【読書記録 -62】「キングダム」で学ぶ乱世のリーダーシップ
乱世で勝ち抜くためのリーダーシップとは
現代のビジネス環境は、VUCA(変動性、不確実性、複雑性、曖昧さ)の時代などと表される。つまり現代は、古代中国の春秋戦国時代と同様の「乱世」であると言えるのかもしれない。
そんな現代において、漫画「キングダム」はビジネスリーダーや経営者に熱狂的に支持されている。それは「キングダム」が単なる歴史アクション漫画ではなく、「組織論」「リーダーシップ論」などが凝縮された物語であるからだ。
漫画「キングダム」において、主人公・信(しん)が率いる「飛信隊」は、個々の能力は低くとも、絆と信頼で成長する「学習する組織」のシンボルだ。そして物語内では、しばしば「カリスマタイプ(行動型)」と「戦略タイプ(理論型)」の武将による対立や融合が描かれる。
本書『「キングダム」で学ぶ乱世のリーダーシップ』の著者 長尾一洋は、ITを活用した営業コンサルティングの第一人者であり、株式会社NIコンサルティングの代表取締役だ。
本書においては「キングダム」の物語を構造的に分析し、登場する様々な武将の言動を引き合いにしながら「勝つためのリーダーシップ」論が解説されている。数多くの企業の現場を見てきた著者だからこそ、漫画の抽象的な概念を、具体的な組織論や戦略論へと落とし込むことが可能だったんだろう。

リーダーなら覚悟を固めろ
真のリーダーシップとは、他者に「この人のために動きたい」と思わせる人間力と、勝利への道筋を示す論理的思考の両輪であるべきだ。
乱世において、立ち止まることは死を意味する。
リーダーの責を負うものは、目指すべきリーダー像を明確に描き、組織を勝利へと導く覚悟を固めなければならないのだ。
参考リンク集
・NIコンサルティング 著者紹介ページ
・Amazon『「キングダム」で学ぶ乱世のリーダーシップ』書籍紹介ページ
・集英社:キングダム公式サイト
・東洋経済ONLINE:漫画「キングダム」に起業家が心奪われる納得理由
