分析は数字ではなく言葉で行え
昨日の記事で言い足らないことがあったので、その続きを…
昨日の記事では、多くの経営者が分析が苦手なのは、思考が統合の方に向いているからだと書いたが、ボクはもうひとつ理由があると思っている。
それは数字の呪縛だ。
多くの経営者は、なぜか数字至上主義者である。
確かにボクも数字を扱う人のひとりであり、それでメシを食っていると言ってもいいくらいだ。しかし、それはマーケティングや財務管理や人事評価などに必要なものであって、問題解決のアプローチは全く別物だ。そして、中小企業に必要となる分析の大半は「問題解決」のアプローチであるはずだ。
問題解決の分析は現状把握から始める。
冷静に今どんなことが起きているかをパーツごとに分けていくのだ。そうすると、自然とそれぞれの事象が理解しやすくなる。起きている問題を自分なりに解釈するのだ。
そして、その時にチームに渦巻いている感情を俯瞰で把握する。もちろん自分自身の感情をもだ。
それは数字じゃない。
言葉で解釈するんだ。
解釈は(善きにつけ悪きにつけ)行動に繋がるが、数字は行動には繋がらない。数字の表す意味合いをチームメンバーそれぞれがバラバラに解釈してしまえば行動もバラバラになる。経営者の感情とチームメンバーの感情が異なっていれば、行動も異なってくる。
今起きていることをパーツに分解し、メンバーの解釈や感情の乖離の大きいものを見つけ出す作業が、問題解決における分析なのだ。そして、その乖離を小さくすることができれば、それが問題解決に繋がっていくんだよ。
