【読書記録 -57】複利で伸びる1つの習慣
1%の改善が人生を劇的に変える理由
― 意志の力に頼る習慣化は必ず失敗する ―
本書が提唱するのは、精神論ではなく「仕組み」による行動変容だ。本書によると、毎日わずか1%の改善を積み重ねることで、1年後には37倍もの成果となって現れるそうだ。
なぜ1%の改善が重要なのか…
それは、人間の「現状維持バイアス」に関係がある。
人の脳は変化を拒み、現状を維持しようとする。
ボクたちは、ついつい劇的な成果を求めがちだが、高すぎる目標を設定すると挫折しやすくなるのだ。
だから、目に見えないほどの小さな変化を継続させること=「極小の習慣(Atomic Habits)」が重要になる。複利の力を借りて指数関数的に効果を増幅させていくことによって、ある日突然「何か」が臨界突破し、それが決定的な成功へと繋がるのだ。
『複利で伸びる1つの習慣』

本書の著者 ジェームス・クリアは、習慣形成とパフォーマンス向上の世界的エキスパートだ。彼自身、高校時代に野球の試合中に大怪我を負い、絶望的な状況から「極小の習慣(Atomic Habits)」を積み重ねることで大学の最優秀男子選手に選ばれるまでに見事な復帰を果たした。
この実体験に基づいた「習慣の4つの法則」は、行動科学や心理学の裏付けもあり、極めて実践的である。ちなみに、本書の原題『Atomic Habits』は、原子のように小さく、かつ莫大なエネルギーを秘めた習慣を意味している。
習慣化の大事さをわかってない人は多い
― ボクの経験則でいうと ―
33日の継続で習慣が身に着き始め、66日継続すると、もうそれをしないと気持ち悪くなる。そして700日継続できたら、自分が予想以上の高みに到達していることに気づく「何か」が起きるのだ。
その「何か」とは、きっとあなた自身のアイデンティティの変化だ。
参考リンク集
* Atomic Habits - James Clear Official Site
* ジェームス・クリア 著『複利で伸びる1つの習慣』(パンローリング株式会社)
