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株式会社を作ったが、禿げた女。生えたから言える私のモットー!

株式会社

と聞くと利益を追う組織を想像するかもしれない。

でも私が会社を作ったとき、
「儲けよう」という気持ちはほとんどなかった。
医療介護の現場にいると、わかることがある。
この仕事は、真面目な人ほど離脱する。
子どもの熱でも、親の介護でも、

「休みます」

と言いにくい空気がある。
だからせめて、ここだけは違う場所にしたかった。

スタッフが補い合えるように。ライフバランスに合わせて働けるように。
スタッフに還元することで、誰かを救いたかった。

でも実際に

救われたのは、

私だった。

スタッフが「ここで働いてよかった」と言うたびに、私が生きていていいと思わせてくれる。

女性が多い職場。

彼女たちの子どもが笑う顔を見るたびに、私が笑っていられる。

株式会社の設立、

事業の拡大。

「大変だった」という言葉では、
全然足りない。
足りない言葉
それを現場として伝えるとしたら、

禿げた。

笑い話にできるのは、
生えたからだ。

生えなかったら、
たぶん今も笑えない。

ウィッグも買いまくった。

私のモットーは、楽しむこと。
「スタッフの子どもも、孫のように」だ。

紙芝居の声優をやってもらった。
YouTubeにも出てもらった。
一緒にサッカーもした。
その試合で、キーパーをやっていた一年生が、腹で私の渾身のボールをキャッチした
「とられた〜」……悔しかった。

「イテェ」という顔で、
何度も私をチラ見してくる。


私は知らないふりをした。
本気でやっていたから。
息子もスタッフの子ども達を、弟のように可愛がる。

「母よ〜、大人気ない!!」

息子に怒られるが、私は本気。
この子たちは、サッカーを習っているが私は初心者。

「スポーツに

大人も子どももない。

本気でこい!!」

翌日、私は筋肉痛で動けなかった。
一年生は元気に学校へ行った。

新人教育は、もっと難しい。

気持ちの弱い子がいる。
ちょっとした言葉で自信をなくす。
急かしてはいけない。
でも放置してもいけない。

「大卒なんで。」
根拠のない自信満々の子もいる。
知識はある。
でも現場を知らない。
その自信を折るのも違う。
でも、そのまま現場に出すのも違う。

ふたりへの接し方は、

まるで変わる。

これは     「平等なのか。」
ずっと考えている。

同じ対応をすること、
それが平等なのだろうか。

それとも、その人に必要なものを渡すことが平等なのだろうか。

答えは出ていない。
今も沼の中で考える。
世界の情勢も変化して、
答えは出ないだろう。

「正しい経営者」とは?

なれていないとしても、
本気で向き合っているという事実は、
消えないでほしい。

禿げた頭も、
生えた髪も、
筋肉痛も、
沼の中で考え込むことも、
全部、
私の経営者としてのモットーだ。

それが、私の

「新しい仕事に向き合うとき」

だった。

#新しい仕事に向き合うとき

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