猫だった記憶はない
昨日はずっと寝ていた。
特に体調が悪かったわけではないが、時々ひたすら眠い日がある。
外は真夏日だそうだ。
遮光カーテンを引いてエアコンをガンガンに回す。
いつかじっくり読もうと思っていた『ハリー・ポッターと賢者の石』を引っ張り出して少し読んだ。面白いけど眠気に勝てずベッドにもぐりこむ。
昨日はそんな感じで一日を過ごした。
特に予定もなかったしな。
自分の前世は猫だったんじゃないかと思う時がある。
ボクは基本的に単独行動だ。
絶対に群れることをしない。
会社の飲み会にも行かないし、友人も少ない。
どうしても集団の輪の中にいなければならないときは、必ず端っこのほうにいて気配を消している。
寝るときも横向きで丸まって寝る。
そして、だいたい手首を折り曲げている。
ちょっとした気配ですぐ目を覚ますので、周りに人がいるところでは眠れない。だけど雑音はいくら大きくても平気だ。
警戒心が強いのだ。
基本的に人を避ける傾向があるので、他人との距離は多めにとる方だ。
いつも「ボクに関心を持たないでほしい」と思っている。だから、何かを祝われることが苦手だ。誕生日とか。
今日は約束があるので出かけなければならない。
やる気を出すには、ちょっと先の予定を見据えて、それに向かって簡単な計画を立てるのがいい。
さあ、そろそろ準備を始めるか。
