空気の読めない人
あの人は空気が読めない…
なんて言われる人がいる。
AIに聞いてみると、空気を読むとは「その場の雰囲気や状況、相手の気持ちを察して、自分が何をすべきか・すべきでないかを判断し、適切に行動すること」だそうだ。
ここでポイントとなるのは「何をすべきか・すべきでないか」の部分だろう。
一般的に、空気の読めない人と言うと「その場の状況において、すべきではないことをする人」を指す場合が多い。しかしよく考えてみると、その逆の「その場の状況において、すべきことをしない人」も、空気の読めない人ではないか。
昨今、はみ出す側の空気の読めない人は叩かれることが多くなってしまった。階層の多い大手企業は、常に上位職にお伺いを立てながら仕事をし、はみ出さないように細心の注意を払う。そして上位職もはみ出さない人を可愛がる。その方が自分が楽だからだ。
だから多くの人が、はみ出さない側の空気の読めない人になってしまっているように思う。それは、常に上位にお伺いを立てて、ひとつずつ確認しながら業務を進めるということを続けることによって「その場の雰囲気や状況、相手の気持ちを察する」スキルを身につけることができなくなるからだ。
ギリギリを攻めてトライアンドエラーを繰り返さない限り、物事の機微はわからない。
つまり(逆説的だが…)たまに「空気の読めない人」と言われるくらいでなければ、本当の意味で空気を読むことはできないのだ。
