流行をフォローする世界、定番をフォローする世界
2024年3月、ボクは「なぜnoteとXの両方にアカウントを持つべきか」という記事を書いた。
当時のボクは、Xを入口にしてnoteへ読者を連れてくることを考えていた。
Xの利用者数はnoteより圧倒的に多い。まずはXで知ってもらい、興味を持った人にnoteを読んでもらう。そんなイメージだった。
それから2年あまり。
結果は予想と少し違った。
ボクは、Xとnoteでコンスタントに投稿を続けてきた。
その結果、現在noteのフォロワーは1000人を超えたが、Xは300人程度である。
日本におけるXとnoteの利用者数だけを考えれば、ボクのフォロワー数は逆になってもおかしくない。なぜこんな差が生まれたのだろうか。
アクセスランキングを眺めていて、ボクは新しい仮説に辿り着いた。
ボクのランキングの上位に並んでいるのは「7つの習慣」「アドラー心理学」「MBTI」「ドラッカーのマネジメント」といった記事だ。

どれも今週のトレンドではない。しかし、10年後でも検索されていそうなテーマばかりだ。もちろん、noteにもパワーワードは存在するわけだが、Xのそれとは少し性質が違うように思う。
そう、Xで強いのは「今話題になっている言葉」だ。
新しいサービス、ニュース、芸能、スポーツ…
いわば「流行」である。
他方、noteで強いのは「誰もが持っている欲求」だ。
人間関係、心理学、仕事の悩み、お金の稼ぎ方…
いわば「定番」である。
そう考えてみれば、ボクのフォロワー数も納得がいく。
ボクは、読書記録を書き、コミュニケーションについて考え、仕事やマネジメントについて語る。どれも今日だけの話題ではない。
だからXではそれほどフォロワーが増えなくても、noteでは少しずつ読者が増えていったのかもしれない。
2年前ボクは、地道に投稿を続けていれば、Xからnoteへ読者が流れてくるだろうと考えていた。しかし今は少し見方が違う。Xとnoteは競合するものでもなく、相互補完するものでもなく、そもそも役割が違うのだ。
Xが流行をフォローする世界なら、noteは定番をフォローする世界だ。そしてボク自身は、どうやら流行を書く人ではなく、定番を書く人だったらしい。
もっとも、収益化を目指す人にとっては話が違うのかもしれない。
エビデンスはないが、note最大のパワーワードはおそらく「お金」だ。そして、その中でも特に強いテーマは(意地悪な言い方をすれば)「noteでお金を稼ぐ方法」だろう。もし、フォロワーや収益を伸ばしたいのであれば、そのあたりのテーマを扱うのが王道なのかもしれない。
ボクは今後もドラッカーやアドラーの話を書いている気がするけれど。
