ゴルゴ13
混んでる電車に乗りたくない。
だから、いわゆる「オフピーク通勤」をしている。
だいたい最寄駅6:30発の電車に乗って7:30に会社に着く。8:00近くなると電車が混み始めるからというのが理由のひとつだ。
ボクは東京居住者なので、いろいろな路線の組み合わせで目的地に着くことができる。大きく言うと4つの選択肢がある中で、わざわざ3回も乗り換えなければならない最も非合理なルートを採っているのも、その経路が最も車内が混んでいないからだ。
アメリカの文化人類学者 エドワード・T・ホールは、パーソナルスペースを以下の4つの距離に分類している。
密接距離:0~45cm(親しい人に許される距離)
個体距離:45~120cm(表情が読み取れる距離)
社会距離:1.2~3.5m(会話が可能な距離)
公衆距離:3.5m以上(講演会など)
ボクはパーソナルスペースを広めに取るタイプだ。
「個体距離」まで近づくことはまずない。
最低でも「社会距離」をとろうとする。
ウチのオフィスはフリースペースで、ひとつのデスクは割と広めに設計されている。椅子と椅子と距離は概ね1.6mくらいだ。それでもボクにとっては近いと感じる距離だ。
ボクが7:30に出勤するもうひとつの理由はそこだ。
毎朝、誰よりも先にオフィスに着いて窓際の隅の席を確保する。そうすればボクの左には誰も座ることができない。
右隣に誰か座ると1.6mの距離。だけどそこに誰も座らなければ、もうひとつ先の椅子との距離は3m以上になる。それなら安心できる距離感だ。だから、ボクはいつも「隣に誰も座りませんように…」と祈りながら仕事をしている。
そして「オレの右隣に座るな!」という、ゴルゴ13のようなオーラを出しながら仕事をしていると思う。
