【読書記録 -41】頭のいい人が話す前に考えていること
コミュニケーションねえ…
多くの人が割と簡単に「コミュニケーション」というワードを使う。
だけど、どういうことが「優れたコミュニケーション」なのか、どうなったときに「コミュニケーションが上手い」と言えるのか、考え出すとなかなか言語化が難しいものだ。
本書『頭のいい人が話す前に考えていること』には、コミュニケーションとは何かについて、わかりやすく定義がされている。

著者の安達裕哉は、デロイト トーマツ コンサルティング社で1,000社以上の企業に品質面・人事面のコンサルティングに従事してこられ、現在はティネクト株式会社というマーケティング会社を設立されている。
― 承認欲求をコントロールできる者がコミュニケーションの強者になれる ―
これは非常に良い表現だと思った。
著者の言う通り、自分の承認欲求を抑制し、他者の承認欲求を満たすことができる人が、コミュニケーションの上手い人だ。他者を思いやること=親切にしてあげることができ、その言動に至った理由や思考経路を言語化できれば、間違いなく相手の心を掴むことができるだろう。
頭が良いかどうかは他者が決めるものだ。
決して自分で決められるものではない。
頭が良いと見なされるのは、必ずしも知識量が多い人ではなく、相手の立場に立って状況を俯瞰し、最適解を導き出せる人だ。相手を論破して優越感に浸っているような人は「頭が良い」と評価されることはない。独りよがりな正論を振りかざすのではなく、相手との共通認識を形成することを優先し、自己承認欲求をコントロールできる人が頭が良いと評価されるのだ。
本書のインサイト…
それは単なる話し方のテクニックではないだろう。
口を開く一歩手前、すなわち「思考の質をどう高めるべきか」に焦点が当てられている本だ。
本書の最期に著者 安達裕哉は以下のように書いている。
とにかく大事なのは、本を読んで「面白かった」で終わらせず、自分の言葉でまとめることです。心が動いたときにとにかく、メモを開き、書くことを習慣化してみてください。
そう、やっぱりインプットだけでなくアウトプット… そしてそれを習慣化することが大事なんだよ。
