企画立案
前職時代からいうと、もう20年以上の付き合いになるだろうか… 小さな会社を経営している後輩がいる。
彼はENTJ(指揮官)の人だ。
なので、INFJのボクとはまるで性格が違うし、行動原理も異なっている。
だけど、N/Jなところは共通している。
理想が高いというところでは共感しあっていたように思うし、二人とも計画的に物事を進めるのが得意だった。だから、彼と上司/部下としてタッグを組んでいた頃、ボクらのチームは抜群に業績が良かったのだ。
違うところもあった。
ボクはどちらかというと体系的であることを好み、彼は管理的であることを好んだ。だから、ボクが企画立案や手順書を作るするところを担当し、彼が実行部隊として指揮を振るうという形で補完しあっていた。
彼にとってボクは最も苦手な存在だ。
上司/部下の関係だった当時、ボクが彼のプライドをバキバキにへし折っていたので、そのトラウマが今でも残っているのだろう。だけど、今ではお互いにそこそこの成功者としてそこそこリスペクトし合っている。
先日、久しぶりに彼に会いに行って少し会話をした。
(NJとは全く関係ないが)二人とも偏食傾向があって、ワーカホリックだ。だから「一緒に食事に行こう」なんて話にはならず、お互い事務所で手を動かしながら近況報告をするのが恒例となっている。
だがその日、ボクらは珍しく手を止めて議論を交わした。
議題は「なんとかして、メシを食わずに生きていけないものか…」というものだ。栄養を摂ることが目的の食事は時間がもったいない。せめて一粒飲むと腹一杯になって栄養も十分な丸薬のようなものが発売されないだろうか… なんて妄想で盛り上がった。
ひとしきり妄想話で盛り上がっても、いつのまにか会話は現実的な方向に流れていく。
人材不足… 労働集約型の企業の悩みはいつもそこだ。
…しゃーねーなー。
オレがなんとかするわ。
言いましたね。
できるんスか?
予算いくら出せんの?
任せますよ。
金はあるんで。笑
OK。じゃあプラン練って必要なメンバー揃える。
また連絡するわ…
そう言い残してボクは事務所を後にした。
…そうか、企画立案はボクの役割だったな。
なんてことを思いながら、ボクは川沿いの道を駐車場に向って歩き始めた。
