見出し画像

【読書記録 -64】とにかく仕組み化

成果を出し続ける組織を構築すること

昨年、日本で1万社超の中小企業が倒産したそうだ。
倒産しないまでも、多くの中小企業が業績の低迷に喘いでいるのが日本の現状だと言える。

経営者はその停滞要因を外部のせいにすることが多いが、本当は内部にあることの方が多い。成果を出し続ける組織を構築することができないまま経営が進んでいくから事業が停滞し、ちょっとした環境の変化に影響を受けてしまうのだ。

問題はリーダーが感情に流されること

組織は、放っておくと本能的に属人化する。
だから、マネージャーはその自然現象に逆らって、数値化とルールの策定… つまり「仕組み化」を進めなければならない

多くのリーダーが、優秀な部下に嫌われることを恐れてルールを曖昧にしてしまう。だが、リーダーが本当に恐れなければならないのは「ルールがないことによって、部下を何が正解かわからない状態に置いてしまうこと」だ。

そのために、リーダーは感情を排して徹底的にロジックで組織を統率しなければならない。それこそが、社員の迷いを取り去り、パフォーマンスを最大化させる(=成果を出し続ける組織を構築する)ことにつながるのだ。


本書『とにかく仕組み化』は、識学の安藤広大による「数値化の鬼」「リーダーの仮面」に続くシリーズ完結編であり、精神論に頼らずに組織を勝たせるための実践的な手順書だ。

どのように「仕組み化」を進めるのか

本書においては、以下の4つの考え方によって「仕組み化」を進めることが提唱されている。

1. 文章化によって責任と権限を明確にする。
2. 距離感と制限時間によって危機感を持たせる。
3. 正しく比較させ、平等を保つことによって全体の利益を優先させる。
4. 企業理念によって方向性を示し、変化を促す。

そう、「仕組み化」の真髄は、誰がそのポジションについても同じ成果が出る状態を作ることだ。そしてリーダーの役割は、部下を鼓舞することではなく、迷いなく動けるルールを整備し、そのルールが正しく運用されているかを監視することだ。

リーダーが現場に介入しすぎると、部下は自ら考えることをやめ、動く機会を失ってしまう。逆に仕組みさえ整っていれば、部下は感情に左右されず、自ずと成果に向かって邁進するようになるのだ。

参考リンク集

・株式会社識学: 公式サイト
・Amazon『とにかく仕組み化』書籍紹介ページ


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集