シゴデキ先輩の役割
会議の場では反対意見が出ないのに、会議が終わったあとになるとポロポロと反対意見が出てくることってないかい?
そういう組織は、心理的安全性が担保されていない組織だ。
心理的安全性が担保されていれば、みんなが言いたいときに言いたいことを言う。それができていないなら、その組織には安全性を抑圧する「何か」が存在しているということだ。
解決方法は意外と簡単だ。
抑圧される側の誰かが口火を切ればいい。
バカなふりをして「それって、なんでそうなんですか?」と聞けばいい。
だけど、それを言うのは、メンバーの中でも古株で、それなりに仕事のできるヤツ…いわゆる「シゴデキ先輩」でなければならないんだ。
彼が口火を切ることで、後輩たちは「あれでいいんだ」と思い始める。そのうち何人かは真似をし始めるだろう。それが小さなムーブメントとなり、いつしか文化として定着する。
残念ながらシゴデキ先輩にリターンはないだろう。
むしろ上層部から疎まれるかもしれない。ー上層部から疎まれることを善しと考えるヤツなら、なおさらこの役割にもってこいだ。
経営者は、そういう行動をするシゴデキ先輩を手放してはいけない。彼らとゲームの対戦相手のような、敵でもあり味方でもある関係性を続けていくべきだ。
なぜなら、彼らが会社の文化を形成する礎となってくれるからだ。
