自立すること
自立できていない人が多いなと思うことがある。
会社の規模が大きくなればなるほど、みんな自分より上のポジションの人に依存する。会社の規模感が大きくなる過程で無自覚な依存階層が無数に出来上がっていくのだ。
だから「やってみないとわからないじゃない」なんて言葉があちこちから湧いてくる。それは、やってみたけど上手く行かなかったときに、上司から「ナイスチャレンジ!」「次は頑張ろう!」と言ってもらえることが明白だから言えることだ。自分が判断が誤ると、部下やステークホルダーを路頭に迷わせてしまうリスクを背負っている経営者には、依存する相手がいないので到底そんな発言はできないだろう。
だから多くの会社員は自立できないのだ。
彼らは、上司から指示されたことをソツなくこなし、余計なことは極力しないで、小さな範囲のロビー活動にいそしむ。それが依存関係を(良好な状態で)維持するために最も効果的な方法のだ。
ただ、それが悪いこととも思わない。
ボクは経済的には会社に依存している(上司に依存しているわけではない)が、精神的には自立していると思っている。しかし、それは上司から見て「扱いづらい部下」と認識されてしまうことになるので、自立などしないで依存階層の中に混ざり込んだ方が楽ではあるのだが…
多くの社長は経済的にも精神的にも自立しているだろう。いや、経営者はそうでなければならない。
会社が経済的に自立できていないのであれば、その会社は存在できない。逆に会社は経済的に自立はできているが、社長が精神的に自立できてないのであれば、その会社は迷走し、いずれ消滅していくだろう。
