見出し画像

スピード感の違い

他人に気を遣える人は将来の予測ができる人だ。

もちろん、目の前を歩いている女性が落としたハンカチを拾ってあげるとか(…そんな経験はしたことないけど)、書店の棚で同時に手に取ろうとした本を譲ってあげるとか(…これも経験ないなー)、そんな瞬発的な配慮も大事だ。

だけど、そんなわかりやすい心配りではなく、誰にも気づかれないような気遣いをしている人がいる。

その人は、「今このタイミングで自分がトイレに行くと、トイレが混んでしまって本当に行きたい人が行けなくなるかも」とか、「誰も言わない懸念的を、嫌われるのがわかっていても敢えて言っておかなければ」とか、そんな考えの人だ。

その人は、自分の歩くスピードは速いにも関わらず、なぜかどんどん割り込まれてしまう人だ。そして、たくさんの人が集まる場所では発言を控えて、敢えて聞き役に徹する人だ。

その人は、結論から話さない。
普通の人と結論の置き場所が違うからだ。
いや、違う前提・・・・で生きているからだ。

普通の人の結論の置き場が1mくらい先だとすると、その人は100mくらい先を見ている。だから、自分の周りの世界の流れをスローモーションで見ることができて、その世界の流れを100m先まで辿っていくことができるのだ。

だけど、その人の周りの人たちはそのことに気付かない。いや、気付けないのだ。

だから、その人は対人関係に悩む。
それは、その人自身の価値観と周りの人の価値観とのギャップによるものだろう。距離の違いというより世界線の違いなのかもしれない。

他人の価値判断に同調し、他人のスピードに合わせて行動する人は多い。

だけど、他人に気を遣える人は、他人の価値観は他人のスピード感と捉えて、自分が「善い」と信じる行動を取る。それを引け目に感じる必要はないし、周りのスピード感に合わせようとすべきでない。

それがあなたの強みであり、魅力なのだから。

いいなと思ったら応援しよう!