ-2-1
テレワーク環境における問題に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
① Web会議サービスを利用する場合、意図しない参加者を会議へ参加させないためには、会議参加用のURLを参加者に対し安全な通信路を用いて送付すればよい。
② 各組織のネットワーク管理者は、テレワークで用いるVPN製品等の通信機器の脆弱性について、常に情報を収集することが求められている。
③ テレワーク環境では、オフィス勤務の場合と比較してフィッシング等の被害が発生する危険性が高まっている。
④ ソーシャルハッキングへの対策のため、第三者の出入りが多いカフェやレストラン等でのテレワーク業務は避ける。
⑤ テレワーク業務におけるインシデント発生時において、適切な連絡先が確認できない場合、被害の拡大につながるリスクがある。
「日本技術士会」HP
Ⅰ-2-2
4つの集合A、B、C、Dが以下の4つの条件を満たしているとき、集合A、B、C、Dすべての積集合の要素数の値はどれか。
条件1 A、B、C、Dの要素数はそれぞれ11である。
条件2 A、B、C、Dの任意の2つの集合の積集合の要素数はいずれも7である。
条件3 A、B、C、Dの任意の3つの集合の積集合の要素数はいずれも4である。
条件4 A、B、C、Dすべての和集合の要素数は16である。
① 8 ② 4 ③ 2 ④ 1 ⑤ 0
「日本技術士会」HP
Ⅰ-2-3
仮想記憶のページ置換手法としてLRU(Least Recently Used)が使われており、主記憶に格納できるページ数が3、ページの主記憶からのアクセス時間がH[秒]、外部記憶からのアクセス時間がM[秒]であるとする(HはMよりはるかに小さいものとする)。ここでLRUとは最も長くアクセスされなかったページを置換対象とする方式である。仮想記憶にページが何も格納されていない状態から開始し、プログラムが次の順番でページ番号を参照する場合の総アクセス時間として、適切なものはどれか。
2⇒1⇒1⇒2⇒3⇒4⇒1⇒3⇒4
なお、主記憶のページ数が1であり、2⇒2⇒1⇒2の順番でページ番号を参照する場合、最初のページ2へのアクセスは外部記憶からのアクセスとなり、同時に主記憶にページ2が格納される。以降のページ2、ページ1、ページ2への参照はそれぞれ主記憶、外部記憶、外部記憶からのアクセスとなるので、総アクセス時間は3M+1H[秒]となる。
① 7M+2H[秒]
② 6M+3H[秒]
③ 5M+4H[秒]
④ 4M+5H[秒]
⑤ 3M+6H[秒]
「日本技術士会」HP
Ⅰ-2-4
次の記述の、【 】に入る値の組合せとして、適切なものはどれか。
同じ長さの2つのビット列に対して、対応する位置のビットが異なっている箇所の数をそれらのハミング距離と呼ぶ。ビット列「0101011」と「0110000」のハミング距離は、表1のように考えると4であり、ビット列「1110101」と「1001111」のハミング距離は【ア】である。4ビットの情報ビット列「X1 X2 X3 X4」に対して、「X5 X6 X7」をX5=X2+X3+X4 (mod 2)、X6=X1+X3+X4 (mod 2)、X7=X1+X2+X4 (mod 2)(mod 2は整数を2で割った余りを表す)とおき、これらを付加したビット列「X1 X2 X3 X4 X5 X6 X7」を考えると、任意の2つのビット列のハミング距離が3以上であることが知られている。このビット列「X1 X2 X3 X4 X5 X6 X7」を送信し通信を行ったとき、通信過程で高々1ビットしか通信誤りが起こらないという仮定の下で、受信ビット列が「0100110」であったとき、表2のように考えると「1100110」が送信ビット列であることがわかる。同じ仮定の下で、受信ビット列が「1000010」であったとき、送信ビット列は【イ】であることがわかる。


ア イ
① 4 「0000010」
② 5 「1100010」
③ 4 「1001010」
④ 5 「1000110」
⑤ 4 「1000011」
「日本技術士会」HP
Ⅰ-2-5
次の記述の、【 】に入る値の組合せとして、適切なものはどれか。
nを0又は正の整数、aᵢ∈{0,1}(i=0,1,…,n)とする。図は2進数(aₙaₙ₋₁…a₁a₀)₂を10進数 s に変換するアルゴリズムの流れ図である。

このアルゴリズムを用いて2進数(1011)₂を10進数 s に変換すると、s には初めに1が代入され、その後、順に2、5と更新され、最後に11となり終了する。このように s が更新される過程を
1 → 2 → 5 → 11
と表す。同様に、2進数(11001011)₂を10進数 s に変換すると、s は次のように更新される。
1 → 3 → 6 →【ア】→【イ】→【ウ】→【エ】→ 203
ア イ ウ エ
① 12 25 51 102
② 13 26 50 102
③ 13 26 52 101
④ 13 25 50 101
⑤ 12 25 50 101
「日本技術士会」HP
Ⅰ-2-6
IPv4アドレスは32ビットを8ビットごとにピリオド(. )で区切り4つのフィールドに分けて、各フィールドの8ビットを10進数で表記する。一方IPv6アドレスは128ビットを16ビットごとにコロン(:)で区切り、8つのフィールドに分けて各フィールドの16ビットを16進数で表記する。IPv6アドレスで表現できるアドレス数はIPv4アドレスで表現できるアドレス数の何倍の値となるかを考えた場合、適切なものはどれか。
① 2⁴倍 ② 2¹⁶倍 ③ 2³²倍 ④ 2⁹⁶倍 ⑤ 2¹²⁸倍
「日本技術士会」HP
【正答・解説】
Ⅰ-2-1
この問題は、テレワーク(在宅勤務やリモートワーク)における情報セキュリティの問題について問われています。正答は①で、これが「最も不適切」な記述です。
なぜ①が不適切なのか?
①の記述は「会議参加用のURLを安全な通信路で送付すれば、意図しない参加者の参加を防げる」と言っていますが、これは不十分です。
実際には、下記に示す対策を組み合わせることが必要です。
待機室機能
参加者をいったん待機室に入れて、主催者が承認してから本会議に参加させる
パスワード設定
会議に参加するためのパスワードを別途設定する
参加者の事前登録
あらかじめ参加予定者を登録しておく
URLを安全に送るだけでは、そのURLが何らかの理由で第三者に知られてしまった場合、不正参加を防げません。
他の選択肢はなぜ適切か?
②VPN機器の脆弱性管理
テレワークではVPN(仮想プライベートネットワーク)を使って会社のネットワークに安全に接続しますが、VPN機器にセキュリティの穴(脆弱性)があると攻撃されるリスクがあります。
③フィッシング被害の増加
家庭のネットワーク環境は会社ほどセキュリティが強固でないため、偽のメールやサイトに騙される「フィッシング」の被害を受けやすくなります。
④ソーシャルハッキング対策
カフェなどの公共の場所では、他人に画面を覗き見られたり、会話を聞かれたりして情報が漏れる危険があります。
⑤インシデント対応
何か問題が起きた時に、誰に連絡すればいいかわからないと、問題の解決が遅れて被害が拡大してしまいます。
この問題は、テレワークが普及する中で重要になっているセキュリティ対策の基本的な考え方を問うものです。
Ⅰ-2-2
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技術士第一次試験『R04基礎・適性科目』全45問【解説】
①基礎科目:6問/記事 ✖ 5記事 =全30問 ②適性科目:全15問 👇 ①+②=全45問
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