【読書記録 -10】キヨミズ准教授の法学入門
なんだったろう…
なにがきっかけでこの本を手に取ったのか全く記憶にない。
だけど面白かった。そして読みやすい。
法学に興味がある人もない人も是非読んでみるべき一冊だ。
『キヨミズ准教授の法学入門』は、法学を初めて学ぶ読者に向けて、法律の考え方を身近な事例から丁寧に解きほぐす一冊である。

著者の木村草太は、憲法学者として知られ、東京都立大学の法学部教授を務める人物である。憲法を中心に、法と社会の関係を分かりやすく解説する論考やメディア発信でも評価が高く、専門性と平易な語り口を併せ持つ研究者である。
法律とは単なる「ルール集」ではなく、社会の対立や問題を調整するための思考の枠組みであり、法学とは単なる「暗記科目」ではなく、問いを立て、理由を考え、結論を導く知的作業である。
本書で展開されるのは、キヨミズ准教授と学生たちの対話だ。その対話を通じて、ルールがなぜ必要なのか、例外はどのように正当化されるのかが自然に理解できる。その対話を追っていくことで、ボクらは憲法や権利などの概念を、日常のトラブルや素朴な疑問に結び付けて理解していくことができる。そして、たくさんの正解が一つではない問題に対し、どのように解答を求めるべきなのかという示唆を得ることができるだろう。
本書を読んでいると、法的思考が日本社会の理解や仕事上の判断にも応用できることがわかってくる。ボクらが現代社会を生きていくための基礎的な教養書として、一読しておくことをお勧めしたい。
