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「じゃない方」戦略

「オルタナティブ・ロック」という音楽カテゴリーがある。

「オルタナティブ」は、「代替の」「代わりとなる」という意味を持つ英単語だ。それは「もう一つの選択肢」という意味も持っていて、主流となっているものとは異なる新たな選択肢や価値観を指す際に使われる… つまり「じゃない方」的な意味合いで用いられることが多いワードだ。

オルタナティブ・ロックの代表的なバンドはニルヴァーナだろう。1980年代のヴァン・ヘイレンやボン・ジョビなどの王道ロックに対する「じゃない方」として1990年頃に人気を博したアメリカのロックバンドだ。

オルタナティブは「戦略」を表している。
主流派(メインストリーム)に対抗するための弱者の戦略であり、先行受益者へのレジスタンス活動だ。

まずやるべきことは、自分自身が「オルタナティブ」であることを認めることだ。「自分はメインストリームなんだ!」と思っているなら王道で真っ向から勝負すべきであって、オルタナティブ戦略を取るべきではない。

次にメインストリームのやっていることを具に研究しよう。それを知らないと「本流じゃない方」のアプローチの仕方がわからない。

そこまでの準備ができたら、オルタナティブなアプローチを考えよう。これは試してみるしかない。小規模なテストを繰り返すのだ。

(メインストリームが通常やっていることに対して)収益構造を変えてみる、時間軸の捉え方を変えてみる、ターゲット層を変えてみる、マネジメント手法を変えてみる…など、お金をかけずに試せることはいろいろある。

その時に気をつけたいのは、「自分の得意なこと」から離れないようにすることだ。「自分の得意なこと」とは、その分野で一定以上のナレッジがあることだけでなく、その業界である程度の知名度があることも含まれている。

それらを持ち合わせてないなら、それはメインストリームでもオルタナティブでもない。「ルーキー」として活躍できる場所を探すべきだ。

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