【読書記録 -66】数値化の鬼
リーダーが身に着けるべき「数値化」の習慣
主観や感情による評価は誤解を生みやすい。
そしてそれは、企業の成長を止める原因となる。
だからリーダーは、物事を数字で捉える「数値化」の習慣をまず身に着けるべきなのだ。
本書『数値化の鬼』の著者は安藤広大。
過去2回もボクの読書記録に登場している、識学の代表だ。

なぜ数値化が重要なのか
それは、数字が唯一の「共通言語」だからだ。
リーダーが「もっと頑張れ」と精神論を説いても、人によって頑張りの基準は異なる。しかし、例えば「行動量を2倍にせよ」という指示であれば、それは誰にとっても同じ意味を持つ。
本書においては、数字を共通言語にするための具体策の入り口を「PDCAを回すこと」として示している。「なんだ、そんなことか…」と思った人も多いかもしれないが、ボクの知る限り、正しくPDCAを回すことができている組織は非常に少ない。
P(プラン):計画
→数値化された目標
D(ドゥ):行動
→計画を基にした具体的なプロセスや行動
C(チェック):評価
→上司が与える評価、あるいは自らによる振り返り
A:(アクション):改善
→評価を基にした反省と次の改善点
成果を出せるリーダーの仕事術とは
ポイントは「変数」の考え方だ。
ビジネスにおいて、すべての物事は一旦数字に置き換えることができる。そして、ビジネスで発生する物事には「変えられること」と「変えられないこと」がある。
成果を出せるリーダーは、どこに変数(どこを動かせば結果が変わるか)が隠れているかを特定することに長けている。仕事の成果が思わしくないとき、その仕事の変数を特定し、それを数値化して管理する… それこそが上記で示した「PDCA」の考え方であり、真に効率的で再現性の高い仕事術なのだ。
ビジネスで「数字に強い」というのは、桁数の多い暗算ができるとか、普段使わないような複雑な計算式を知っているとか、そういうことではない。そんなのはExcelやAIに任せておけばいい。
成果を出せる(数字に強い)リーダーがやるべきことは、PDCAを回して変数を特定し、その変数を数値化して、削減するためのアクションアイテムを考えることなのだ。
参考リンク集
* 株式会社識学 公式サイト
* Amazon『数値化の鬼』書籍紹介ページ
