【読書記録 -119】ハリー・ポッターと賢者の石
やっぱり、このシリーズは読んでおきたい。
だって「ハリー・ポッター読んだことないんです…」って言えないじゃない?(とはいえ、これまで「ハリー・ポッター読んだことある?」って訊かれたことはないが…)
改めてじっくり読んでみると、やっぱりJ・K・ローリングってすごい。どうやったらあんなストーリー(だけじゃなく人物やモノの名称も)を思いつくんだろう。

さて、いまさらこの作品について語ることはない。
書籍だけでなく映画で観た人(ボクもそのひとりだが)も多いはずだ。
だから、Geminiに頼んで『ハリーポッターと賢者の石』のストーリーを明治後期の京都にコンバートさせてみた。
なんだかちょっと「鬼滅の刃」っぽくなったなあ。笑
『針生 ぽったあ と 浄瑠璃の勾玉』
【登場人物 鏡(対照表)】
針生 ぽったあ(はりう ぽったあ):額に「稲妻型の刀傷」を持つ少年。
出雲 炉尾ん(いずも ろおん):大家族の没落士族の少年。赤髪ならぬ、生まれつき赤茶けた髪。
氷室 波摩衣(ひむろ はまい):文明開化の商家の娘。お調子者の二人に呆れる秀才。
白髭 泥不留道(しらひげ どぶるどう):大極殿魔法学校の総長。長い白髭を蓄えた和装の老魔術師。
滑皮 部怒(なめかわ ぶど):かつて世界を震撼させた、名を呼んではいけない「あの男」(ヴォルデモート)。
第一章:烏丸通の奇妙な郵便
明治三十年。京都の端にある、偏屈な叔父の家に引き取られていた針生ぽったあは、毎日を暗い納戸の中で過ごしていました。叔父一家は文明開化に傾倒し、古臭い「陰陽道」を徹底的に嫌う人々でした。
しかし、ぽったあが十一歳になる夏、一羽の青鷺が、見たこともない和紙の手紙を運んできます。そこには、墨痕鮮やかにこう書かれていました。
『貴殿を、京都大極殿魔法学校の一回生として迎える』
叔父は激怒して手紙を燃やしますが、翌日には数百羽の青鷺が庭を埋め尽くします。そこへ突如、大大特大の体躯を持った男、学校の守衛・岩口(はぐりっど)が、嵐と共に障子を破って現れたのです。
「ぽったあ、お前さんは『術師』の血を引いとる。あの、滑皮の呪いから生き残った唯一の男児(おのこ)や」
第二章:新京極の裏小路と烏丸キネマ
岩口に連れられて向かったのは、賑わう新京極通。古びた提灯屋の裏口を術で叩くと、空間がぐにゃりと歪み、明治の妖術師たちが集う秘密の闇市「常夜小路」が現れました。
ぽったあは、狐の化け物が営む「両替商」で亡き両親が遺した小判の山を受け取り、「桜の木で作られた、烏の羽が芯に入った和傘」を購入します。
そして九月一日。京都駅の「四番線」と「五番線」の間にある、古びたレンガの柱に体ごと飛び込むと……そこには、漆黒の闇を走る幻影列車「大極殿号」が待っていました。車内で出会ったのは、お下がりのはおりを着た出雲炉尾んと、すでに教科書を暗記している気の強い少女、氷室波摩衣でした。
第三章:大極殿魔法学校と「選定の能面」
列車が着いたのは、比叡山の結界の奥にそびえ立つ、巨大な平城京を模した五重塔の城。
新入生たちは大広間に集められ、古びた「能面(選定の面)」を顔に当てられます。能面は、不気味に目を光らせて喋り出しました。
「ふむ……勇猛なる『獅子(ぐりふぃんどーる)』か、狡猾なる『大蛇(すりざりん)』か。お前には強い闇の素質もある。……よし、『獅子』へ行け!」
ぽったあは炉尾ん、波摩衣と共に「獅子の寮」へ。
しかし、学校の生活は一筋縄ではいきません。髪を油でなでつけ、ぽったあを敵視する薬術の教師・須泥不(すねいぷ)は、いつも冷たい目でぽったあを睨みつけるのでした。
第四章:夜の御所と、三つ目の狛犬
ある夜、意地悪な同級生 間炉衣(まるふぉい)に騙され、立ち入り禁止の「西の回廊」に迷い込んだ三人。そこで彼らが目にしたのは、床の隠し扉を守る、頭が三つある巨大な恐怖の狛犬でした。
「あの狛犬が守っているものは何かしら?」
波摩衣の機転でなんとか逃げ出した三人は、学校に恐ろしい秘密が隠されていることに気づきます。かつて、あの「滑皮」が欲しがった、不老不死の霊力を持つ『浄瑠璃の勾玉』が、学校の地下に隠されているのではないか、と。
第五章:鞍馬の空中戦と、最後の対決
学校では、和傘に乗って空を飛び、妖火を奪い合う伝統競技「飛天球(くいぢっち)」が開催され、ぽったあは天才的な才能を発揮します。しかし、その裏で勾玉を狙う影は確実に動いていました。
須泥不先生が犯人に違いない――そう確信した三人は、夜、三つ頭の狛犬の部屋へと突入します。
地下に待ち受けていたのは、数々の術の罠。
体を締め付ける「呪いの葛(かずら)」
空を飛び交う「鍵の付いた無数の折り鶴」
そして、自分が駒となって血を流す「巨大な将棋盤の罠」
炉尾んが自らを犠牲にした見事な一手で将棋に勝利し、波摩衣が論理の謎解きをクリアします。最後に、一人で最奥の部屋へと進んだぽったあ。
そこに待っていたのは……須泥不先生ではなく、いつも気弱に怯えていた風の頭巾を巻いた術師、喰衣流(くぃれる)でした。
喰衣流が頭巾を外すと、その不気味な後頭部には、他人の肉体を乗っ取って生き延びていた「滑皮」の、蛇のような顔が浮かび上がっていました。
「ぽったあ、その鏡を見ろ。勾玉はどこにある」
部屋の中央にある「真実の姿を映す姿見」。ぽったあが鏡の前に立つと、鏡の中の自分が、自分の懐に「真っ赤な勾玉」を入れるのが見えました。次の瞬間、ぽったあの着物のポケットに、ずっしりとした重みが走ります。
「お前が持っているな! 殺せ!」
滑皮が襲いかかりますが、喰衣流がぽったあの肌に触れた瞬間、喰衣流の手は激しく焼けただれ、灰へと変わっていきました。ぽったあの母が遺した「愛の保護魔術」が、明治の世でも彼を守ったのです。
エピローグ
気がつくと、ぽったあは大極殿の医務室の畳の上に寝かされていました。枕元には、白髭総長が微笑んで立っています。勾玉は無事に破壊され「滑皮」の野望は潰えました。
学期末の大宴会。それまで最下位だった「獅子の寮」は、ぽったあ、炉尾ん、波摩衣、そして最後に勇気を示した同級生 寝不流(ねびる)の活躍によって大逆転。五重塔の城に、獅子の深紅の幕が誇らしげに掲げられます。
夏休み。再び烏丸通の叔父の家へと戻る幻影列車の中で、ぽったあは炉尾んと波摩衣に笑顔で手を振りました。
「じゃあね。僕には、初めて本当の『家』ができたよ」
文明開化の京都の街へと、ぽったあを乗せた漆黒の列車が、妖しき煙を上げて消えていくのでした。
