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オプトイン / オプトアウト

先日、ある本を読んでいて知ったことだが…

オランダで2020年7月から新しい臓器提供法が施行されたそうだ。それは18歳以上の全住民に対し「臓器提供を希望しない」という明確な意思を登録しない限り、臓器提供に同意しているとみなされる「オプトアウト(みなし同意)」と呼ばれる考え方だ。

日本にも臓器提供制度は存在する。
日本の場合は「オプトイン(書類による明示的同意)」方式だ。臓器提供を行うためには、本人が生前に書面(臓器提供意思表示カード、運転免許証、マイナンバーカードの意思表示欄など)で提供の意思を明確に表示し、かつ家族がそれを拒否しないことが必要となる。

(当然のことだが)それによってオランダと日本の臓器提供意思表示率は大きく差が開いた。日本の臓器提供意思表示率が10%程度なのに対し、直近のオランダでは80%の人が臓器提供の意思表示をしている。

これは国民性とか宗教観などの差ではない。
シンプルに仕組み・・・の差だ。

同じようなことは日本国内でも起きている。
それは「置き配」だ。

Amazonの置き配は「オプトアウト」方式だ。
商品を注文した時点で置き配指定(みなし同意)となり、置き配をして欲しくない人だけが対面配達を選択する。

一方、ヤマト運輸や佐川急便などの宅配事業者の置き配は「オプトイン」方式である。デフォルトは対面配達、受け取る側が指定しないと置き配にならない。

2025年11月のニュースによると、国土交通省は再配達の削減を目的として、置き配を宅配の標準サービスに位置付けることを決め、標準運送約款の改訂作業を進めることを明らかにしたそうだ。

だが、問題はそこではない。
ヤマト運輸や佐川急便がオプトアウト方式を導入しない限り、彼らがAmazonと同等の置き配率に追いつけることはないだろう。

国がどんなに「置き配サービスが配送ドライバーの負担軽減に役立つ」と呼びかけても、どんなに「環境負荷の改善につながる」と呼びかけたとしてもだ。

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